ガンプラ作例【1/144 デルタガンダム】を空山竜司が百式ベースで製作!(その2)~頭部・肩の工作~

更新日:2016年12月13日 14:35

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製作・文●空山竜司/編集●電撃ホビー編集部

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2016年8月に発売され話題となった「HGUC 1/144 百式」に惚れ込んだ空山竜司が、百式そのものを作るのには飽き足らず、「HGUC 1/144 デルタガンダム」のパーツを使って百式ベースでデルタガンダムを製作!

 

今回から製作を開始します。まずはこだわりの頭部の工作と、腕部など。空山作の百式と並べて撮影してみました。両機の違いを、ぜひお楽しみください。

 

 

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1/144 デルタガンダム(「HGUC 1/144 百式」改造)

 

模型製作ライターをするようになり作例以外でガンプラを作る機会は少なくなってしまったのですが、今年発売された「HGUC 1/144 百式」は、ホビーショーで試作品を見てからずっと気になっていたキットで、発売直後には趣味模型として購入し、ほぼストレート組みで仕上げました。挑戦的なプロポーションに加えて、実際に手に取ってみると「作りやすさ」という点でも目を見張るものがあり、滅多にないことですが(笑)もう一度作ってもいいとさえ思ました。

 

電撃ホビーウェブでの作例としては本庄聖さんがレビューされているので、この百式のバリエーションでもある「デルタガンダム」ではどうかと思い、自ら編集部に掛け合って今回作例として発表することとなりました。

 

基本的には百式と「HGUC 1/144 デルタガンダム」とのニコイチにはなりますが、二体並べたときのことを考慮して極力百式のパーツを残し、系譜としての繋がりを感じられるような方向性で製作していきました。

 

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▲空山竜司の製作した「HGUC 1/144 百式」と並べて撮影。百式からの、技術的な系譜が感じられます。

▲空山竜司の製作した「HGUC 1/144 百式」と並べて撮影。百式からの、技術的な系譜が感じられます。

 

 

頭部

頭部は、額パーツとフェイス部をデルタから移植。額パーツの角は薄く削り込んで先端を少し延長し、フェイス部は両サイドから削り込んで大きさを合わせています。設定では頭頂部のラインはZガンダムに似ているので、アルテコパテで形状修正。アンテナはテーパー状に削り込んだ1ミリ径アルミ棒に変更しています。

 

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▲頭部全パーツ分解。両側のパーツは無加工で、フェイス部は元の百式の基部を使用して両側のパーツと接続。目は0.3ミリプラ板から切り出したものを貼り、凸形状にして塗り分けしやすくしています。

▲頭部全パーツ分解。両側のパーツは無加工で、フェイス部は元の百式の基部を使用して両側のパーツと接続。目は0.3ミリプラ板から切り出したものを貼り、凸形状にして塗り分けしやすくしています。

 

▲完成した頭部。

▲完成した頭部。

 

上腕

上腕から肩はデルタのものを使用し、肩内部パーツからのダボがそのままだと前腕まで届かないので、2ミリプラ棒に変更し百式のフレームを貫通するように加工。肩から下に向かう羽はシールドとの干渉を避けるために少し切り詰めています。

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▲上腕の製作過程。白く見えるのはメッキを剥がしたデルタガンダムのパーツ。

 

 

上腕パーツ内部に0.5ミリプラ板を全周に貼り、百式フレームとに生じるガタつきを無くしています。

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▲上腕の、肩への接続部分。左が百式、右が作例。作例はデルタガンダムの上腕パーツのほうが、若干太いのがわかる。

 


 

 

次回も工作についてお届け。胴体や脚部、ウイングなど、百式と似て非なる部分を徹底工作します!

 

 

DATA

HGUC 1/144 百式

  • 1/144スケールプラスチックキット
  • 発売中
  • 価格:1,944円(税込)
  • 発売元:バンダイホビー事業部

 

 

関連情報

 

(c)創通・サンライズ

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