「ちょっとやりすぎちゃった」パンクブーブー佐藤とサクライ総統が大河原邦男直撃インタビュー!!第3回【ガンプラの未来について】

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ニコ生「突撃!電ホビステーション」の企画で、大河原邦男先生に直撃インタビューを敢行した、パンクブーブー・佐藤哲夫さんとプロモデラー・サクライ総統。とても貴重なお話をたくさん聞けたので、電撃ホビーウェブでも公開しちゃいます!! 全6回のスペシャルインタビュー、第3回は大河原先生によるガンプラの未来についてです!! またインタビューの模様は、「電撃ホビー.ch」会員限定で動画でも公開中なので、ぜひこちらもチェックしてみてください!

 

※バックナンバーもあわせてご覧ください。

 

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パンクブーブー佐藤哲夫(以下、佐藤):電撃ホビーウェブの前身である雑誌『電撃ホビーマガジン』創刊号のテーマは「ガンプラの未来を予測する」でした。今後ガンプラがどう変わっていくと予想されますか?

 

大河原邦男(以下、大河原):ガンプラは発売されてから36年が経ちます。歴史的にかなり長いわけで、初めは接着剤、色を付けて、腕を競い合っていました。特にうちの場合ストリームベース(※)の小田さんとかその仲間たちが学生時代から入っていたので、彼らが模型界のリードをしていた側面もありまして、彼らのグループの要求でMSV(モビルスーツバリエーション)(※)を展開しました。当時、まさかガンダムがこれほど長く続くと思っていなかったので、やりたい放題やっちゃったんですよね。おそらく今あれをヒストリーに入れ込む作業をしている人たちは大変だと思います。

 

結局ホビーなので自分がやりたい方向に、ひとつの素材があるわけで、そこからどんどん発展して自分なりの世界を作って楽しんでもらうのが、ホビーの方向だと思います。特に私の場合、絵を描くよりものづくりの方が好きなので……ただプラモデルみたいにあてがわれるのが嫌なんですよね。一から作り出したいという願望が多いものですから。プラモデルは組み立てた後がその人の作品になるので、いつも審査とか頼まれるんですけど、怖いんですよね。壊れやすいじゃないですか、プラモデルって。私だったら、どのプラモデルでも全部金属で作りたいとか、それもネジで全部留めていきたいとか、全部バラして並べられるような、そんな作り方をしたいんです。私がもしプラモデルをやるとしたらプラモデルじゃなくてメタモデルになるのかなって。そういうのであればチャレンジしてみたいという気持ちがありますね。

 

佐藤:プラじゃなくなっちゃうんですね。

 

大河原:以前のバンダイの静岡工場の時から、「次の作品は多色成型を入れるから、これが完成しそうだから、じゃあドラグナー(※)作りましょう」みたいな。レイズナー(※)の時も紫外線が当たると色が変わるから、レイズナーを作りましょうと、かなりタイアップして企画が進んでいたんです。残念なことに大体放映中にはテクノロジーが完成しないで、後になるんですけど、お互いそういうものを求めながら、プラモデルを世に出してきてるので。私は今まで自分でプラモデルを作ったのは2つぐらいで、そのうちのひとつが1/60ザクです。たまたまそれを作った後に、米国のハリウッドからガンダムの実写を製作したいという企画があり、サンライズの関係者と訪米した際に、向こうの制作陣にこういうものですとプレゼントしてきたんです。

 

佐藤:あと一個気になりますね。

 

大河原:私が最初にプラモデル作ったのは『ガッチャマン』のプラモデルです。その当時今井科学でG-1からG-5まで商品が発売したんです。それもショーケースに展示するということで、タツノコプロから請け負って、ショーケースにジオラマを作りまして、その時に初めてプラモというのは色を付けるというのを勉強しました。それでフルスクラッチで一話に出てくるタートルキングを作って、奥の方に飾りました。たまたまタツノコの近くに発泡スチロールを製造している工場がありまして、そこに私の上司と買いにいきました。それが初めてのプラモデルを作った経験です。それ以後は本当に忙しいので作る暇はまるっきりないですね。

 

佐藤:そうでしょうね。世に出ている先生の作品の数を考えたらそれは作る時間ないですよ(笑)。

 

大河原:ちょっとやりすぎちゃったけどね(笑)。

 

佐藤:そうですね。やりすぎましたね(笑)。多すぎますもんね(笑)。

 

 

※ストリームベース…川口克己、小田雅弘、高橋昌也らが結成したモデラー集団。ガンプラブームに大きな影響を与えた。
※MSV(モビルスーツバリエーション)…『機動戦士ガンダム』シリーズに登場した機体を元に新規にデザインされた特殊な機体群。大河原邦男がデザインを書き下ろし、その後のシリーズも担当した。
※ドラグナー…『機甲戦記ドラグナー』は1987年~1988年に放映されたサンライズ制作のロボットアニメ。
※レイズナー…『蒼き流星SPTレイズナー』は1985年~1986年に放映されたサンライズ制作のロボットアニメ。

 


 

以上、大河原邦男直撃インタビュー【ガンプラの未来】でした。次回は、【影響を受けた人】についてお届けします!!

 

 

DATA

突撃!電ホビステーション

※番組内容は変更になる場合があります。

 

●「突撃!電ホビステーション」とは

電撃ホビーウェブ編集部が毎月1回ニコニコ生放送でお届けする、ホビー総合バラエティ番組(毎月下旬頃に放送)。プラモデルやフィギュア、おもちゃ、イベント情報などのホットな話題をお届けします。番組MCは、プラモ好きとして知られるパンクブーブーの佐藤哲夫さん(吉本プラモデル部)。アシスタントは声優の大和田仁美さん&長江里加さん。解説や実演をプロモデラーのサクライ総統が行っています。

 

 

関連情報

 

(C)創通・サンライズ


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