「一番影響を受けたのは…」パンクブーブー佐藤とサクライ総統が大河原邦男直撃インタビュー!!第4回【影響を受けた人について】

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ニコ生「突撃!電ホビステーション」の企画で、大河原邦男先生に直撃インタビューを敢行した、パンクブーブー・佐藤哲夫さんとプロモデラー・サクライ総統。とても貴重なお話をたくさん聞けたので、電撃ホビーウェブでも公開しちゃいます!! 全6回のスペシャルインタビュー、第4回は大河原先生の影響を受けた人についてです!! またインタビューの模様は、「電撃ホビー.ch」会員限定で動画でも公開中なので、ぜひこちらもチェックしてみてください!

 

※バックナンバーもあわせてご覧ください。

 

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パンクブーブー佐藤哲夫(以下、佐藤):大河原先生のお仕事に影響を与えた人物はいらっしゃいますか?

 

大河原邦男(以下、大河原):一番影響を受けているのは、タツノコプロの美術課の上司だった中村光毅(※)さん。この方のお陰で現在があると思っています。

 

メカの仕事やってみない?と最初に声をかけてくれたのも中村光毅さんですし、私がいろいろな場面でお世話になりました。タツノコに入社した時、一年目から「大河原さん、この会社出て一緒に会社作ろうよ」と言われて、それでメカマンという会社を作ったんですけど、いつも暖かく見守り、指導してくれました。この方も背景の世界ではかなり有名な監督さんです。

 

また、サンライズの仕事を始めた時の運営室長山浦栄二(※)さんもそうですね。サンライズの3代目の社長です。当時企画室長で、私といつも一緒に「次の作品はこれにしましょうよ」とスポンサーさんにプレゼンに行ったり、「次の作品はこういう特徴のある玩具にしましょう」とか、その方がいたから今現在までメカものをやってこられました。メカデザイナーで一番怖いのは、メカニックが必要とされる作品がなくなると、生きていけないってことですよね。サンライズさんというのは、当時は虫プロさんから出てきたちっちゃい会社だったので、制作費もままならない状態でした。玩具を売ってそこでマーチャンダイジングを得て、それで次の作品に投資するとかしないと、メカもの以外は会社経営として成り立っていかない。そういう部分でメカデザインという、私の仕事に対してすごく重宝がっていただいたんです。必ず変形とか合体とかがある時代だったので、そういうところまで全て私にやらせていただいたんです。サンライズさんの初期作品というのは、80%私がデザインしており、その間にメカニックデザインというジャンルが確立されて、そのお陰で『ガンダム』とか『ボトムズ』(※)とかそれなりに名前が通った作品が作られました。2017年、私はメカデザイン45周年で、ちょうど70歳になります。またちょっとジャンルが違う新たなメカニックデザイン、作品を発表できるという、現在まで続けられたのはお二人のお陰です。もちろんいろいろな人に巡りあって、いろいろな人に良くしてもらって現在に至るので、私の実力というよりは、良い人に巡りあっているのが大きいです。その都度いろいろ刺激をしてくれた人がすごく多いですね。

 

佐藤:その出会いは偶然というよりは、お互いに引き寄せ合うみたいなところがあるんですかね。

 

大河原:やっぱり私は職人でありたいとずっと思っています。求められるものを如何に出すかという訓練をずっとやってきたんです。タツノコさんの『プリパラ』(※)という少女ものにしても、やったことがない仕事ってやりたくて仕方がないんですよね。ガンダムとかだとやりたい人がいっぱいいるわけで、そうなるともうあんまり面白くないというか……。どうせこの仕事に就けたんだから、この世の中にいっぱいキャラクターを送り出せるだけ出したいという、そういう心境です。

 

佐藤:これだけの地位を築いた人がまだずっと好奇心を持ち続けるというのがすごいですよね。

 

大河原:意外と面白がりやですね。

 

サクライ総統(以下、サクライ):『ヤッターマン』の仕事を受けた時もそうじゃないですか。やってみたいという好奇心があったからですよね。

 

大河原:いっぱい仕事して家族を楽にさせたいというのはあったんですよね。でもその前に『タイムボカン』で、上司の中村光毅さんから「こういうのちょっとやってみない?」って言われた時に、できるかわからないけどやらせてくださいと言いました。『タイムボカン』ではメカブトンの下から出てくるヤゴマリンだけやらせてもらったんです。こういう世界だというのは『タイムボカン』の時に少し触れさせていただいて、『ヤッターマン』になったら本格的にやらせていただきました。それ以後も、本当にいろいろなジャンルをやらせていただいてるし、現在は特撮もので全て着ぐるみで3DCGを使わない企画で動いてます。あるいは中国のアニメだったり、意外と日本じゃないオファーが多いですね。

 

佐藤:世界中で愛されてますもんね。

 

大河原:やっぱりガンプラの繋がりってすごいですよね。Facebookを見ても、アメリカ・ヨーロッパ・アフリカ・中国、みんなガンプラを作ってますよね。2015年にシンガポールの高島屋さんの前でガンプラのショーを1カ月開催したんですけど、その時にシンガポール限定ガンダムというのを発表しましたが、あっという間に全部売れちゃうっていう……。特にアジアはすごいですね。

 

 

※中村光毅…アニメーション美術監督、メカニックデザイナー、イラストレーター。1964年にタツノコプロに入社、1976年に大河原邦男と「デザインオフィス・メカマン」を設立。『科学忍者隊ガッチャマン』『機動戦士ガンダム』等で美術監督を務める。
※山浦栄二…サンライズ創業者の一人で、1987年に3代目社長に就任。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『伝説巨神イデオン 接触篇・発動篇』等の企画に携わる。
※ボトムズ…『装甲騎兵ボトムズ』は1983年~1984年に放映していたサンライズ制作のロボットアニメ。
※プリパラ…『プリパラ』は2014年より放映が続いているタツノコプロ制作のトレーディングカードゲームを原作とした少女向けアニメ。大河原邦男は劇場版作品『プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』でメカニックデザインを担当した。

 


 

以上、大河原邦男直撃インタビュー【影響を受けた人】でした。次回は、【物作り】についてお届けします!!

 

 

DATA

突撃!電ホビステーション

※番組内容は変更になる場合があります。

 

●「突撃!電ホビステーション」とは

電撃ホビーウェブ編集部が毎月1回ニコニコ生放送でお届けする、ホビー総合バラエティ番組(毎月下旬頃に放送)。プラモデルやフィギュア、おもちゃ、イベント情報などのホットな話題をお届けします。番組MCは、プラモ好きとして知られるパンクブーブーの佐藤哲夫さん(吉本プラモデル部)。アシスタントは声優の大和田仁美さん&長江里加さん。解説や実演をプロモデラーのサクライ総統が行っています。

 

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(C)創通・サンライズ


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