『太陽の牙 ダグラム』劇中シーンを完全再現!ブロックヘッド Xネブラ対応型でジオラマを作る!!(その2)

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ブロックヘッドも大幅にディテールアップ!
ダグラムの世界を思い入れたっぷりに再現

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マックスファクトリーの新製品「COMBAT ARMORS MAX09 1/72 Scale アビテート T10C ブロックヘッド Xネブラ対応型」を、サエキコウイチが製作! 新規パーツとなるハンクとアーロンを使い、アンディ鉱山に身を隠した二人をジオラマで再現しました。今回から作例を開始します。

 

※バックナンバー

 


COMBAT ARMORS MAX09 1/72 Scale アビテート T10C ブロックヘッド Xネブラ対応型 使用ジオラマ

T10B型から数年、待望のXネブラ対応・T10C型の発売です。基本的には成型色換えのバリエーションキットですが、それに留まらず、ハンク軍曹とアーロン曹長のフィギュアが新規に付属という泣かせる仕様。この二人は第39~41話に登場し、部隊を全滅させたダグラムに復讐するために原隊復帰命令を無視してまで単機で追撃を敢行するという大変印象深いキャラクターです。後の劇場版ギャグ短編「チョロQダグラム」ではガルシア隊や24部隊を差し置いて連邦軍代表としてダグラムの敵役を務めるという、一般兵としては破格の扱いを受けています。

 

フィギュアのポージングは第40話「戦士の休息(前編)」で、アンディ鉱山の針葉樹林に身を隠した愛機の傍らにて仲間の復讐を熱く誓う場面をイメージしたもの。となれば、ジオラマのモチーフは当然そこに決定です。

 

本編でのブロックヘッドはマグランチャーを背中に装着し体育座りで休んでいるのですが、それではフィギュアのポーズと相まってまるでのどかなキャンプ中みたいな雰囲気になりかねないので(汗)、へたりこんでいても銃はしっかり構えて反撃の意志は捨てていない、という感じに変更しました。

 

ブロックヘッドの基本工作

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ブロックヘッドは、これ以上はもはや個々人の好みのレベルといえるほど良いできです。頭部と太ももに後ハメ加工が必要な箇所があるので、参考にしてみてください。鼻(?)の機銃の銃身には設定では穴が開いているのでピンバイスで再現。動力パイプをリード線に0.5ミリ糸ハンダを巻いたものに交換しました。前腕と太ももを接着面で1ミリ幅増ししました。基本工作は以上です。

 

▲頭部・太モモの加工。キットをそのまま組む際にも有効な加工。赤く塗った部分を削ると、頭部とヒザ関節を後ハメ可能。写真にはないが、トサカのクリアパーツのダボも切り取るとよい。

▲頭部・太モモの加工。キットをそのまま組む際にも有効な加工。赤く塗った部分を削ると、頭部とヒザ関節を後ハメ可能。写真にはないが、トサカのクリアパーツのダボも切り取るとよい。

 

もっとも注意すべき点は組み立てよりむしろ、事前に中性洗剤でパーツをしっかり洗浄して、しつこい離型剤を完全に落としておくことでしょうか(笑)。

 

ポージング

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▲前かがみのポーズにしたブロックヘッド。

 

いわゆる「朽ちダグ」は電撃ホビーマガジン時代にビネット作例を製作しました。なかなか大変でしたが、今回もそれに近いポーズをとらせるため、かなりの改造が必要になります。

 

上半身を前かがみにさせるために胴体フレームにプラ板をくさび形にかませて延長、外装もそれに合わせて下端を延長。

 

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▲胴体のポーズつけの加工。前かがみの姿勢にするため、ウエストをくさび型に延長。ウエストカバーもフレームに 合わせて下端をプラ板で延長。フンドシを切断、前方へせり出すように位置変更し、流用パーツで可動機構風フレームを追加。

 

下半身は、フンドシ基部に前方への回転機構があるものと想定し、切断して位置移動。それらしく流用パーツで隙間を隠しました。本来ならスカートも延長したいところですが、ブロックヘッドの腰まわりの「ホットパンツ感」は大事にしたかったので、そのままです。

 

足を大きく前へ投げ出したポーズでは、太ももをいかに多く露出させるかと、ヒザ関節の露出をいかに抑えるかがキモとなります。太ももを大幅に延長、ヒザの切り欠きは埋め、右足は深く曲げるためにヒザ裏を削っています。

 

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▲脚部。太モモを接着面で1ミリ幅増ししたうえで切断・延長。大きく曲げるとフクラハギ上端が当たってしまうので削る。スネ側がスカスカになってしまうのでプラ板でフレームを追加。

 

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▲フンドシには0.3ミリエナメル線を巻いて作ったウインチを追加。

 

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▲完成した股間・脚部。

 

ディテーリング

全身にAFVを意識したディテールを追加しました。フックやウインチ等「貼り」が中心で、スジ彫りは控えめです。「T10CはXネブラ対応型なので通信機系は大型化されているだろう」「パイロットが乗り降りする時に足場に滑り止めがないと怖いな」「ヒザアーマーがこういう嵌合なのだから、肩アーマーも同じなんじゃあないか?」等々、用途や仕様を考えながらの作業です。詳細はメイキング写真を参照してください。

 

▲製作途中のブロックヘッド。ポージングのほか、ディテールも細かく追加されている。

▲ディテールアップ完了。AFVを意識したディテールを全身に施した。フックやウインチ、リベット、防弾用の補強板などを追加している。

 

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▲上半身。Xネブラ対応型ということで、通信機器を強化してあると想定し、アンテナ基部を、百円ライターの部品を流用して大型化。右肩にはパイロットの滑り止め足場プレートを追加。鼻(?)の銃身に設定準拠の穴を開けた。動力パイプはリード線に0.5ミリ糸ハンダを巻いたものに変更。肩アーマーにはヒザアーマーと意匠を合わせた分割線をスジ彫りし、溶きパテを塗って表面を荒らした。

 

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▲マグランチャー。一部モールドを作り直したり、銃口をディテールアップ。人差し指はトリガーにかからないよう加工。

▲マグランチャー。一部モールドを作り直したり、銃口をディテールアップ。人差し指はトリガーにかからないよう加工。

 

ところで、背面にある謎のディテールは……。何か挿し込んで回すためのもの……? ひょっとして……ぜ、ゼンマ……。……まあ、ここはちょっとしたシャレであります(笑)。

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▲背中。背部にはなにやら挿しこめそうな怪しいモールドが……。

 

塗装

マホガニーサーフェイサーを全体に吹き、それをシャドウとして残しながら基本色を重ねています。

 

濃い茶はガイアカラーのダグラムカラー・カーキ。薄い茶は同ライトカーキだとちょっと明るすぎる気がしたのでミドルストーンで。ウェザリングカラーでウォッシング、油絵の具をスポンジにつけてチッピング。鋼鉄感を出すためフラットコートはしませんでした。

 

次回は、ハンクとアーロンや、ジオラマベースについてお届けします。

 

DATA

COMBAT ARMORS MAX09 1/72 Scale アビテート T10C ブロックヘッド Xネブラ対応型

  • 発売中
  • 価格:5,556円(税抜)
  • 発売元:マックスファクトリー

 

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(C)SUNRISE


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