【アニメ『ID-0』第3話までレビュー】実に「ハードボイルド」という言葉が似合う作品

公開日：2017年4月24日 00:00

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電撃ホビー編集部

2017年4月スタートのアニメより、編集部がピックアップした作品の第3話までをレビュー！　今回は宇宙を舞台に、オリハルト掘削を生業とするエスカベイト社の面々によるロボットアクション『ID-0』です。

編集部員I

前回回収した大型オリハルト鉱石から謎の少女が現れ、イドの記憶の断片が少し見られましたが分からないことだらけですね。今回はエスカベイト社のクレア以外がエバートランサー（肉体を捨て意識データをIマシンに完全移植した者）という事実が発覚。経緯はざっくり説明されましたが、詳しく知りたいですね！　しかし、リックやカーラ達のデータがあるのにイドだけない。まさに、‟ID-0“といったところでしょうか。毎回気になる終わり方をしてくれるので来週も見逃せません!!

編集部員S

これまで見てきましたが、実に「ハードボイルド」という言葉が似合う作品だと思いました。人類にとって最後のフロンティア・宇宙を舞台に、危険を顧みず掘削作業に命をかける姿には憧れめいたものを感じます。
第3話でのイドとアマンザのやりとりで、イドは自分が何者であるか、それは他者が判断することだと答えます。記憶も定かではないのに、自信に満ちた様子でそう言い放つイドはひたすらにカッコ良かった。その後アマンザに皮肉を投げかけるシーンも非常にクールで、すっかりイドというキャラクターの魅力にハマってしまいました！

編集部員T

軍に拿捕されたことで一部明らかになったグレイマンやリック、カーラたちエスカベイト社メンバーの過去。第2話での船内会議が電脳空間で行われた理由にも納得がいきました。第3話では、軍の調査能力を持ってしてもわからないIDOの過去、そして軍が新惑星のオリハルト鉱石を狙う理由やその鉱石から突如現れた少女という新たな謎が噴出し、今回もあっという間の30分でした。
そしてリックもテンションが上がっていましたが、ストゥルティー号に不本意ながらも乗船することとなったクール美女・アマンザさんの今後の立ち回りも気になりますね。（個人的にはあのSっ気ムンムンなセリフがツボでした‼︎）

これまでのあらすじ（アニメ『ID-0』公式サイトより）

DIG 01 魂魄遷移 MIND TRANCE

惑星連盟アカデミーの学生ミクリ・マヤは、小惑星の掘削調査に立ち会っていた。
ＭＴシステムでＩマシンへと意識を移し、掘削現場に立ち会うよう教授に命じられたマヤ。
ところが予想外の事故に巻き込まれ。マヤは教授たちから見捨てられてしまう。
そこに現れたのが、オリハルト専門の掘削業者エスカベイト社の荒くれたち。
マヤは、Ｉマシンのままエスカベイト社の母船・ストゥルティー号に収容されてしまう。

DIG 02 時空結節 FORMLESS MINERALS

マヤは、自分が教授によって、不正取引の濡れ衣を着せられていることを知り驚く。
だが、今はどうすることもできない。そんなマヤをグレイマンはスカウトし、
マヤはエスカベイト社で働くことになった。そんなマヤに厳しい言葉を投げかけるイド。
マヤがストゥルティー号の外壁を掃除していると、リックは「あれでもお嬢さんのこと気遣ってるんだぜ」とイドをフォローする。
そんな中、マヤはリックたちがＩマシンのままなことにふと疑問を抱く。