ラフトクランズ・アウルンを好みのプロポーションに整える!塗装時の後ハメ加工も細かく解説!<第2回>【電撃スパロボNo.124】

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製作・文●柳生圭太/編集●電撃ホビー編集部

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今回の「電撃スパロボ!」は、ついに発売となったS.R.G-Sシリーズ最新作「ラフトクランズ・アウルン」を制作していきます。本機体は『スーパーロボット大戦J』に初登場し、『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』にも参加、搭乗者により異なるカラーリングと武装が追加されたバリエーション機も登場しました。キットはその中でもライバル機として記憶に残るグレーを基調とした機体、ラフトクランズ・アウルンを再現。特徴的な武装である「オルゴン・ソード・ライフル」や差し替えで「オルゴン・クロー」の展開が可能な「クロー・シールド」が付属します。

 

このプレイバリューが非常に高い“ラフトクランズ・アウルン”を全3回にわたってじっくりご紹介していきますので、最後までお見逃しなく!

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▲ラフトクランズ・アウルン ノンスケールプラスチックキット 発売中 価格:8,800円(税抜)

 

この最新キットを『スパロボ』関連造形を手がけてきた柳生圭太氏に担当してもらいます。前回はテストショットを素組みしてもらい、各可動や魅力、さらに加工ポイントを洗い出しました。第2回は加工する各パーツを写真とともに分かりやすく解説していくので、ぜひ製作の参考にしてみてくださいね!

 

※バックナンバー

 


S.R.G-S ラフトクランズ・アウルン 後ハメ加工&プロポーション変更

本キットはプロポーション・可動共に非常に高いレベルでまとめられており、そのまま組み立てるだけでほぼ設定画通りのラフトクランズ・アウルンを手にすることができます。今回は塗装を行う際に後ハメ等で迷う箇所の解説とプロポーションの変更についてご紹介していきます。

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後ハメ加工

■肩背面ユニット

下画像のようにグリーングレーのパーツのピンを切断、濃いグレーのパーツのピンはナナメにカットしています。この2つを接着してから合わせ目を消した薄いグレーのパーツを広げて差し込みます。

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■スネ

スネの取り付けピンを全てカットしますが、形状のかみ合わせでかなりカッチリ固定されます。ハメ込み時に形状の薄い部分に力がかかって破損しやすいので注意してください。

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プロポーション変更

本キットは設定画通りのプロポーションが再現されていますが、作例として「このような方向性もありますよ」という一例として好みのプロポーションに変更してみます。

 

■頭

頭部の幅詰め。頭頂部のトサカの両脇から3枚におろして0.5ミリづつ幅詰めします。ツインアイとフェイスの両サイドも削って小型化してあります。

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■胸部

中央ユニットの面取り変更。黒く塗った面を削ってゆるい2方向への曲面を1方向への曲面に変換。ちょっと色気を抑えた形状にしました。

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■腹部

腹部の下部外装を削り、内部フレームも下部を切断。2ミリ短くしました。

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■腰

股関節は横からみて下画像のように切断、2ミリカットして股関節軸を前方に2ミリ移動、リアアーマーも2ミリ移動します。フロントとサイドのアーマー位置はそのままですが、サイドとリアアーマーは取り付け部分を加工して位置を1ミリ下げています。

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サイドアーマーは途中でノコを入れ折り曲げて、上から見て板形状から“くの字”に変更。リアアーマーとぶつかる部分はカットしました。

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■足

フトモモ上端をプラ板で2ミリ延長。

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■腕

肩アーマーの小型化。黒ラインの位置でカットして1.5ミリ小さくし、上面も削って小型化しました。

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前腕のスリム化。黒マーカーの面を削って前腕を細くしました。また、各ユニットの重なりも強調するように削り込みます。

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■武器

ライフルは黒マーカーの面を削って曲面を若干平たく。胸中央ユニットと同じ感じに仕上げます。さらに黒ラインのエッジを落としてC面処理を行いました。

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以上で前回解説した改修ポイントの加工は終了しました! この後は残るパーツも含めて表面処理を終わらせ、サフ吹きチェック後にディテールが少ない部分にスジ彫りを追加、塗装に入ります。次回は完成した姿をお見せしますので乞うご期待です!!

 

DATA

ラフトクランズ・アウルン

  • プラモデル
  • ノンスケール
  • 全長:約18.5センチ(頭頂部:約17センチ)
  • パーツ数:201~400
  • 設計:丸家裕之介
  • 発売元:コトブキヤ
  • 価格:8,800円(税抜)
  • 発売中

 

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