【ガンダムビルドファイターズ連載】サザキ家の愛の結晶・ギャンを作る!その2~ギャンギャギャン編~
本連載『ガンダムビルドファイターズD-R』では、A-Rの登場機体を外伝のシナリオを手がけるスタジオオルフェ 千葉智宏先生に解説していただきます。今月は、タツヤがメイジンとなる前に作り、メイジンとなっても作り続けた機体「Hi-ν ガンダムヴレイブアメイジング」について解説されていますので、ぜひお読みください!
そして、作例記事では、サザキ・ススム一家のギャン特集をお届け。2回目となる今回は、ミサイルシールドを左右の腕に装備する大胆なアイディアを形にした機体、ギャンギャギャンを解説。改修を担当した朱凰@カワグチ氏によるコメントと共に紹介します。
1/144 ギャンギャギャン
ギャンの両腕にミサイルシールドを持たせ、カラーリングの変更が施された”ギャンギャギャン”。ネーミングセンスも然ることながら、色合いと相まって視聴者に絶大なインパクトを植え付けた機体です。単にシールドをもう一枚用意して塗装するだけでも十分なのですが、せっかくなので細かい箇所にも手を入れてみました。
【頭部の改修】
1回目に紹介したギャンでは、削り込みでツノを尖らせています。今回は、尖らせ方としてもう1パターン紹介したいと思います。プラ板で延長しつつ削る手法がよく見られますが、こういういかにも先端が尖って折れやすそうな箇所に関しては、真ちゅう線を使った方が削りやすいです。
先端を一度平たく削り、そこにピンバイスで穴を開けて真鍮線を接着。適度な長さに切り落とし、周りを瞬間接着剤などでコーティングして削ってあげると、強度が保たれたまま延長工作ができます。今回のように、少しだけツノを伸ばしたいというような細かな修正には有効な手法ですので、ゼヒ試してみてください。
【シールド/持ち手部分の改修】
シールドの持ち手部分ですが、当然ながら左手用となっています。単に右手に持たせるだけでも何ら問題ありませんが、ここも折角なので右手用に改修。持ち手基部から切り落とし、さらに中心部分で二分割した後に、180度回転させてから再接着しました。もちろん、ここも真ちゅう線で補強しておくのがベストです。
【カラーリング】
カラーリングは自分も設定を聞くまで勘違いしていたのですが、金色ではなくじつは「マ・クベのノーマルスーツ色」だったということ。以下、カラーレシピの紹介です。
〈カラーレシピ〉
- 本体色:ダークイエロー25%+ホワイト75%+クリアオレンジ少量
- 茶色:オキサイトレッド(or赤褐色)+ネオジオングレッド+ウッドブラウン+クリアレッド+ブラック
- 関節色:ファントムグレー
- グレー:グレーバイオレッド95%+ライトブルー5%
- 黄色:ダークイエロー25%+黄橙色75%+クリアオレンジ少量
地味な組み合わせだと思っていたのですが、実際に塗ってみると淡い色合いが意外と映え、シールドの紫とグレーで引き締まるカラーリングになりました。単純に色替えと組み替えだけでもギャンギャギャンが出来上がりますので、気軽に作ってみてください。
次回はヴァリュアブルポッドを装備した火器強化仕様「ギャンバルカン」を紹介します。
DATA
HGUC 1/144 ギャン
- 1/144スケールプラスチックキット
- 発売中
- 価格:1,296円(税込)
- 発売元:バンダイホビー事業部
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