『女子高生の無駄づかい』『リコリス・リコイル』『サマータイムレンダ』などが新たに選出!「訪れてみたい日本のアニメ聖地88 2023年版発表会」レポート!

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取材・撮影・文●キャプテン住谷

2023年12月16日、都内某所にて一般社団法人アニメツーリズム協会による「訪れてみたい日本のアニメ聖地88 2023年版発表会」が行われました。この発表会は、実在する土地を舞台としたアニメ作品に対してユーザー投票を募り、その結果をもとにモデルとなっている市町村を“聖地”に認定。投票の動向発表や、聖地に認定された市町村へ認定証の贈呈を行う定例のイベントとなっています。本稿では、その発表会の模様をお届けします。

 

まず始めに行われた投票傾向にまつわる発表では、大きなトピックスとして総投票数が前年比281パーセントと大幅に増加したことに言及。また海外からの投票数では、2023年はアメリカが1位となる変化があったことも明かされました。

 

2023年版で新たに認定された聖地として、『バクテン!!』から宮城県岩沼市、『女子高生の無駄づかい』から埼玉県所沢市と東京都東村山市、『リコリス・リコイル』から東京都墨田区、『スローループ』から神奈川県横須賀市、『シキザクラ』から愛知県名古屋市と豊田市、『であいもん』から京都府京都市、『サマータイムレンダ』から和歌山県和歌山市、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』岡山県岡山市、『蒼の彼方のフォーリズム』から長崎県五島市を発表。

 

発表会ではニッポン放送のアナウンサー・吉田尚記さんと、声優の田所あずささんがMCを担当。吉田さんは選出されたアニメ作品や舞台となっている土地について、様々な雑学を披露しながらつつがなく発表会を進行していました。吉田さんは、田所さんが瀬田薫役として出演している『BanG Dream!(バンドリ!)』について、キャラクターの名字が東京都早稲田周辺の地名から取られているとトーク。田所さんが「えっ、弦巻(こころ)とか、瀬田もですか?」と目を丸くしながら反応し、会場が和やかなムードに包まれる場面もありました。

 

新たに聖地として選出された市町村には、アニメツーリズム協会会長を務める富野由悠季さんから直々に認定証を手渡す贈呈式も執り行われました。

 

 

 

愛知県豊田市へ認定証を贈呈する際には、『シキザクラ』から明神逢花役の声優・茉白実歩さんとイバラがサプライズ登壇。豊田市出身だという茉白さんは、作品のタイトルにもなっている四季桜の木が一面に植えられている山があることに触れるなど、地元愛に溢れたコメントを寄せました。

 

 

 

アニメツーリズム協会では市町村のほか、作中に登場した施設も別途聖地として選定しており、2023年版では東京都豊島区のアニメイト池袋本店、大分県日田市の進撃の巨人 in HITA ミュージアムが選ばれました。

 

 

発表会の最後には、アニメツーリズム協会副理事長の井上伸一郎さんが登壇。2007年に放送された『らきすた』からアニメ聖地という概念が注目を集めるようになった背景に始まり、それ以降様々な自治体でアニメツーリズムについて講演を行ってきたことを振り返りました。2023年版ではアメリカからの投票数が1位となったことを受け、北米圏を中心に日本のアニメの発信力が強まっている現状を説明。海外からの旅行者が増えると見込まれる秋以降、「ついにアニメツーリズムの本領が発揮できるのではないか」と、インバウンド需要の高まりについて期待を寄せました。

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