【『君の名は。』の次回作の話題も!】新海誠監督×川田十夢氏のトークイベント開催!映画製作秘話を披露!!

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2017年1月24日(火)、六本木ヒルズ展望台 東京シティビューにて、映画『君の名は。』の新海誠監督とAR三兄弟 川田十夢氏のトークイベントが開催! ここでは興味深いエピソードなどをピックアップしてお届けします。

 

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▲左が川田十夢氏、右が新海誠監督。

 

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▲今回のトークイベントは、2017年1月29日(日)まで開催中の「HUAWEI presents 星空のイルミネーション」において、入場者が15万人突破したことを記念して開催。一般参加者が招待され、森タワー52階 スカイギャラリ—1にて実施されました。夜8時からスタートしたため、窓の外には美しい夜景が!!

 

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▲ロングラン上映中の映画『君の名は。』を手がけた新海誠監督。意外にも、国内ではこういったイベントでファンの前に姿を見せるのは珍しいとのこと。ちなみに、川田十夢氏は新海監督の大学の後輩にあたるそうで、「十夢くん」「パイセン」などと呼び合う仲だそうです。この日のネクタイは、川田氏から贈られたものなんだとか。

 

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▲川田十夢氏は、AR(拡張現実)技術などを使ってさまざまな物を“昭和テイストで拡張”している開発ユニット「AR三兄弟」のメンバー。「星空のイルミネーション」で、体験型プロジェクションマッピング「星にタッチパネル劇場」の開発を行っています。

 

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▲冒頭で新海監督が「ちなみに、『君の名は。』を観ていない方はいらっしゃいますか?」と丁寧な口調で観客に問いかけると、会場全体から笑い声が。

 

 

「星にタッチパネル劇場」についての解説

まず川田氏が手持ちのスマホを操作して、「星にタッチパネル劇場」の説明を行いました。新海監督は、「もしかしたら東京で一番オシャレな場所かもしれないヒルズの展望台というデートスポットで、自分の作った映像が流れていることに不思議さを感じます。」などとコメント。

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▲「星にタッチパネル劇場」は、展望台の窓16面を使った参加型のプロジェクションマッピング。来場者がスマートフォンを使って、星の明かりや数を変えたり、メッセージを流れ星の様に夜空に浮かべたりすることができます。

 

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▲こちらが注目のスペシャルコラボ。『君の名は。』の六本木ヒルズのシーンが、プロジェクションマッピングによって現実の六本木のヒルズの窓に映し出される、不思議なシチュエーション。窓の外に広がる夜景と融合し、何とも言えないロマンチックな雰囲気に!

 

 

作品の風景について

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『君の名は。』のデートシーンに六本木ヒルズを選んだことについて「一番ハードルが高いデートスポットはどこかな?と考えて選びました。エレベーターから外が見えるなど、現実の場所から一部変えています。」と説明。さらに監督の特徴であるリアルな風景について、より突っ込んだ話も。「勝手に映り込む実写と違って、アニメーションでは意図を持って背景を描くので許可を得ずに現実の看板などは描けません。ですので、許可が取れないところに関してはアレンジしています。」と製作の難しさについて語りました。

 

 

『君の名は。』の構成について

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トークは映画の場面構成の話に。新海監督は、「『君の名は。』強力な3幕構成なんです。観客の感情がどう変化するかグラフにして考えたりしていて(笑)。それと同時に、細かなエピソードの集合にしたいと思って。小さな話があって、どうなるんだろうと思わせて次のシーンがある。その塊で3つのブロックがあるというのをすごく意識して作っています。」「細かなブロックも1つ1つ色合いやライティングを変えようと、ひたすら考えました。」と、映画の組み立て方について解説。

 

 

『君の名は。』テーマ曲の選定で、RADWIMPS・野田洋次郎氏とマズい感じに!?

新海監督は、「OPテーマ選定の時に何曲か、歌詞が英語の曲を洋次郎さんからいただいたことがあって。とても格好良かったんですが、中高生にも見てもらいたい映画なので、この英語を日本語に直してもらえたら…みたいなことを伝えたんです。すると、言葉とメロディは切り離せなくて両方一緒に出てくるので、その言われ方は申し訳ないですがキツいです、と言われて。洋次郎さんとの関係性が、その時一番ピンチでしたね。」と、製作当時を振り返りました。

 

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▲音楽とシーンがうまく溶け合っていることについて、「1年半、RADWIMPSがひたすら付き合ってくれたことに尽きます」と新海監督。

 

 

ただいま次回作の構想中!!

質問

観覧者から、「監督は、どういう時にどのようにストーリーが浮かぶのですか?」という質問が。それに対し監督は、「じつは次回作の企画書を出さなきゃいけないタイミングで(笑)。いま、いろんな小説や民俗学の本を読んだり、漫画を読んだり映画を観て、そのなかで自分の気持ちとリンクするものがないか探しています。また、それらをヒントにしないで、目をつぶった時に思い浮かんでくる何かを探そうともしています。いつもそういった手探りの時期があります」とコメント。これからどんな作品を見せてくれるのか、いまから期待が膨らみますね!

 

 

監督からのコメント

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最後に監督は、「『君の名は。』を観ていただいたお礼を直接言える機会をもらえたことがとても幸せです。そろそろ企画書を出さなければいけないタイミングですが、“こういうものが見たかった”と皆さんに思っていただけるものを作れる自信だけはいまあって、それは今回の映画でいただけたものだと思っています。心よりお礼申し上げます。また次回作、観に来ていただければうれしいです。」と締めくくりました。

 


 

「星にタッチパネル劇場」や映画のいろんな秘話が飛び出した今回のトークイベント。イベントは2017年1月29日(日)まで開催されているので、気になる方は「HUAWEI presents 星空のイルミネーション」公式サイトをチェック!!

 

 

●イベント「HUAWEI presents 星空のイルミネーション」
プラネタリウムやプロジェクションマッピングを用いて夜空の星を再現。東京シティビューならではの現代のイルミネーションである「夜景」をあわせて楽しむことができます。

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030102▲「星にタッチパネル劇場」では、『君の名は。』以外のさまざまな新海誠監督作品のシーンも見ることができます。

 

04▲こんな美しい夜景をバックに、プロジェクションマッピングを楽しむことができます。

 

05▲こちらは、宇宙空間を歩いて楽しむプラネタリウム「3D SKY WALK」。

 

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関連情報

 

(C)2016「君の名は。」製作委員

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