「きっと太一は戻ってくる」と花江夏樹さん『デジモンアドベンチャー tri.』第5章プレミア先行上映会レポート

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『デジモンアドベンチャー』から6年後、成長した八神太一ら“選ばれし子どもたち”の新たなドラマを描き、ファンの注目を集めている『デジモンアドベンチャー tri.』。全6章で展開する本作も、2017年9月30日(土)からは第5章が公開予定となり、いよいよ佳境を迎えます。

 

 

そんな第5章の公開を控えた9月1日(金)、東京の新宿バルト9ではプレミア先行上映会が開かれました。上映後は花江夏樹さん(八神太一役)、M・A・Oさん(八神ヒカリ役)、荒川美穂さん(望月芽心役)ら物語の鍵となるキャラを担当したキャスト陣に加え、シリーズファンにはおなじみのアーティストである宮﨑歩さんとAiMさんが登壇。この日集まったファンに向けて、舞台挨拶を行いました。

 

 

舞台挨拶がスタートすると、「(太一が)◯◯◯◯になってしまいました」と花江さん。M・A・Oさんは「お兄ちゃんを見たショックで堕ちてしまいました」と挨拶し、ハードな本編を見終えたばかりの観客を和ませました。その流れで感想を聞かれた花江さんは「すごい衝撃でしたね。クライマックスなので皆悩んで、どんよりしている。太一がどうなってしまうのか」と改めてその内容について触れました。

 

 

AiMさんは「毎回、とんでもない試練が与えられているので、演じる方のメンタルが大変だなと他人事ながら思っていました。(第5章は)その最たるものでしたね」とコメント。

 

収録現場での思い出を訊かれた花江さんは、「太一が決断をするシーンが多く、昔の太一が戻ってきたみたいで見せ場が多かったので、気合を入れて演じました」と回想。アフレコに臨む直前、監督からとあるシーンについて「このセリフには『tri.』の太一の全てが詰まっている」と話しかけられ、緊張感のある現場だったと話しました。

 

 

荒川さんは「やっぱり、『メイちゃんを◯して』というシーン」と本章の大きな見せ場について言及。「本来は『メイクーモンを◯して』というセリフだったんですけど、気持ちが込もってメイちゃんと言ってしまいました。そのシーンがくるまで、収録も気が気じゃなかった」と裏話を披露。監督からセリフはそのままで良いという話もあり、シーンが完成したそうです。本公開後は賛否が大きく分かれそうなシーンですが、荒川さんは「芽心の決断を尊重しないといけないなと思いました」と心を整理してアフレコに取り組んだとのことです。

 

話題が本章のエンディングテーマ「アイコトバ」へと移ると、「フェスで(AiMさんと)一緒に歌うことはあったけど、収録するのは初めてだったのでどういう風に合わせようかと思いました。結果的には自由に歌ってくれと言われたので、『AiMさん大変だろうな』と思いながら歌いました」と宮﨑さん。一方のAiMさんも自由に歌って欲しいとディレクションされたそうですが、その仕上がりはぜひ劇場に足を運んで確かめてください。

 

最後の挨拶では「残りも2章となりましたが、『tri.』は毎回デジモンの魅力が詰まっていて。前の章を超えていく面白さだなと思いました。(太一が)きっと戻ってくることを信じています」と花江さんのコメントで締めくくり、舞台挨拶の幕を引きました。

 

 

 

DATA

デジモンアドベンチャー tri. 第5章「共生」

  • 2017年9月30日(土)より劇場上映

 

 

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(C)本郷あきよし・東映アニメーション

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