「変身サイボーグ」「ミクロマン」、懐かしの“タカラSFトイ”の歴代商品もピックアップ展示!君は行ったか「ダイアクロンエキスポ2018」アフターレポート!!
去る2018年7月1日(日)、コトブキヤ秋葉原 5F コトブキヤベース・アキバとエターナルアミューズメントタワー 秋葉原アソボックスホールにて、タカラトミーの“大人の男玩”『ダイアクロン』の単独イベント「ダイアクロンエキスポ2018」が開催されました。
1980年代にタカラトミー(当時はタカラ)から発売されて大ヒットした男児向け玩具『ダイアクロン』は、極少サイズ(1インチ)の可動人形・ダイアクロン隊員を中心に、同スケールのメカやロボットで遊べるという画期的な玩具シリーズでした。
かっこいいデザインのメカやロボット、それに乗り込むことができる(ココがポイント!)ダイアクロン隊員の登場は、基地遊びや敵キャラクターの侵略星人ワルダー軍団との戦いをイメージした遊びなど、当時の子供たちを熱中させ、ブームになるほどの成功を収めました。
その基本的なコンセプトはそのままに、さらに進化したデザインと最新の技術を導入。2015年に装いも新たに“大人の男玩”として再起動したのが新生『ダイアクロン』です。『ダイアクロン』とは、ダイアクロンというメインキャラクターがいるわけではなく、隊員フィギュアやロボットで構成される部隊の名称。
中心となるキャラクターを設定していないので、どの玩具を主役にして遊べるのも『ダイアクロン』の魅力のひとつです。メイン会場となったコトブキヤ秋葉原 5F コトブキヤベース・アキバには、これまでに発売された新生『ダイアクロン』の商品が一堂に集められ、昭和の時代に大ヒットを飛ばした「変身サイボーグ」や「ミクロマン」といった、懐かしの“タカラSFトイ”ブランドを代表する玩具もピックアップ展示されました。
発売前の新商品もいろいろと展示されていました。こちらはダイアクロン隊員と装甲スーツのセット、「パワードシステム マニューバガンマ」。2018年10月発売予定です。
ファン待望の飛行タイプも登場! 「DA-28 パワードスーツ マニューバデルタ」のグレーモデル(試作)とデザイン画。2018年11月発売予定の新商品です。
トリビュート出品の「RM-1」。こ、これは……どこから見てもロボッ●マン……!? 開発担当者の“タカラSFトイ”へのリスペクト感あふれる1体です。
こちらは「マニューバ 強化ユニット 空中機動タイプ(仮)」の機構検討用(仮想試作)。
今回の展示アイテムの目玉がコレ! 2018年12月発売予定の「DA-29 バトルバッファローMk.|V<ストライカー>」。塗装版を含めた全モードが公開されました。
3機のメカ(ストライクヘッダー、ストライクブレスター、ストライクレッガー)が合体して完成する大型合体ロボで、別売りの「ダイアバトルスV2」とのパーツ換装もできる仕様になっています。
“触手”と“ハサミ”を持った、いかにも異星人のメカらしいデザインが秀逸な敵メカ・ワルダースーツ。「ワルダースーツ強化マシン(仮)」の試作もお目見え。20体、40体、60体、ワルダースーツを組み上げることで完成する可変攻撃形態、「ワルダースーツ・マルチプライズ∞」は圧巻の出来栄え!
なんと、ワルダロイド50体展示! これを見て「自宅でもやってみたい!」と思った人も多いのでは……?
発売中のダイアクロン隊員やメカを使って製作されたリアルなジオラマ作品も展示されました。基地遊びができることを前提に作られているだけに、『ダイアクロン』はジオラマ映えしますね!
イラストレーター・中村豪志氏が描くSFワールドの美麗なイラストの展示も!
ここからは、懐かしの“タカラSFトイ”の展示コーナー、「SFワールド アーカイブ」。1972年に登場した日本で初めてヒットしたノンマスコミキャラクター商品が「変身サイボーグ1号」。全高約30センチのフルポーザブルフィギュアで、透明のボディに機械類が透けて見えるデザインが当時の子供の心を深くつかみました。
写真は「サイボーグステーションCX-1」を背に、左から「サイボーグジャガー」「変身サイボーグ1号」「少年サイボーグ」敵キャラクターの「キングワルダー」。
「変身サイボーク1号」のボディを使うことで完成する「サイボーグライダー オートバイセット」
こちらには「変身サイボーグ1号」が発売されてから1年8カ月後(1974年)に登場した『ミクロマン』シリーズを代表する商品群。初期に発売された傑作アイテムである「タワー基地M-115」(左後)、「ミクロマン」が乗り込める「ロボットマン」(右後)、合金ボディにヘルメットとダッシュウイングがかっこいい「スーパーミクロマン」(中央)、スタイリッシュなデザインの「スパイマジシャン」(右手前)、敵キャラクターの「アクロイヤー」3体(左)など、その卓越したデザインセンスは、発売から40年以上が経過した今でもまったく古さを感じません。
ちなみに、1974年の初回発売当時の価格は、ミクロマンと乗り物のセットが700円。単体のミクロマンが400円。子供にも買いやすい価格も当時人気だった理由のひとつでした。
「ビクトリー計画」とは、1970年代当時のヒット玩具である「変身サイボーグ」「ミクロマン」などの世界観と遊びを統一した当時では画期的なユニバース構想だったのです。
ミクロマンアーマードスーツ、ガンロボ、ミクロチェンジシリーズ「カギロボ」等、これらもタカラ時代のヒット商品。
ダイアクロン隊員はもちろん、3機合体メカの「バトルバッファロー」、「ウォークインセクター」、ワルダー軍団の「昆虫ロボ」等、旧『ダイアクロン』シリーズの人気アイテムたち。
同じく旧『ダイアクロン』シリーズより、14機もの乗り物が合体してひとつの巨大ロボットになる「ガッツブロッカー」。
『ダイアクロン』シリーズのマストアイテム! 「ロボットベース」。
同会場では、『ダイアクロン』のロゴやキャラクターがプリントされたTシャツやロックグラスといった、ライセンス商品の販売も行われました。
物販会場のエターナルアミューズメントタワー 秋葉原アソボックスホールでは、「ダイアクロンEXPO2018開催記念ワルダロイドセット」が販売され、“特別カラーのワルダロイド9体セット”を買い求めるファンが多数来場! 残念ながら筆者は買い逃してしまいました。トホホ……(泣)
続いてはトークショーのレポートをお届けします!
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“タカラSFトイ”の歴史を知るレジェンドたちによるトークショーをレポート!!
(C)TOMY
2,840円
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7,694円