次世代ロボットトイ「toio(トイオ)」、2020年以降に発売される新タイトルを先行体験レポート!遊びと学びに満ちた新感覚のハイテクおもちゃ
SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)が開発、販売を手掛ける次世代ロボットトイ「toio(トイオ)」。2020年以降に発売予定の新作タイトルが発表され、編集部ではいち早くそのプレ版を触ることができましたので、その模様をレポートします!
toioとは、小さなロボット「キューブ」を使って遊ぶロボットトイで、キューブの中には専用マット上で絶対位置をリアルタイムに検出するセンサーを持っています。これを利用して、自機や相手のキューブ、向き、角度などを把握し、ぶつかる、よける、向かっていく、付いていくといったさまざまな動きを再現することができます。これに加え、マット側に変化を加えることで、さまざまなアイデアに満ちたゲームをtoioひとつで楽しむことが可能です。
すでにバラエティ豊かな5タイトルが発売されており、なかでも工作とテクノロジーを融合した「工作生物 ゲズンロイド」は2019年グッドデザイン賞の金賞を受賞。
「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」でも2019年グッドデザイン賞を受賞しています。
これらのタイトルはそのゲーム自体の面白さ、ワクワクはもちろんのこと、昨今増えている「プログラミング教育」や「自由研究」にも大人気で、現在は遊びの面からも学びの面からも注目が集まっているまさに次世代トイとなっています。
そんなtoioから、より遊び方向に力をいれた3タイトルが、2020年以降に発売予定です。
ひとつ目が「おんがくであそぼう ピコトンズ(仮)」。本に書いてあるイラストやマークをキューブでタッチするとさまざまな音が鳴り響き、キューブと本を使って遊んでいるうちに、リズム感やメロディ、ハーモニーといった音楽が学べるようになっています。たとえば「ねているおじさん」というページでは、イラストのおじさんの口にキューブが触れればいびきの音が鳴り、蚊のイラストでは蚊の飛ぶ音、目覚まし時計ならアラーム音といった風に、子どもたちが自由にイラスト上で遊びながら、音楽を楽しむことができます。
これらを遊んで音楽感を学んだ後は、最終的に付属のシートを使って作曲を楽しむこともできます。キーボードをキューブでタッチすれば音が鳴り、ボリュームや楽器にタッチした状態でキューブを回すと設定を変更できるなど、本当にキューブだけですべての操作が可能でした。
開発陣によるとコンセプトは「作って遊んでひらめく」となっており、まずは音楽に対して身構えず、好きに音色や身の回りの音で遊んでもらいたいとのことでした。
こちらの商品は、2020年夏頃発売予定となっています。
続いて2つ目が、近頃流行しているボードゲームとtoioを組み合わせた「大魔王の美術館と怪盗団(仮)」です。これまでのtoioを使ったゲームは基本的にキューブを自分で操作、もしくは自機として使っていましたが、本作は逆にキューブを敵のコマとして利用します。
プレイヤーは怪盗団として、大魔王のお宝を盗んで取り返すというのが大まかなあらすじ。専用のマット(マップチップ)を組み合わせステージを作成し、プレイヤーのコマを操作。自動的に動いて徘徊する番人(キューブ)をかわしながら、お宝をより多く盗み出したプレイヤーが勝ちとなります。マットの組み合わせによってステージの構築が自由自在に変えられるほか、トラップを仕掛けるなど戦略的要素もあり、まさにハイテクなボードゲームとなっています。
こちらの発売は2020年秋頃を予定しています。
最後が、タイトルも完全に仮称な「戦略バトル(仮)」です。このタイトルは残念ながらPVやプレ版がまだ存在していないため概要だけの発表となっていましたが、その名の通り「バトル」を中心とした対戦ゲームを製作中とのことです。
現在発売中のタイトルを含めてさまざまなtoioタイトルに触れさせてもらいましたが、直感的に操作できるシンプルさがありながら、発想力や工夫次第でいくらでもゲームの幅を広げられるなと感じたtoioシリーズ。すでに発売しているタイトルだけでもミニゲーム集、工作、プログラミング、カーレースと、バラエティ豊かになっています。体験会やワークショップも数多く開催されていますので、ぜひ一度触れてみてはいかがでしょうか。
製品情報
toio(toio 本体セット)
- 型番:TPH-1000T 010
- 色:ホワイト
- 発売日:発売中
- 価格:16,980円(税別)
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