「ずっと一緒に戦ってきたから安心感がありました」押田岳さん&奥野壮さんの絆が垣間見えた『仮面ライダージオウ ゲイツ、マジェスティ』完成披露舞台挨拶レポート!

更新日:2020年7月3日 05:46

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2020年2月18日(火)、東京都新宿区の新宿バルト9にてVシネクスト『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』の完成披露舞台挨拶が行われました。TVシリーズ『仮面ライダージオウ』最終回後の世界を舞台に、押田岳さん演じるゲイツを主役とした本作。舞台挨拶には押田さんを始め、板垣李光人さん(ウール役)、紺野彩夏さん(オーラ役)、兼崎健太郎さん(スウォルツ役)、戸谷公人さん(海東大樹/仮面ライダーディエンド役)、木ノ本嶺浩さん(照井竜/仮面ライダーアクセル役)、村上幸平さん(草加雅人/仮面ライダーカイザ役)、奥野壮さん(常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ役)、諸田敏監督と豪華なメンバーが登壇し、本編を見終えたばかりのファンに向けてトークショーを披露しました。

 

 

それぞれに挨拶を済ませた後、本作について率直な感想を求められた押田さんは「ついに俺が真ん中だ!」と顔をくしゃくしゃにしながら喜びのコメント。しかし本当は慣れない立ち位置に足が震えていることを明かすと、すかさず木ノ本さんが「じゃあ変えれば(いつも通りに戻せば)いいんじゃない?」と突っ込むなど、和やかな雰囲気で進行していきます。一方の奥野さんは涼しい顔で「僕はそんなに違和感ないですね」とコメントしながらも、本作の撮影は新鮮な気持ちで臨めたと振り返り「(押田さんとは)ずっと一緒に戦ってきたから、安心感がありました」と、強い絆を感じさせるコメントで結びました。

 

お互いの演技について成長を感じたところがあったかと質問があると、「成長は分からないですけど、真ん中に立つのってこんなに大変だったのか。(奥野さんは)僕より3つも年下なのに、すごいことをやってくれてたんだな」と押田さん。奥野さんは本作のPVを見た時に、「本当にがっくん(押田さん)、お芝居上手くなったな」と感じたそう。「最初はお互いおぼつかないところもあったのに、カッコいいなって思いました」と感想を述べると、押田さんが「カッコよかった?(照)」と応じる場面もありました。

 

TVシリーズではタイムジャッカーとして物語を盛り上げた板垣さん・紺野さん・兼崎さんは、本作で念願の劇場作品初出演を果たしたことに言及。今まで劇場作品の撮影時期になると、決まって3人でお出かけをしていたと兼崎さんが自虐(?)ネタを披露して笑いを誘いました。紺野さんは「冬映画(『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』)に出たいって白倉(伸一郎)さんにお願いしたのにダメだった」と裏話を披露。そのぶん本作への出演は喜びもひとしおだったようで、挨拶の際には笑顔を見せていました。

 

レジェンドライダー役の戸谷さん、木ノ本さん、村上さんにバトンが渡ると、それぞれが仮面ライダーに携わってから10年以上が経つことが話題に。なかでも『仮面ライダー555』に出演してから17年が経つ村上さんは、「毎年9月13日にはイベントをやっていて、草加を演じていたので自信があったんです。ちょっと前にゲーム(『データカードダス 仮面ライダーバトル ガンバライジング 』)のアフレコをする機会があったんですが、それを聞いたファンの方から『似てない』と言われたことがあって……」と苦い体験をしたことを打ち明けると、「似てないって何だよ! 俺本人なのに!」と笑いに昇華するシーンがありつつ、「(本作への参加にあたって)もう一度、丁寧に(役に)向き合いました」と振り返りました。

 

木ノ本さんは、これまで照井竜役としてVシネマ作品に登場する機会があったことに触れながらも、「まさかこの衣装で舞台挨拶するとは」と驚いた様子。実は、今着用している衣装が『仮面ライダーW』撮影当時のものと同じであることを明かすと、客席からは驚きの声が。久しぶりに袖を通したものの、着慣れた衣装でしっくり来ると話していました。

 

戸谷さんは、準レギュラー的なポジションで関わった『仮面ライダージオウ』TVシリーズも含め、『仮面ライダーディケイド』撮影当時に比べると余裕があった様子。「特殊な役ですし、良い意味で気楽に楽しめました。(本作に)士がいなかったのは寂しいですけど……」とコメントし、客席を沸かせました。

 

本作の撮影におけるこだわりポイントが尋ねられると「(ゲイツたちが)普通の高校生になったので、シンプルに撮ろうと。現場でも『高校生だよ~』ってことくらいしか言ってないですね。たまに出てくるんですよ、未来人のゲイツが。同一人物なのに設定が違うキャラを演じてもらうことはそうそうないと思うので、その楽しさが画として出ればいいなと思っていました」と諸田監督。

 

監督から出た「高校生」というキーワードを呼び水として、キャスト陣の高校生活を振り返る流れになった際には、現役高校生である板垣さんにスポットライトが当たりました。「僕自身全然高校生らしくなくて、友達も全然……」と板垣さんが返答すると、「でも(撮影で)一緒にお弁当食べたよね」と押田さん。「『ジオウ』で青春ができました」と話す板垣さんのやりとりを受けて、紺野さんは「とにかく単位と戦っていた」と回想。

 

押田さんは、部活動で取り組んでいたダンスについてトーク。文化祭でダンスを披露した思い出を語り、「まだまだ高校生(役)いけるかも知れない!」と本作の撮影が自信になった様子です。

 

一方の奥野さんは、事情があって通っていた高校を卒業できなかったことに触れながらも、TVシリーズの撮影で卒業式のシーンがあったことを回想。その際に受け取った卒業証書を持ち帰り、自宅に飾っているそうです。「だから、俺はこの作品(『ジオウ』)で卒業したんだよって思ってます」とコメントしました。

 

この話題がレジェンドキャストにも振られると、戸谷さんは本作で学生服を着たことについて言及。「本当は先生くらいの年齢なんですけど、楽しめました。(高校生役も)まだ大丈夫みたいです(笑)」とさわやかに笑顔を見せました。

 

木ノ本さんは、所属していた陸上部の練習にひたすら打ち込んだとのこと。

 

村上さんは部活動には参加せず、バンドを組んで学園祭などでライブをやっていたそう。「下手だったんですけど、それも含めて青春でした」とはにかんだ笑顔で教えてくれました。

 

最後は「まさかこうして、僕が締めの挨拶する日が来るとは。皆さんのおかげで楽しくやらせてもらえて、こうして多くの人に(作品を)観てもらえて満足です」と押田さん。Vシネクスト『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』は2月28日(金)より全国劇場にて上映開始です!

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