【集中連載】大河原邦男展の楽しみ方⑤_太陽の牙ダグラム 編 1980年代の大河原氏の仕事を語るに欠かせない作品!
現在、上野の森美術館で開催中のイベント「大河原邦男展」の楽しみ方をお伝えしていく、電撃ホビーウェブ集中連載「大河原邦男展の楽しみ方」! 第5回は『太陽の牙ダグラム』関連の見どころを、アニメーション研究家の五十嵐さんに語っていただきました!
※これまでのバックナンバーも併せてご覧ください。
【集中連載】大河原邦男展の楽しみ方③ 海外のガンダムファンにも役立つトラベルガイド!
【集中連載】大河原邦男展の楽しみ方④_機動戦士ガンダム編 貴重な企画資料や35年ぶりに陽の目を見るイラストも!?
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こんにちは!! メカニックデザイナー大河原邦男展では監修を担当する、アニメーション研究家の五十嵐浩司です。今回は大河原展の『太陽の牙ダグラム』コーナーの見どころを紹介します!!
ダグラムのコーナーは、本展覧会の中でも大きなスペースを使っています。それは、大河原さんの作品歴の中でも重要な位置にあるからです。
『太陽の牙ダグラム』は1981年の10月から放送されたテレビアニメです。1981年の秋といえば、世の中はガンプラブームの真っ最中でした。そこに登場したのがダグラムだったのです。
ダグラムはガンダムに続く新たなロボットということで、何度もプランニングが重ねられました。今回はプランニングのために描かれたデザインを手数展示して、ダグラムのデザイン完成までの流れをお見せします。
『ダグラム』は企画当初からミリタリーの要素を取り入れた、最初のロボットアニメです。企画用のデザインに既にその片鱗が見られます。のちの『装甲騎兵ボトムズ』や『銀河漂流バイファム』のメカニックに通じるラインを見いだせるものもあり、1980年代の大河原さんの仕事を語るために『ダグラム』は欠かせない作品なのです。
また、ダグラムといえば大河原さんが描いたイラストも数多く展示しています。本展覧会のメインビジュアルにも使用させていただいた、映画『ドキュメント太陽の牙ダグラム』のポスター用に描かれた“燃え尽きたダグラム”はもちろんのこと、ホビー雑誌『デュアルマガジン』用に描かれた迫力の大判イラストも出展しております。
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以上、「大河原邦男展の楽しみ方」第5回 太陽の牙ダグラム編でした! 次回は『装甲騎兵ボトムズ』編をお送りいたします。
<イベント概要>
メカニックデザイナー 大河原邦男展
■開催日時
開催中~9月27日(日)※休館日なし
10:00~17:00(入館は閉館の30 分前まで)
※9月4日、9月11日、9月18~27日は開館時間を午後7時まで延長
■会場
上野の森美術館 (東京都台東区上野公園 1-2)
■入場料
一般 1,500(1,300)円
高大生 1,200(1,000)円
小中生 500(300)円
※( )内は前売・団体料金。団体は20名より。
※前売券はイープラスほか各プレイガイドにて発売中。
作品を使用した絵柄入りチケットは、エキュート上野チケットショップなどで発売中。
※障がい者は無料。付添いの方は有料。
<関連情報>
メカニックデザイナー大河原邦男展 公式サイト
特設サイト
http://www.sankei.com/special/okawara/
公式 twitter
公式 facebook
http://www.facebook.com/okawaraten
上野の森美術館
電撃ホビーウェブ|【集中連載】大河原邦男展の楽しみ方①
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電撃ホビーウェブ|【集中連載】大河原邦男展の楽しみ方②_前夜祭レポート
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