デジモン25周年の新プロジェクト『DIGIMON SEEKERS』が発表!その概要やデジモン愛にあふれた見どころを一挙に紹介!
2023年2月12日(日)、全世界のデジモンファンに向けて行われたオンラインイベント「DIGIMON CON2023」にて、デジモンの新プロジェクト『DIGIMON SEEKERS』が発表されました。『デジモンゴーストゲーム』の放送が佳境を迎える今、「これからデジモンはどういう方向に進んでいくんだろう?」と思惑をめぐらせていたファンにとっては吉報ではないでしょうか。
デジモン25周年イヤーのラストを飾る企画としてスタートする『DIGIMON SEEKERS』は、①デジモンウェブにて公開されるWEBノベル連載(NOVEL)、②YouTubeで公開される実写トレイラー映像(TRAILER)、③バンダイが発売するウェアラブル型液晶玩具「バイタルブレスBE」での商品展開(PRODUCTS)という、3本柱でのコンテンツ展開を予定。
今回電撃ホビーウェブでは、その概要や設定を紹介するとともに、バンダイナムコのデジモンプロジェクトリーダーである原田真史さんと、本プロジェクト担当の佐久間康生さんに聞いた『DIGIMON SEEKERS』の見どころをあますところなく紹介していきたいと思います!
世界観・ストーリー・キャラクター設定
舞台となるのは、一部の人はデジモンの存在を知っているけれど、まだ広く一般化はされていないデジタルワールド研究の黎明期。本作はそんな背景の中、リアルワールドとデジタルワールドで繰り広げられる群像劇です。これまで設定には存在していたけれどフォーカスされることのなかった「クラックチーム」(※1)がクローズアップされているなど、長年のファンが思わずニヤリとしたくなる仕掛けが詰まったプロジェクトとなっています。
※1 [デジプロ知識]「クラックチーム」に関わるデジモンたち| デジモンプロファイル | デジモンウェブ | デジモン公式総合サイト (digimon.net)
<STORY>
人類のリアルワールドとは異なる世界〝デジタルワールド〟――このネットワーク上の電脳空間に生息するのがデジタルモンスター〝デジモン〟だ。AI生命体デジモンの発見は、あらゆるものがネットワークで管理される人間社会に、光と影を落としていた。
永住瑛士(エイジ)は19歳、デジタルワールドがらみのヤバい仕事で日銭を稼ぐ〝負け組〟クラッカーだ。あるときエイジは、東京電脳大の権威である龍泉寺教授に、最新型デジモンドック「デジモンリンカー」とともに、とあるデジモンをたくされる。
額に謎のインターフェイスをつけた狼型デジモン・ルガモンとの出会いが、パッとしなかったエイジの日常を一変させていく。クラッカーを憎む正義のハッカー〝ジャッジ〟、デジモン犯罪の対策にあたる警視庁サイバー犯罪課捜査第11係〝デジ対〟、伝説のクラッカー・タルタロス率いる武闘派クラックチーム〝SoC〟(サンズオブケイオス)……。
エイジは龍泉寺の依頼でSoCの潜入調査をこころみる。大規模なサイバーテロが計画されていたのだ。とっておきのスキル――マインドリンクとは。喪失したルガモンの過去と真のスペックとは。エイジはデジタルワールドで勝ち、究極の、人生逆転をはたせるか……?
デジモン混沌の物語がはじまる。
※デジモン公式サイト「デジモンウェブ」より引用。
サイバーパンクチックな世界観とともに、デジモンファンが驚かされるのは、主人公たちのシリアスなビジュアルではないでしょうか。主人公・エイジの年齢も19歳と従来より高めに設定されており、20代後半~30代なかばの“デジモン直撃世代”のコアファンを意識した、重厚感のあるストーリー展開が考えられています。
そして、なんといっても気になるのが、主人公のパートナーとなるあらたなデジモン・ルガモンの登場。額にインターフェイスがあるということは、ドルモン、リュウダモンに続く第三のプロトタイプデジモンということなのでしょうか。公式なアナウンスはありませんが、このルガモンが事実上の「25周年デジモン」ということになりそうです。
また、ルガモンとともに『DIGIMON SEEKERS』に登場するデジモンの情報も一部公開。実写トレイラー映像にも登場する新デジモンがどのように活躍するかも気になるところです。
①デジモンウェブで公開されるWEBノベル連載(NOVEL)
『DIGIMON SEEKERS』のストーリーを追いかけるための中核となるコンテンツが、デジモンウェブ上の特設ページにて公開されるWEBノベルの連載です。連載スタートは2023年4月3日(月)を予定しており、初週は毎日更新、それ以降は週に1回ずつ更新されます。文量もチャプターごとに約6万字以上(全チャプターで一般的なラノベ2冊分程度!)を予定しており、読み応えは充分なボリューム。更新にあわせ、毎回ビジュアルカット(挿絵)も掲載予定です。
また、『DIGIMON SEEKERS』は日本語、英語、簡体字の3言語で展開しますが、日本語に限り、ノベル更新とともに朗読劇をYouTubeで同時公開予定。朗読は、『デジモンゴーストゲーム』でガンマモンの声を務める沢城みゆきさんが担当。こちらもチェックしたいところです。
②YouTubeで公開される実写トレイラー映像(TRAILER)
さらに、『DIGIMON SEEKERS』の世界観を楽しむ上で欠かせないのが、YouTubeで公開される実写トレイラー映像(ショートフィルム)です。すでにティザーPVが公開されており、4月3日に新たなトレイラー映像が公開されるとのこと。
▲公開されたティザーPV。「ワールドワイドで同じ映像を楽しめる」というコンセプトから、映画のトレイラー映像を意識したつくりになっています。実写映像で主人公・エイジ役を演じるのは、YouTuberとしても人気の羽谷勝太さん。
③「バイタルブレスBE」でのグッズ展開(PRODUCTS)
グッズ展開としては、『DIGIMON SEEKERS』のキーアイテムとなる「バイタルブレスBE」関連のアイテムが発売決定。手持ちの「バイタルブレスBE」を、主人公・エイジが装着するガジェット「DIGIMON LINKER」と同じ仕様にできるバンドと、ルガモンを中心とした計23体のデジモンが収録されたDimカードがセットになった「ルガモンDim&DIGIMON LINKERSバンドセット」がリリースされます。この「ルガモンDim&DIGIMON LINKERSバンドセット」は、本日(2月12日)から一週間限定で2月19日12時まで先行予約を受け付けているので、このチャンスをお見逃しなく。また、エイジ以外の登場人物に関連するDimカードの発売や、デジモンカードゲームでの展開も予定されているとのことなので、こちらも続報をお楽しみに。
※「ルガモンDim&DIGIMON LINKERSバンドセット」には、バイタルブレスBE本体は付属しません。
※先行予約以降の本受注開始は7月を予定しています。
デジモン愛が詰まったティザートレイラーの見どころをピックアップ!
最後はバンダイナムコ デジモンプロジェクトリーダーのバンダイ 原田真史さんと、本プロジェクト担当の佐久間康生さんのコメントを掲載するとともに、ティザートレイラーに散りばめられたリスペクトポイントを紹介していきます! 知れば知るほどこだわりにあふれていることがわかる映像となっています!
原田 『デジモンゴーストゲーム』が佳境を迎え、「デジモンというコンテンツは、今後どうなっていくのか?」というファンの方々に、デジモンは、これから新しいフェイズに入っていくとお伝えする、そのひとつがこの『DIGIMON SEEKERS』です。3年間のテレビアニメ放送も含めてデジモンリブートを行ってきましたが、世界中のデジモンファンの方々に支えられ、デジモンビジネスは一定の規模まで拡大することができました。『DIGIMON SEEKERS』は、特にこれまでずっとデジモンを好きでいていただいた熱心なファンの方々に向けたプロジェクトで、デジモン黎明期から遊んでくれた人を意識しています。たとえばこれまで深掘りされていなかったクラックチームという設定がメインに据えられていたり、アニメでは活躍していなかったデジモンも色々出てくる予定なので、ぜひ楽しんでいただきたいです! エイジの活躍を見守ってください!
佐久間 『DIGIMON SEEKERS』は、デジモンのバトルはもちろんですが、キャラクターひとりひとりの心の動きや、それを通じて動く物語といった部分をフォーカスしていくお話になっています。WEBノベルのほうは約一年間、毎週アップしていくので、一年間楽しんでいただければうれしいです。今回、公開しましたトレイラー映像にもありますが、過去の商品やガジェットなどが出てくるので、そういった面でも初代のファンから含めて、オールレンジで楽しんでもらいたいなという想いをこめています。
ティザートレイラーの見どころを一挙に紹介!
※2 [デジ基礎知識]「デジ文字」とその読み方 | デジモンプロファイル | デジモンウェブ | デジモン公式総合サイト (digimon.net)
本格始動が待ち遠しいあらたなデジモン『DIGIMON SEEKERS』。電撃ホビーウェブでは、今後も続報を掲載予定です! お楽しみに!
(C)本郷あきよし・東映アニメーション (C)BANDAI