「アルトアイゼン・リーゼ作例」(再掲載作例)【電撃スパロボNo.073】
今週の「電撃スパロボ!」は、10月に再生産された、2008年発売の「アルトアイゼン・リーゼ」の作例をご紹介。アニメ『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』完結記念となったこの号では、アニメ作画風のバランスでアルトアイゼン・リーゼを仕上げました。それでは発売当時のキットレビューをどうぞ!
アルトアイゼン・リーゼ
製作・文:NAOKI
※初出:電撃ホビーマガジン2011年6月号/記事内容は雑誌発売当時のものです
ついに最終回を迎えた『ジ・インスペクター』。どのロボットにもバックボーンがあり、ある意味どれもが主役機なのですが、今回は大本命、キョウスケ風に言えばジョーカー、ご存知イチジューの機体アルトアイゼン・リーゼをアニメ作画風に製作しました。とはいえ、特にアニメ用に設定画その他資料があるわけでもなかったので、基本的にはゲーム用設定画ベースで再現されたキットの頭身を上げていきつつ、各部のバランス、タイミングを調整し、アニメ版のイメージに寄せていくことにします。
■頭部
ツインアイはキットを削り込み小型化&形状変更。フェイス部分は主にチンガードの形状を変更しアニメ版のイメージに近づけています。また首/襟元を加工し、より胴体に密着させています。
■胴体
腹部の可動範囲で9ミリ延長。それに伴いコックピットブロックその他の外装を間延びしないよう形状変更しています。股間ブロックも同様に大型化したついでに、キットでは可動の妨げにならないよう設定とは変更されていた部分を設定どおりの構造に変更しています。
■脚部
太モモ部分で4ミリ延長しています。ヒザ裏は丸見えなのでポリパテでディテールを新造。
■腕部
キットだと胴体から離れ過ぎていてトップヘビーに見える一困を作っているようです。なので胴体側の肩部ユニットを胴体側面のギリギリのラインまでカット。あらためてポリキャップを埋め直し、腕部を胴体に密着するようタイミングの変更をしています。左ヒジ内側は構造上丸見えになってしまうのでポリパテでディテールを新造。
また、意外と軽視されがちですが、拳の大きさも頭身を決める重要なファクターです。キットより一回り小さいものを製作し、全体のバランスを整えています。
■マーキング
アサルト1とATXだけはどうしても貼りたかったのです(笑)。
以上、意外と大改修になってしまいましたが、ちょうど本編ではリーゼ登場~最終回という絶好のタイミングだったのでモチベーション高めで製作できました。
それにしても。まさか『OG2』がアニメで観れるとは思っていなかったので、ずっとスパロボファンやってて良かったなあ、とあらためて実感。スタッフの皆様ご苦労様でした&ありがとうございました!
<カラーリングデータ>
- 本体赤:黒ベースからシャインレッド立ち上げ
- 本体黒:カーボンブラックマット(フィニッシャーズ)
- 本体白:クールホワイト
- 本体黄色:黄橙色+シャインレッド+白少量
※特に注釈のない塗料はMr.カラーを使用。
DATA
アルトアイゼン・リーゼ
- 1/144スケールプラスチックモデル
- 全高:約170ミリ
- 価格:4,800円(税抜)
- 発売中(2016年10月再販)
- 発売元:コトブキヤ
関連情報
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