ガンプラ1年生大歓迎!電撃ガンプラアカデミー【4月11日~5月10日募集分】

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ワンダースクールと連動してますますパワーアップした電撃ガンプラアカデミー。小学生から女性まで幅広いファンに参加いただいています! 今回は、2017年4月11日~2017年5月10日に届いた作品の中から、サクライ総統がピックアップした5作品を紹介。全投稿作品はワンダースクールにて公開中です!

 

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サクライ総統イチ押しの5作品

バルバトス-ルプス作品名:バルバトス ルプス(ゆー坊)

「ほぼ初心者…」とのことですが、これだけ作ることができればすでに初心者は脱していると思います。チッピング色に黒を選択しているのは好みもありますし、バルバトスには似合っていると思いますが、ちょっと剥がしすぎの感じと、チッピングの1ピースが大きい感じがします。恐らくヘアスプレーかシリコーンバリアーを使った“本当に剥がす”チッピングだと思いますが、剥がし作業が楽しくなると、ついついやり過ぎてしまうことがあるので、グッと堪えた繊細な(控えめではなく)チッピングを心がけるとさらによくなると思います。

 

旧キット1100リアルタイプザク~筆塗り簡単汚し作品名:旧キット1/100リアルタイプザク~筆塗り簡単汚し(4416)

現在のキットは完成度も高く、塗装もしやすいように工夫されていますが、旧キットには独特の雰囲気が漂っていて僕も大好きです。旧キットはいわゆる“モナカ構造”なのでプロポーションや可動にこだわって徹底工作を行うのにも適していますが、あの頃の空気感を楽しむなら素組みで作るのもアリだと思います。特にこの1/100ザクなどは斜め後ろから見ると、現在のキットよりも設定画にそっくりなうえ、パーツの配色も完全に色分けされているので、成形色を活かしたフィニッシュにも適しています。汚しのタッチも当時の匂いがして好感が持てます。僕も時間を見て作ってみたくなりました。

 

ケロッカー・マン・ロディ作品名:ケロッカー・マン・ロディ(yu_ki)

小学4年生とのことですが、マンロディにエレキギターを組み合わせるセンスは小4とは思えません(笑)。他にもグリモアでもエントリーされていますが、どちらも同じ体形のモビルスーツが好みというシブさ! こちらは『フライングV』を持たせていますが、グリモアでは『ムスタング』というオジサン好みのギターを選択しているのもシブ過ぎですし(笑)、両作品を見ていると、この若さで、すでに自分のスタイルを確立している感じすらします。何よりも楽しみながら作っていることが良く伝わってくるのがいいです。次はポイント塗装でいいですので塗装にチャレンジしてみてください。さらにご自分の世界観が広がると思いますよ!

 

ミヤモト大佐専用アッガイ作品名:ミヤモト大佐専用アッガイ(蒼騎士)

非常に丁寧な工作と塗装が好感の持てる作品です。オリジナルのカラーリングもパステル調で良いセンスをしていると思いますし、アッガイというキャラクターにも似合っていると思います。清潔感のあるフィニッシュノングラデーション&ノンウエザリングに、ポイントで光るメタリック塗装やメインカメラ、丁寧なデカールワークが作品を引き締めていると思います。ついつい装甲カラーばかりに目が向いてしまいますが、関節や恐らくフレームに使用した温かみのあるライトグレーもかなりの好印象を与えていると思います。

 

密林索敵作品名:密林索敵(トレジャー015)

“青”ではないグフ、素敵です。“ラッカー系・ライトグレーの下地”+“油彩系ブラウン”の組み合わせが本当に良い雰囲気が出ています。ウォッシングとスミ入れが「ステインブラウン」と「グランドブラウン」の茶系なので、茶の混じったグレーで基本塗装をしてしまうと、“甘ったるい”感じが強くなってしまうのですが、青よりのグレーである「灰色9号」と「明灰白色」のライトグレーを基本塗装に選択したのが、大正解だったと思います。「ウォッシングとスミ入れは…」とさらっと書かれていますが、細部に施されたウエザリングも大変丁寧で素晴らしいと思います。

 


 

サクライ総統の総評

今月も多くの力作をご応募いただきありがとうございます。作品を拝見していると、若い世代やビギナー、出戻りモデラー、女性モデラーのエントリーが多く、とても嬉しく思っています。電撃ホビーマガジン時代から長らくハウトウ記事を担当させていただいていますが、いつの時代も“一年生”は存在しています。中級~上級者向けのハウトウ記事ももちろん必要ですが、節目ごとに基本的な工作法・塗装法をご紹介してきたことも、本コーナーの作品を拝見していると、少しは皆さんのお役に立てているように感じ、個人的にも嬉しく思っています。僕が模型を始めた頃は、近所に個人経営の小さな模型店が数多くあり、完成した模型をお店のショーウインドウに飾ってもらうのが嬉しかったものです。加えて自分が作った模型を見て、知らない人に声をかけてもらえると、さらに嬉しかったことを想い出します。時代は変わり、ガンプラアカデミーのような投稿サイトが主流となりましたが、“近所の模型店のショーウインドウ”に展示するような軽い気持ちでご投稿ください。僕も仕事模型が一段落したので、これから少しの間“趣味プラ”を楽しもうと思います。機会を見て電撃ホビーウェブに掲載しようと思っていますのでご期待ください。

 


 

電撃ガンプラアカデミーへの応募はワンダースクールにて受け付けています。

 

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