【機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス】ガンダム[グリンブルスティ]に立ち塞がる敵――ガンダム[ケストレル]出現!!物語は新たな局面へ――!?
本日7月27日(木)は『機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス』コミックス第1巻の発売日です。プロローグコミックから第6話までの物語と、豊富な解説記事を収録しています。コアなガンダムファンから、本作で初めてガンダム作品に触れる方まで幅広くフォローした1冊となっていますので、ぜひ全国書店にてお手にとってみてください。
さて、7月27日発売の『月刊コミック電撃大王2017年9月号』には最新第7話が掲載されています。この第7話冒頭にて、ヨーンが対峙する相手はORX-008 ガンダム[グリンブルスティ]の兄弟機にあたるMSW-004 ガンダム[ケストレル]! 圧倒的な加速性能を我が物として迫るガンダム[ケストレル]、ヨーンはどう対処するのでしょうか!?
物語を楽しむためにも、今回の記事ではこのガンダム[ケストレル]についてご紹介します。
ガンダム[ケストレル]とは――?
ガンダム[ケストレル]の機体色は白と青を基調としています。膝や前腕などがガンダム[グリンブルスティ]と同一形状のパーツになっているのがわかるでしょうか?
ガンダム[グリンブルスティ]は本来、グリプス戦役期にオークランド研究所でティターンズのとある強化人間用として開発が進められていた機体でした。その1号機を奪取したエゥーゴによって改修を施された機体が、このガンダム[ケストレル]です。
ちなみにヨーンが搭乗しているガンダム[グリンブルスティ]は2号機にあたるため、この2機はしばしば兄弟機と表現されるのです。
ガンダム[ケストレル]は3基のジェネレーターに直結されたスラスターによる大推力を特徴とします。原型機が強化人間用に開発されていたため、一般パイロットでは乗りこなすことができずエゥーゴでの改修テストは難航していましたが、ヨーンと同じく耐G特性に優れたヴァン・アシリアイノが搭乗することで本来の性能を発揮しました。
胸部にメインカメラが配され、頭部のカメラはサブカメラだったようです。こうした構造はガンダム・タイプMSの中でも極めて特殊なものだったといえます。主兵装はビーム・ライフルで、左前腕部に装備したシールドにはビーム発生装置が内蔵されていました。
ヴァン・アシリアイノ
ガンダム[ケストレル]のパイロットを務めた人物が、ヴァン・アシリアイノです。地球連邦軍の士官候補生でしたが、30バンチ事件の記録を入手したことを契機として反連邦組織ケラウノスと関わりを持つようになり、後にはエゥーゴに所属しました。耐G特性に優れた体質で、ガンダム[ケストレル]の加速性能にも対応できたほか、機体の性能を生かしたトリッキーな動きを得意とし、グリプス戦役において多大な戦果をあげています。
ヴァンはガンダム[ケストレル]以前にも、ジム改(ケラウノス所属機)やジム改[ワグテイル]などに搭乗していました。
ガンダム[グリンブルスティ]とガンダム[ケストレル]、似通った点を持つ“兄弟機”でありながらその背景には複雑な経緯と設定があるものです。電撃ホビーウェブでは今後も気になる設定を細かく紐解いていきますので、コミック本編と合わせてお楽しみくださいね。
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