電撃30MM情報局~来たるべき空中戦に備えて!ワイバーン的なモノを作ってみた!~
BANDAI SPIRITSのオリジナルロボット企画「30MINUTE MISSIONS(30MM)」。電撃ホビーウェブでは随時新製品情報を紹介していますが、この電撃30MM情報局では、サクッとカスタマイズした事例も紹介します。30MMの特徴である、30分ほどでお手軽に作れるメリットそのままに、どんどん組み替えて手軽さメインで作ってみましょう!
まずは新製品の情報から。9月28日(土)・29日(日)に開催された2019第59回全日本模型ホビーショーにて、新製品が一気に紹介されましたね!
まずは参考出品となるポルタノヴァの水中仕様ですが……
顔の水中メガネが楽しい! ハイドロジェット的な前背面のエンジンが特徴的ですが、手にした武装も銛なのでしょうか? 気になります。よく見ると、ヒザアーマーは整流板にもなっているし、背部にはチラリとパイプらしきモノも。
そしてアルトの陸戦仕様もゴツくてイイ感じ。
背部の無限軌道が目立ちますが、マスクもごっつ! 全体的にヘビーな印象ですよね。フルアーマーっぽい遊びにも使えそう。これまでバズーカが無かったので、武装の幅も広がります。そして気になったのが、コレ。
30MMの新製品でお楽しみなのが、ジョイント系のパーツだったりもするので期待です。参考出品なので詳細はこれからでしょうが、かき立てられますねぇ。この形状ですから、関節系でしょうか。無限軌道の後端(写真では最上部)に、よく見ると関節をカマせられそうな箇所が見られますが果たして……。
さらに、30MMは宇宙にも進出。
鳥足の関節やヒザのバンパーなど、線で構成されている感が強い機体ですが、これ、30MMで動物系を作るのにも使えそうです。また、これまで背部に火器を接続する際は前腕や脚部を使用していましたが、どうしても「腕感」「脚感」があって、それを隠す工夫も必要でした。しかしこの鳥足フレームを使えば、より「らしく」見えるのではないでしょうか。宇宙仕様はさらに背面も注目で……。
続いては、オプションパーツセット2として参考出品されていたこちら。
アルトとポルタに装着されていましたが、アルト、ポルタ両機の肩に付いているミサイルポッドはもちろん使えるとして、アルトの腰に接続されている上を向いたコの字型パーツはラックとして使えそうですし、アルト前腕のスモークディスチャージャー的なパーツも気になります。そしてポルタのヒザアーマーも注目したい。これは接続穴用のカバーのようですが、モールドも入っているので、リアル指向で作る場合は役立ちそうです。そして参考出品はまだまだあって……。
パネルでも告知されていましたが、カスタマイズのコンテストも始まるそうで、
こちらも注目です。
そして、直近で楽しみなのが、12月発売予定の「30MM 1/144 eEXM-17 アルト(空中戦仕様)[ネイビー]」(税込1,980円)です。いやぁ、ついに大型のウイングが出ますね! 頭部や胸部、そして脚部もまさに空中戦仕様! ウイングにも3ミリ穴が開いているので、ここに接続するのも面白そうです。
ホビーショーも終わり、10月にはアルトのグリーンとポルタノヴァのホワイト、11月はアルトのブラックとポルタノヴァのネイビーが発売されます。テストショットが公開されたので組んでみましたが、カラーバリエーションの幅がまた増えましたね~。
さて。この中で、アルトのブラックを見て、「おや」と思ったのですよね。関節系が白い……ということは、純白のアルトができるのでは? と。組み合わせによるカラーリング変更は各ユーザーのお好みなので、あんまりここでサンプルをお見せしても仕方がない部分がありますが、真っ白のものであれば、塗装をする場合でもラクですし、やってみる意味があるのかなと思い、組み替えてみました。
戦場は空に!? というわけで、飛びませんか?
冒頭でお話ししたとおり、30MM的に注目なのが12月発売予定のアルト空中戦仕様なわけですが、マルチブースターユニットやオプションパック1、そして2など、実はこれまでも「飛ぶ」系のパーツはいろいろとリリースされているんですよね。ちょっとそれらを組み合わせて、バイロン(ポルタノヴァの陣営)がアルト空中戦仕様を迎え撃ったらどうなるのかな? などと妄想したのが、こちら。
オプションバックパックの1は、前回ご紹介したとおりウイングがありますので、飛びそうです。2もスラスターとプロペラントタンクなので、まあ宇宙用かなとも思いましたがこの際つけてみました。アームユニット ライフルは、手持ちではなくてヒジや手首関節に直接武装を付けられるのが魅力ではありますが、「長モノ」としてもカッコいい新製品でもありますので、利用しています。マルチブースターユニットは、ブースターそのものではなく、同梱されている板状のパーツを背中に取り付けています。
そして、ここからが本番なのですが、今回もなんちゃって変形をしてみました。と、いうかこっちが本来の姿です。
「いや、変形っていうか……ヒザ関節反対向きにしただけだろ!」「しかも腕を伸ばして翼にしてブーンって!」というツッコミはその通りなのですが(笑)。でも、自分で変形機構を妄想しながら考えられるって、やっぱり30MMならではの面白さではないでしょうか?
とも、自分の中ではなんとなくシリーズっぽい感じになってきて、どんどん妄想が増幅されていく感があります。
射出成形ガン?を作ってみた
さて、ここからはちょっと、工作を含めていろいろ実験してみようかなと。前回はねこぶそうを取り付けてみましたが、BANDAI SPIRITSホビー事業部さん発のコンテンツや立体物、自分でゼロから作った素材までは利用するが、それ以外の他キットのパーツなどは使わない、という縛りでやっていければと思います。
では、まずはアルトのために、大型砲を作ったのでご覧ください。
アルトに大型砲を持たせたい!
アルトには、「30MM 1/144 アルト用オプションウェポン1」という組み替え自由度の高い武装類がすでに発売されていますが、もっとデカい大砲が欲しい! どどどーっと、敵を殲滅するような。ただし、ゼロから形を考えて……というのも、まあ自分にはムリです。そこで発見したのが、こちら。
G-BASE TOKYOには、暇ができると散歩にでかけたりするのですが、そこで発見しました。これって何だか、宇宙船にも見えるし武器にも見える。コイツをアルトに持たせられないだろうかと。そこで、2個ほど購入して一晩で作り上げ……。
では実際に、少し工作の過程をレポートしましょう。
こうして、射出成形ガンは完成! キットに付属している射出成形機用のコントローラーパーツがちょうど持ち手になる(持っている写真参照)のですが、先端が干渉してしまうため、ニッパでバサッと切り落としています。
手芸品店を回ってみた
さらにもっと工作をしてみよう! と、なにか30MMに流用できそうなものはないかな~と手芸品店をウロウロしていて発見したのがこちら。
この丸い姿を見て思い浮かんだのが、ポルタノヴァのシールドです。そこでさっそく……
ヤスリやデザインナイフを総動員してグリグリと乱暴にくりぬいて、ひとまずできあがりとしました。ホントならもう少し綺麗に処理したいところですが、まあ、まずはカタチができればいいかなと。ここで気が付いたのですが、近接格闘用のシールドでやればよかった……。失敗した……。
さて、気を持ち直して、削り終わったパーツを組み、瞬間接着剤を隙間にドバドバと(一応、はみ出さないように気を遣いながら……。)流し込めば完成です。裏には、オプションアーマーに付属している接続パーツを接着しいます。
これにて、今回の30MM情報局を終わります。組み替えによるカラーリング変更から、変形モノ、さらには工作してのオリジナル武装まで、ラインナップの充実してきたいま、より遊びの幅が広がった感がありますよね! ポルタのワイバーン的なものを作っている時は、なんとなく「アルトの空中戦仕様が出撃(というかリリース)される! 迎え撃て」的な妄想を繰り広げていたのですが、新製品を“出撃”もしくは“出現”と捉えて妄想の糧にすると、さらに楽しめるんだな~という発見もありました。いやぁ、作るって本当にいいもんですね~! サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!(と、世代がバレるフレーズ×2で締めてみました~)。
(C)BANDAI SPIRITS 2019