起き上がりにモビルトレースシステム、AMBACまで!歩くだけじゃない!「ZEONIC TECHNICS」ザクII驚愕のモーションを動画で紹介!

更新日:2019年12月16日 13:10

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『機動戦士ガンダム』の世界観に没入しながらザクを組み立てることで、ロボティクスの基礎やプログラミングの概念を学習できる新感覚のSTEM(※)学習教材「ZEONIC TECHNICS」。

「プレミアムバンダイ」などでついに予約が開始された本商品ですが、さっそく申込みをしたという人もいれば、まだ受講しようかどうかを迷っている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、2020年3月の発売に向けて鋭意開発中の「ZEONIC TECHNICS」をさらに堀りさげ、「どのような動作ができるのか」にスポットをあてて紹介していきたいと思います!
※Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(エンジニアリング)、Mathematics(数学)

 

▲発売に向けて徐々に全貌があきらかになる「ZEONIC TECHINICS」。このザク、歩くだけじゃないんです!

 

「ZEONIC TECHNICS」とは? 関連記事もあわせてお読みください!

 

 

次々と繰り出される驚愕のモーション!

というわけで今回は、バンダイ本社にお邪魔して「ZEONIC TECHNICS」の開発を担当する原田真史氏にレクチャーを受けながら、実際にザクが動いている様子を見せてもらいました。まずはこちらの動画をご覧ください。

 

 

なかなか衝撃的な映像ではないでしょうか? このように、自ら起き上がり、そのまま前進、そしてパンチ! という複雑なモーションをプログラミングすることも可能です。ただし、このモーションは近藤科学が提供する無料PCソフト「HeartToHeart4」を使用して作られており、いちから構築するのは、かなり難度の高いプログラミングであることをつけくわえておきます。

※こちらのモーションは「プリセットモーション」としてあらかじめ収録される予定です。

 

 

そしてこちらは「モビルトレースシステム」を試している動画。操作部位を指定すると、コントローラーとなるスマートフォンやタブレットの動きをミニチュアザクが追従するという、「Gガンダム」ライクな操作方法です。この動画は右腕部が操作の対象となっています。

 

また、ザクを手動で動かし、そのポーズデータをスキャンして収録するモードもあり、それらのポーズを組み合わせてモーションを作ることも可能です。

 

▲ザクのコントロールはラジコンのようなリアルタイム操作が可能な「リモートコントロール」、プログラミングによる自律制御をする「ブロックプログラミングコントロール」、そして前述のモビルトレースシステムの三種類に分かれます。

 

▲こちらはコントロール方法などを選択するメニュー画面。アプリも発売に向け、着々と完成に近づいている様子です。画面をよく見ると「課題」や「パーツ発注」などの項目も見えますね。

 

さらになんと! ベテランガンダムファンの大好物、「AMBAC」(※)の体験が可能! 動画では少々わかりづらいかもしれませんが、機体を振った逆方向に腕が動き、AMBAC的挙動をとっています。

※「Active Mass Balance Auto Control」。宇宙空間において、手足を高速で動かすことで発生する反作用をモビルスーツの姿勢制御に使用するシステム。不要ではないかと思われていたモビルスーツの手足を有効な姿勢制御システムとして使用できるというもの。

 

 

 

▲AMBAC体験時のコントローラー画面。シュミレーターのようなレイアウトに気分が高まります!

 

さらに公式YouTubeチャンネルで公開されている「ZEONIC CHANNEL #02」では、実際に動くザクタンクや多脚タイプの試作を紹介しています。こちらもチェックしてみましょう!

 

 

テキストも鋭意製作中!

ミニチュアザクを作るためのテキストも、手に取ったユーザーがよりロボティクスやプログラミングへの理解を深められるよう、徹底した推敲が続けられています! 『機動戦士ガンダム』世界の事象に触れながら、現実世界のロボティクスではどうなのか、そして目の前のミニチュアザクならばどうなるのか、というように段階を踏んでわかりやすくまとめられており、読み物としても非常に興味深いものになっています。こちらも製作中のサンプルを、少しだけ見せていただきました。

 

▲モビルトレースシステム(マスタースレーブシステム)や、先述のAMBACについて解説しているページ。右側の「TRY」と書かれたコーナーは、実際にザクを使っての課題形式になっています。

 

▲こちらはサーボモーター制御についてのページ。ザクを思い通りに動かすために理論を学ぶ、学んだ理論でザクを思い通りに動かして遊ぶ、という良い循環が生まれるように編集されています。

 

▲三角比について解説したページ。学生時代に数学を投げ出してしまった人も、ザクを動かすためならば楽しく学びなおせるのでは?

 

第一期生限定の予約特典も発表!

▲「ZEONIC TECHINICS」第一期生限定の予約特典として、彩色済みフィギュア「ジオニック整備員3体」が予約者全員にプレゼントされると発表されました。これはなんとしてもゲットしておきたいところですね!

 

 

「ZEONIC TECHNICS」番外編!

▲こちらはイベントや撮影に使用する「ZEONIC TECHNICS」展示ベース。非売品ではあるものの、開発工場のようで雰囲気バツグンです。正直、これも欲しいですよね!(笑)

 

さらに「ZEONIC TECHNICS」では、ユーザーによる自作モーション投稿スペースの開設や、コンテストの実施なども予定しており、ミニチュアザクを使った「遊び」と「学び」はこれからもドンドン拡張していきそうです。一期受講生の募集締め切りは12月末ごろを予定していますが、それよりも前に準備数に到達した場合、受講受付は終了するので、気になった人は早めの申込みを!

 

DATA

  • サイズ:約30センチ
  • セット内容:サーボモーター(KRS-3302 ICS)×16、サーボモーター(KRS-3204P ICS)×1、ケーブル一式、ビス一式、フレームパーツ一式、外装パーツ一式、電子部品(SmartBridge基板、距離センサー基板、LED)一式、専用充電池×1、専用充電器×1、専用ACアダプター×1、専用ドライバー(#0、#1)×2、シール、チェックシート、受講証明書、取扱説明書、TECHNICAL GUIDE BOOK ※この商品はミニチュアザク1体が完成できるキットが入っています。
  • 発売元:バンダイ
  • 価格:98,890円(税込)
  • 2020年3月発売予定
  • 受講受付中 ※準備数に達し次第、第一期生受講は終了となります。
  • 販売ルート:プレミアムバンダイ

 

 

ZEONIC TECHNICS 専用 ハンガーデッキ&フィギュアセット

『ZEONIC TECHNICS 専用 ハンガーデッキ&フィギュアセット』各部位の動作確認やモーション作成に有効な『ZEONIC TECHNICS』専用の組立式ハンガーデッキキットです。ディスプレイ用台座としても、「世界観」を演出します。ジオニック整備員やパイロットの彩色済みフィギュアも3体付属し、劇中さながらのMS開発を再現できます。

  • サイズ:約39センチ(ハンガーデッキ)
  • セット内容:ハンガーデッキパーツ一式(組み立てキット)、彩色済みフィギュア×3(ジオニック整備兵×2、パイロット×1)
  • 発売元:バンダイ
  • 価格:16,280円(税込)
  • 発売日:2020年3月予定
  • 予約受付中 ※準備数に達した場合、早期に受付終了となる場合があります。
  • 販売ルート:プレミアムバンダイ

※ロボット本体は別売りです。

※商品は開発中のものです。

(C)創通・サンライズ
※ Bluetooth(R) のワードマークおよびロゴは、 Bluetooth SIG Inc. が所有する登録商標であり、株式会社バンダイはこれらのマークをライセンスに基づいて使用しています。

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