ボークス「キャラグミン ダージリン」を作ってみた!
ちなみにキットのパーツ状態はこちら。
全21パーツ+デカールという構成になっています。かつてはガレージキットに付き物だとされていた気泡や歪みもほぼなく、ちゃんとカラーレジンの成形色を活かして作れるんですよ。
1、パーツの切り出し
まずはパーツについているゲートを切断していきます。薄刃ニッパーを使い、ゲートを1~2ミリほど残した状態で切り落とします。その後はデザインナイフで残った部分を丁寧に削っていきましょう。こういった作業に慣れていない方は写真のような「他のパーツで隠れる場所」を選んで練習してみるといいと思います。
2、パーティングライン消し
レジンキットを生産する際にはシリコン製の型を使うのですが、その合わせ目の部分に上の写真のような段差ができることがあります。これがパーティングラインです。これを目立たなくする方法をお伝えしましょう。
垂直に立てたデザインナイフを使い、段差をカンナがけの要領で削り落としていきます(パーツのラインが変わってきてしまうので削り過ぎには注意!)。その後は、スポンジヤスリを、今度はラインの流れと垂直方向に、パーツの丸みを意識しながらかけていきます。
3、部分塗装をやってみる
基本的な色分けはなされていますが、パンツァージャケットの合わせ目や各部のボタンなどは塗装を行う必要があります。「ダージリン」で使用するのはファレホカラーの「ゴールド」および、ファレホゲームカラーの「カオスブラック」です。ミスしても乾燥後にナイフで軽く削れば問題ないので、マスキングなどは特にせず気楽に塗っていくのが良いかと思います。
4、デカールを貼ってみよう+ワンポイント
このキット、瞳と眉、ティーカップの模様は水転写タイプのデカールとして付属しています。キレイに貼るのは難易度が高そうに思われるでしょうが、慣れれば普通に貼れるようになりますよ。
デカールは台紙ごとデザインナイフで上の写真のように、大まかに切り出して使用します。その後、5~10秒ほど水につけて台紙から離れるようになったら顔のパーツに載せていきます。
顔の上に載せた後はピンセットで位置を調整していきます。水で濡れている間は位置の微調整ができますので、慌てずに。また、瞳デカールの位置を決める際、写真のように前髪パーツを付けてみると完成したときのイメージが湧きやすく、失敗し辛いでしょう。予備のデカールもあるので、恐れずチャレンジ!
ちなみに、タミヤ「ウェザリングマスター<Hセット>」のピーチを使用してチークを入れると、完成見本とは違う仕上がりになりますよ。オススメです。
5、完成!
というわけで、実際に完成した状態がこちらとなります。
ちょっとした時間でも簡単に製作できますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
自分で作ってみると愛着もひとしおですよ!
<DATA>
『キャラグミン ダージリン』
■ 1 / 7スケールカラーレジンキット
■全高:約200ミリ
■価格:8,190 円(税込)
■発売中
■原型製作:造形村
■発売元:ボークス
<関連情報>
(C)GIRLS und PANZER Projekt