【週刊 電撃スパロボ No.012】S.R.D-S ダイゼンガーを作る<その2>
毎週『スーパーロボット大戦』の最新情報をお届けする「週刊 電撃スパロボ!」では、現在9月に発売となる「S.R.D-S ダイゼンガー」をいち早く製作中。今回は、テストショットを実際に組み上げた状態で、本キットの魅力をご紹介していきましょう。
※これまでの製作の過程は、以下のバックナンバーをご覧ください。
【週刊 電撃スパロボ No.011】S.R.D-S ダイゼンガーを作る<その1>
■モデラー:富永高志(とみなが たかし)…電撃ホビーマガジンでも『スパロボ』関連作例を多く担当。
追伸 昨日までのコ〇ケに参加された皆様、本当にお疲れ様でした。
■その姿、まさに武神。武神装攻ダイゼンガー!
編集部: さて、前回に引き続き「S.R.D-S ダイゼンガー」の製作のもようをお送りいたします。実際に最後まで組み立ててみた感想はいかがですか?
富永: デフォルメスタイルながら、元々のデザインに見られる力強さ、鋭さといった武神の風格を感じさせる造形となっています。ダイゼンガーが持つ漢(おとこ)のロマンは損なわれておらず、実に様になりますね。
編集部: 可動範囲についてはどうでした?
富永: 首周りはこれまでの「アルトアイゼン・リーゼ」や「ソウルゲイン」同様に、大きく引き出して、このように上を向かせることができるようになっています。胴体も下の写真のように前後左右に大きく可動しますので、アクション性もかなり高いですよ。
富永: また、ダイゼンガーは立体にすると、頭部側面の角(?)と大きく張り出した肩装甲が干渉しがちなのですが……。
富永: 本キットではこのように大きく肩を基部から可動させることで、この問題を解決しています。この可動によって「胸を張った」力強い立ちポーズが可能となっているほか、参式斬艦刀を力強く両手で構えるポーズが可能です。
編集部: なるほど、ちなみに下半身はどうでしょうか?
富永: ヒザ関節の可動は90度程度ですが、 股関節は基部から上下にスライド、足首も2箇所の軸接続となっています。また、腰アーマーはフロントとリアが軸可動、サイドアーマーがボールジョイント接続となっていて、可動を妨げない構造となっていて、総合的な可動範囲は広いですね。
編集部: 支えなしで、しっかりと展開状態の参式斬艦刀を保持することもできるのはスゴイですね。
富永: 今回の「ダイゼンガー」では、特に関節の渋みがかなりタイトに調整されているのかもしれませんね。手首パーツも本作ではシンプルな軸可動になっており、各所に斬艦刀の重さを支える工夫がなされているのも見逃せません。
編集部: 未塗装で遊ぶ際にはありがたいですが、塗装の際には、このタイトさはちょっと怖いかもしれませんね。
富永:全塗装仕上げの際は 気をつけたほうがいいでしょうね。
◆
編集部: 参式斬艦刀は迫力がありますね。
富永: こちら、ノンスケール版の「ダイゼンガー」のキットからの流用ですが、このように本体とのバランスが上手くとられており、親和性は抜群です。これまで紹介してきた各部の可動と併せて、さまざまなポーズがバッチリ決まりますよ。
編集部: 特に剣戟をメインにアクション性が命の機体ですから、この迫力はありがたいですね。ライバルである「スレードゲルミル」と組み合わせて遊べる日が待ち遠しいですね。その場合、広い机が必要になりそうですが(笑)。
富永: そうですね(笑)。
この「S.R.D-S ダイゼンガー」ですが、ノンスケール版と1/144スケール版の2作を経験した後だけのことはあり、ダイゼンガーらしいスタイルを維持しつつ、可動範囲と強度が劇的に進化したアイテムになっています。作例においてはこれらの魅力を活かしながら、肉抜き埋めやクリアランス確保など、気になる部分を引き締めていく方向で製作していきます。
編集部: 次回もお楽しみに!
>>次ページでは「ダイゼンガー」のパイロット、ゼンガー・ゾンボルトを解説!
<DATA>
S.R.D-S ダイゼンガー
■ノンスケールプラスチックモデル
■全高:約150 ミリ
■9月発売予定
■価格:5,500円(税抜)
■原型製作:丸家 裕之介
■発売元:コトブキヤ
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※コトブキヤショップ限定特典として「ドレスアップパーツ」付属。
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