積み重ね機能を追加した箱庭技研の「新コレクションケース」、その実力やいかに?スペースを有効活用したいと悩むフィギュアコレクターがその出来栄えをレビュー!
ジオラマシートやアクリルスクリーンなどを製作・販売し、ミニチュアジオラマを愛するホビーファンをバックアップしているブランド・箱庭技研から、フルモデルチェンジを行ったコレクションケースが新発売中です。フィギュアを痛みから守るUVカットアクリルを使用し、多数のサイズ展開に対応しながらも、コアな価格帯はおよそ2,000円から4,000円とリーズナブルなケースとなっており、以前電ホビで紹介した際も多くの反響がありました。
UVカットアクリル採用「箱庭技研 コレクションケース」がフルモデルチェンジ!アクリル厚を25%アップし、積み重ね機能を追加。積み重ねたまま前面板の取り外し可能。【特許出願済み】。
新留め具は折れたり割れたりしない柔軟性のあるインジェクション特殊樹脂を採用。来月リリース開始となります。 pic.twitter.com/QekVyZ7ndF— hakoniwagiken 箱庭技研 (@hakoniwagiken) October 15, 2020
それだけでも魅力的な新コレクションケースですが、なにより一番大きな特徴はケースを簡単に積み重ねてディスプレイ可能なこと! 読者さんからの反応もこの点に関するものが多く、筆者もいちホビーファンとして「まさにこういうケースが欲しかった!」と気になっていました。本稿では、その使用感を実際に確かめたレビューをお届けしていきます。
箱庭技研新コレクションケース、S/M/L/X各サイズを積み重ねた写真はこんな感じになります。 pic.twitter.com/1Q0Pdwrvit
— hakoniwagiken 箱庭技研 (@hakoniwagiken) October 15, 2020
レビューに入る前に、筆者のディスプレイスペースについてご紹介したいと思います。フィギュアの全高に対して高さが余っており、100円ショップで購入した円柱型ケースなどを利用してはみたものの、根本的な解決にはならないことに気づいて断念。スペースを有効活用できておらず、ここに写っている以外の場所にも多数のフィギュアがあぶれています。アクリルか塩化ビニールの板を使って、棚ないし積み重ねられる足場をDIYできないかと考えていたところでした。
むき出しで飾っているため、フィギュアにはホコリが付着してしまっています。年末年始や気の向いた時などは、ホコリまみれになったフィギュア一体一体にブロアーをかけ、布でふき取るといったメンテナンスを行っており、時間と労力を取られていました。箱庭技研の新コレクションケースならば、これらの問題も一気に解決できそう。期待に胸踊らせながら、続けてケースのセット内容を確認していきます。
ケースの天面と四方を囲むアクリル板に、ベースとなる木製ボード、組み立て方を分かりやすく図解した取扱説明書が同梱。ケースの構造自体は非常にシンプルなので、簡単に組み立てることができます。噛み合せたアクリル板の固定には、折れたり割れたりしないという柔軟性のあるインジェクション特殊樹脂によって作られた留め具を差し込みます。留め具の仕組みもシンプルですが、普通に使用していれば外れることはないだろうなと思えるくらいのホールド力があります。
ケースを組み上げた状態がこちら。今回は幅320ミリ・奥行き200ミリ・高さ265ミリの「コレクションケースL-265」をメインにレビューしていきます。このサイズを選んだ理由は、2つ重ねると筆者が使っているディスプレイスペースに高さがピッタリと合うからです。非常に透明度が高いアクリル板に囲まれたケースですが、確かな存在感と高級感があります。
いざフィギュアを中へ入れてみると、無秩序に陳列されていた先ほどとは異なり、ケースという枠組が与えられたことでディスプレイも自然と洗練されるのを感じます。フィギュアの高さに対してケースの高さに余裕があるので、複数の台座を組み合わせて段状に並べることができました。
続けて、同じ「コレクションケースL-265」を上に重ねてみます。重ねる時は、ベースとなる木製ボードの穴にアクリル板の突起を噛み合わせるだけ。きちんとハメるだけでグラつきもなく、しっかりとした固定力を得ることができました。原理としては単純ですが、このように仕組みを徹底的にシンプルにしたことで、商品価格を抑えることに成功しているのではないでしょうか。留め具は簡単に外すことができるので、ケースを重ねたままでもフィギュアを出し入れするために前面のアクリル板が取り外せるのも大きなポイントです。
実際に手にとってみて、箱庭技研の「新コレクションケース」は期待を裏切らない素晴らしい商品であることが分かりました! 組み立ての手軽さ、コレクションをより“映え”させる高級感、ケースを重ねた時の保持力、そして何より高い品質に対する抜群のコストパフォーマンス! どれをとっても満足度の高い、オススメの商品です。今回のように「スペースを有効に使いたい」というお悩みを抱えている方には、特に試していただきたいですね。ケースを重ねられるという仕様上、幅と奥行きはそれぞれS・M・L・Xの4種に固定されていますが、高さは自由に組み合わせることが可能。Amazon・あみあみの両サイトにて購入可能ですので、レビューを見て気になった方はぜひチェックを!
DATA
箱庭技研「新コレクションケース」サイズ一覧
Sサイズ
- コレクションケースS-165 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W155×D128×H165mm
- コレクションケースS-215 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W155×D128×H215mm
- コレクションケースS-265 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W155×D128×H265mm
- コレクションケースS-315 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W155×D128×H315mm
- コレクションケースS-365 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W155×D128×H365mm
Mサイズ
- コレクションケースM-165 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W256×D155×H165mm
- コレクションケースM-215 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W256×D155×H215mm
- コレクションケースM-265 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W256×D155×H265mm
- コレクションケースM-315 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W256×D155×H315mm
- コレクションケースM-365 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W256×D155×H365mm
Lサイズ
- コレクションケースL-165 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W320×D200×H165mm
- コレクションケースL-215 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W320×D200×H215mm
- コレクションケースL-265 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W320×D200×H265mm
- コレクションケースL-315 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W320×D200×H315mm
- コレクションケースL-365 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W320×D200×H365mm
Xサイズ
- コレクションケースX-065 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W421×D251×H65mm
- コレクションケースX-115 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W421×D251×H115mm
- コレクションケースX-165 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W421×D251×H165mm
- コレクションケースX-215 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W421×D251×H215mm
- コレクションケースX-265 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W421×D251×H265mm
- コレクションケースX-315 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W421×D251×H315mm
- コレクションケースX-365 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W421×D251×H365mm
- コレクションケースX-415 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W421×D251×H415mm
- コレクションケースX-465 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W421×D251×H465mm
- コレクションケースX-500 フルモデルチェンジ版/内寸(約):W421×D251×H500mm
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