「リアルロボット」とは何か!?その答えがリアルタイプ ダグラムとして具現化された!!
1980年代前半、アニメおよびホビーの世界を席巻した「リアルロボット」。リアリティを加味したデザインと映像での運用は、「ロボットもの=幼児向け」という不文律を180度変えることになる。その中でも特に際立った作品『太陽の牙ダグラム』の主役メカのダグラムを、デザイナーの大河原邦男氏自身が「よりリアル」にアレンジしたリアルタイプカラーのダグラムが登場。塗装済み完成品として現在受注中!!
リアルタイプ ダグラムの原点は、メカニックデザイナーの大河原邦男氏が『ダグラム』のメディア展開時期に、雑誌や商品用に描き下ろしたイラストである。これらのイラストには大河原氏がよりミリタリーを押し出し、アニメ用設定とは異なるカラーリングや形状のダグラムが描かれていた。『ダグラム』の40周年記念商品を企画するにあたり、過去に描かれたモチーフの検証を経て、大河原氏の描き下しと共に登場したのが、このHI-METAL R ダグラム リアルタイプカラー 40th Anniv.なのである。
大河原氏がカラーリングだけでなく、形状を変更してまでも追求した「リアル」を具現化するためにパーツを新造形。胸部、両肩、リニアガン、両足の裾が新たなデザインとなった。
ダグラムの主要武器であるアームリニアガンは最も形状が変わり、左右にケーブルが付属している。また、中央にはセンサーと思われる赤い円形のパーツも見られる。
胸部も大きく変化している。目立つのは右胸のライトとインテークのカバーだろう。パーツとしてはそれほど大きなものではないが、最小限の変更により見た目の印象を大きく変えるという、大河原氏のデザイン美学が感じられる。
肩と装甲の接合部分に存在する円形パーツにはリブが3箇所追加され、部品が持っているジョイントという機能が明確化されている。
脚部の新造形部分は両足の裾に当たるパーツで、スリットの入ったカバーを装着。立体的なディテールが増えることで実在感を増している。
では、このHI-METAL R ダグラム リアルタイプカラー 40th Anniv.の企画スタッフである、BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部の木村禎成さんからのコメントをご覧いただきたい。
『太陽の牙ダグラム』の魅力の一つに、大河原さんの手によるバリエーションイラストがあることは当時を知る方には当たり前のことかもしれません。顔の無いロボットとして現れた「コンバットアーマー」の持つリアルという記号を、さまざまな形で増幅してくれたことは、いまだに覚えています。
企画としては結構前から動いていたのですが、結果的にダグラム40周年を迎えたタイミングでお披露目できたことはよかったと思っています。
量産機として計画されたものなのか。はたまた特定の戦場に向け強化されたものなのか。皆さんのイマジネーションの数だけ存在するリアルタイプダグラムを、楽しんでいただけると幸いです。
さて、このHI-METAL R ダグラム リアルタイプカラー 40th Anniv.の試作品を直に見られることをご存知だろうか? JR秋葉原駅 電気街口すぐの「TAMASHII NATIONS STORE TOKYO」において企画展イベント「ROBOT FIGURES LAUNCH!」が7月28日から開催中なのだ。店内ではHI-METAL Rを始め、現在予約中&企画中のBANDAI SPIRITS コレクターズ事業部の最新ロボットフィギュアが展示されている。
なお、イベント実施期間は2022年7月28日(木)から9月11日(日)となっている。2022年7月28日(木)~7月31日(日)の期間中は入店予約期間となるため、事前に魂ストア公式ウェブで入店方法や商品の購入方法等をチェックしよう。
DATA
HI-METAL R ダグラム リアルタイプカラー 40th Anniv.
- ABS&PVC&ダイキャスト製可動フィギュア
- 全高:約160ミリ
- 商品内容:本体、交換用左手首3種、交換用右手首2種、アンテナ×2(予備含)、パイロットフィギュア2種、リニアガン、リニアカノン、ターボザック、ミサイルポッド、ジョイントパーツ、台紙アートボード
- 発売元:BANDAI SPIRITS
- 価格:14,300円(税込/送料・手数料別)
- 2023年2月発送予定
DATA
ROBOT FIGURES LAUNCH!
- イベント実施期間:2022年7月28日(木)~9月11日(日)
- 入店予約期間:2022年7月28日(木)~7月31日(日)
- フリー入店期間:2022年8月1日(月)~9月11日(日)
- 場所:東京都千代田区神田花岡町1-1 TAMASHII NATIONS STORE TOKYO
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