ガンダムビルドファイターズD-R<2016年4月号 その2>ガンプラ作例にトライ:RG ザクアメイジング(上半身編)
月刊ガンダムエース(毎月26日発売)連載のガンダムビルドファイターズ外伝『ガンダムビルドファイターズA-R』は、既刊の『ガンダムビルドファイターズA』の続編としてユウキ・タツヤの新たなる戦いが描かれています。
本連載『ガンダムビルドファイターズD-R』では、A-Rの登場機体を外伝のシナリオを手がけるスタジオオルフェ 千葉智宏先生に解説していただきます。今月は、クロスボーン・ガンダムX2ジュリアが解説されていますので、ぜひお読みください!
そして! 電撃ホビーウェブならではの企画として、千葉先生の解説機体を立体化! 今回は、先月解説された「ザクアメイジング」の作例をプロモデラー射水宏が製作しています。「RG 1/144 MS-06S シャア専用ザク」と「HGBF 1/144 ザクアメイジング」を組み合わせた作例の製作過程を追う2回目、「上半身編」です。
RGのシャア専用ザクにHGBFザクアメジングの外装を取り付ける作業を開始!
作例記事:HG+RG 1/144 ザクアメイジング(上半身編)
頭部(RGを使用)
角を削り込んでシャープに成型。モノアイは塗装だと暗く沈んでしまってよく見えなくなるので、裏が平らな市販のレンズパーツに変更し、裏にアルミテープを貼って光を反射するようにしました。
胴体(RGを使用)
RGの“06S”とザクアメイジングの“06R”では、体の各部にいくつか形状の異なる部分があり、胸部コックピットの脇のブロックも若干の差異がある部分なのですが(06Rのほうが若干直線的な感じ)、他の部位に比べるとさほど目立たない(と僕は思う)のと、RGの微細なディテールを掘りなおすのはチト大変そうだったので、今回はRGの形状そのままとし、バックパックだけザクアメイジングの06Rタイプの物に変更。胴体側のピン位置に合わせてバックパック側に新たなダボ穴を設けて接続しました。
これに伴い動力パイプ後部がはまらなくなるので、パイプ内部の芯パーツをライン変更したい部分で切断し、向きを変えて再接続(シンチュウ線を通して補強)しました。
バックパック(HGを使用)
バックパックは四角いスラスターを削り落とし、中のフィンや内壁にもディテールを入れた自作パーツに変更しました。上部のミサイルポッドは弾頭部をくり抜いて市販パーツに変更し、側面にプラ材で若干のディテール追加を行いました。
腕部(RGを使用 ただし形状をポリパテで変更)
ここは前腕両脇の膨らみを06R特有の“プリン型”に変更。RGのパーツに1.2ミリ厚のリング状パーツを貼り付け、周辺はディテールを殺さないようにポリパテでラインをなだらかにつなげました。
両肩のアーマー(HGを使用 接続にはRGの接続用アームを取り付け)
両肩のアーマーはRGのアームを介して付けられるようHGの物を加工。裏面の一部を切り欠きつつ接続用のピンを設け、アームとの干渉部分を若干削り込んだりして調整。表面は若干スジ彫りを加えつつ、市販の金属製リベットパーツを埋め込みました。
次回は、下半身と武装の加工について、お送りします。
DATA
RG 1/144 MS-06S シャア専用ザク
■1/144スケールプラスチックキット
■発売中
■価格:2,700円(税込)
■発売元:バンダイホビー事業部
HGBF 1/144 ザクアメイジング
■1/144スケールプラスチックキット
■発売中
■価格:1,944円(税込)
■発売元:バンダイホビー事業部
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■漫画:今ノ夜きよし シナリオ:千葉智宏(スタジオオルフェ) 原作:矢立肇・富野由悠季
■定価:本体560~580円+税
■発行:株式会社KADOKAWA
■編集:角川書店
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■定価:本体3,000円+税
■発行・発売:KADOKAWA
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