話題のキット「アストラナガン」を製作する<第2回>【電撃スパロボNo.042】
今週の「電撃スパロボ!」は、コトブキヤのS.R.G-S「アストラナガン」の作例の第2回目をお届け! キットのインプレッションをお届けした前回に引き続き、今回は完成した作例と共に、本キットの見どころについてお届けしてきます。
※これまでの製作の過程は、以下のバックナンバーをご覧ください。
第1回:話題のキット「アストラナガン」を製作する<第1回>【電撃スパロボNo.038】
アストラナガン Premium Edition①
製作・文:富永高志
『OG』シリーズの源流ともいえる『スーパーロボット大戦α』のみの登場ながら、コトブキヤのキット化希望ユーザーアンケートでは5年連続1位を獲得するほど高い人気を有するアストラナガン。
16年の時を経て、初のプラモデル化を果たしました。
地球側の機動兵器とは異なる有機的かつ鋭いラインのフォルムを有するだけに、実際のキットでは可動も含めてどのように再現されるのが気になっていましたが、組み上げるとその再現度は高く、引き出し式の肩関節を含めて本体のラインを損なわず、なおかつ幅広い可動範囲と両立させたものとなっており、シンプルなパーツ分割と相まって、すべての面で満足度の高い一体に仕上がっています。
さらに、コトブキヤショップ限定版である「Premium Edition」には、ウイングエフェクト、ガン・ファミリア2基、ウィングエフェクトなどのパーツも同梱され、アストラナガンの魅力をフルに引き出しています。
今回の作例では若干の後ハメ加工と、肉抜き穴を埋めた以外はストレートに組んでいます。塗装表現においては黒一色とはせず、複数の黒を使い分けてメリハリを演出。関節部はセミグロスブラックそのものによるツヤを抑えた表現を行い、外装部は2パターンのメタルブラックを使い分けました。
メタリック塗装を施すことで、見る角度や光源との関係で真っ黒に見えたり、光って見えたりするなど、本機の持つ有機的なラインがより鮮明になったかと思います。メタリック塗装ですのでキットの表面処理が大変ですが、かけた手間の分だけ、応じた仕上がりになりますよ。ちなみに表面処理の際は気をつけないとパーツの先端が指に刺さります(笑)。
組み立てる上での注意点ですが、頭部に使うC14とC29は非常に小さいパーツなので、組み立て説明書でも推奨されているように接着で固定するのがオススメです。
握り手と武器持ち手の指は形状が似ているので、説明書を見ながら順番に切り出しと取り付けを行ってください。また、「Premium Edition」を作る場合ですが、アクティブ・ウィング・ユニットに取り付けるエフェクトパーツがPVC製のためにかなり重量があります。取り付けると重心が後ろに行ってしまいますので、同梱されているフライングベース3のアームに付いているビスもキツめにして飾ってください。
『スパロボ』25周年となる今年に登場するキットに相応しい存在にして、ユーザーの期待に応えた完成度を誇る「アストラナガン」。『スパロボ』ファンのみならず、黒いロボットが好きな方にもオススメです!
次の「アストラナガン」製作記事第3回目では「Premium Edition」に付属するパーツ類のご紹介と、カラーリングレシピ、各部の具体的な改修ポイントについてお届けしますので、お楽しみに。
アストラナガン Premium Edition
- ノンスケールプラスチックモデル
- 全高:約170ミリ
- 発売中
- 価格:9,800円(税抜)
- 発売元:コトブキヤ
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