【3時間で完成!】食玩を引き立てるジオラマ製作~破幻のジスタ編~後編

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製作・文●のせ/編集●電撃ホビー編集部

皆さん、工作の準備はできましたか?

 

「まだです!」

「準備ってなんぞ」

という方は、まずは【3時間で完成!】食玩を引き立てるジオラマ製作~破幻のジスタ編~前編をご覧いただいてからこの続きを読んでくださいね。

 

それでは、いよいよ制作に取り掛かりましょう!

 

 

造形パート(所要時間30分)

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まずはこの発泡ブロックを使って形状を作っていきましょう。
土台と、その上に置く岩などをイメージして切り出します。

 

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もし表面がガビガビしても、一切気にせず進めて問題ありません。

 

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土台の上に並べながら、形状を決めていきましょう。

ちなみに製作者は、ジオラマのイメージを決めるときは「岩場」「荒野」「砂地」など作りたい風景のワードでGoogle画像検索して参考にしています。

リアルな風景は情報量が多すぎてどこを拾えば……という人は、「ジオラマ」という言葉と併せて検索をかけると、取っつきやすいかもしれません。

 

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大まかな形状ができたら、シャープな切断面や角をちぎって自然物のようなテクスチャにしていきましょう。

 

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ある程度ちぎったら、グルーガンで各パーツを接着していきます。

※グルーガンは、スティック状の樹脂を熱で溶かして、接着剤として物と物を接着させることができます。通常の接着剤と違い、溶けた樹脂が冷えればくっつきますので、比較的短時間で作業することができます。こんな便利なアイテムが100円ショップで買える、というのは嬉しいものです。

 

 

コーティング(所要時間60分)

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次に、自然物のテクスチャにより近づけるためコーティングを行います。

 

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主に使用するのはセメントと水性塗料。紙コップにセメントと塗料を開け、水を適量入れてかき混ぜます。

 

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ベースにくまなく塗り付けていきます。
筆をタテにしてトントンとたたき塗るとスムーズです。

 

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コーティング完了。

ドライヤーを当てて大まかに水気を蒸発させたら30分ほど放置して乾燥を待ちます。

 

 

塗装パート(所要時間90分)

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ここまでくればいよいよ佳境! 引き続き水性塗料を使用していきます。

この4色を調色しながら色差をつけていきます。

 

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筆に複数色を乗せて、ベース上でブレンドしていくのもランダム感が出て良いです。

 

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ひとまず塗り終わりました。

1時間程度放置で自然乾燥しますが、ここでもドライヤーで乾燥させるとより時短が図れます。

 

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乾燥したらフィギュアを乗せて雰囲気を確認してみましょう。

塗装はまだ続きますので、確認は何となくでも大丈夫です。

 

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最後に、仕上げのドライブラシです!

※ドライブラシ:筆に付いた塗料を乾いた状態にして、薄くこすり付けるように塗装する方法。

 

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使用するのは白をベースに少しだけ黄土色を混ぜたもの。
ティッシュで塗料をふき取り、ベース全体にメリハリをつけてこすりつけていきます。

 

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基本塗装でベッタリした表面にコントラストがついていきます。

 

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納得いくまでドライブラシをしたら完成!

 

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低予算&短時間で立派な岩場ができあがりました。

ちぎれた発泡ブロックのポロポロとした断面が、岩の質感を再現しつつ複雑な陰影を生み出しているので、これ単体だけ眺めていても趣き深いです。

ベース内にきちんと収めて作れば、クリアケースをはめてホコリをかぶらずに飾れるのもこの工作の大きなポイント。

 

 

改造ジスタ“佐原(サハラ)”

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ジオラマベースをせっかく作ったので、ウワモノにもこだわりたい!
そんなあなたに応用編!

 

店頭で見かける機会の多い佐藤(破幻のジスタ乙 第2弾)ですが、バイザーを外すと内側にカッコいいカメラアイのモールドが……!
「メガネをとると意外とイケメンじゃないか……(うっとり)」ということで、今回はこれを活かす形で改修していきます。

 

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バイザーを外し、180度回転させた状態で再接着。
カメラモールド内にはオーロラデカールを貼り、精密感をUP!

 

その他に、自分好みのシルエットにするため、マッシブな印象の佐藤の下半身を風間に変更。その他銃火器をメインに追加しました。
使用パーツは下記の通り。

  • 上半身:佐藤(乙2弾)
  • 下半身:風間(乙1弾)
  • 背中:充電丸のランチャー(乙1弾)、鳥丸のキャノン(無印1弾)
  • 武器:中田のビームランチャー(乙2弾)
  • 盾:藤堂の盾(無印1弾)

長く続いている『破幻のジスタ』シリーズだけに、武器のチョイスも個性が出るのが良いですね。

 

塗装は缶スプレーでタンを吹きつけた後、面相筆で関節などをグレーで塗装して完成!
軟質樹脂に直接塗って塗膜が定着するか不安でしたが、ガシガシ遊ばなければ意外と大丈夫でした。

 

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ジオラマとの相性もバッチリ!

ちなみに、デザートカラーなので“佐原(サハラ)”と名づけました。
相棒に“砂田”あたりが欲しいですね。

※もちろんキャラ名は公式ではないのであしからず(笑)

「二体並べたジオラマを作りたい!」という人は、もうひと回り大きなケースでチャレンジしてみましょう。

 

 

おわりに

ジオラマ製作の所要時間は約3時間!
このゴールデンウィーク、ジオラマ初心者の方や未経験の方も、チャレンジしてみてはいかがでしょう?

 

ちなみに人気の『破幻のジスタ』シリーズは、7月に破幻のジスタ乙 第3弾が登場予定!

 

集合

▲破幻のジスタ乙 第3弾

 

完成されたデザインが目を引く桜井や、ぜひゲットしたいガトリング砲を手に持つ境など、今回も見逃せないラインナップです。

皆さんもお買い逃しのないように!

 

 

<DATA>

破幻のジスタ乙 第3弾

  • 彩色済みフィギュア、ストーリーカード、ガム菓子1個
  • 6種+別カラーバージョン3種
  • サイズ:全高約5センチ
  • 2016年7月発売予定
  • 価格:280円(税別)
  • 発売元:バンダイキャンディ事業部

※写真は監修中のサンプルです。実際の商品とは一部異なる場合があります。

 

 

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