新発売のガンプラを買ってきて、組み立てて紹介する「ガンプラレビュー」。今回は、ついにリリースされた「MG 1/100 ゼータガンダム Ver.Ka」を徹底レビューします! “アニメオリジナルのプロポーションを追及する”というコンセプト、しかもVer.Ka!ということで発売前から話題となっていた本アイテムですが、どのようになっているか、さっそく見ていきましょう!
▲堂々たる立ち姿! Ver.Kaのパッケージはいつ見てもテンションがあがりますね!
まずはキット内容を確認!
▲まずは箱の中身から確認していきましょう。説明書にはカトキハジメ氏のインタビューや開発中の資料なども掲載されており、このあたりもVer.Kaの楽しみのひとつですね!
▲ランナーを見ていきましょう。こちらは内部構造を構成するグレーのAランナー。
▲同じく内部フレームやハンドパーツなどが収録されたBランナー。
▲こちらもグレーのCランナー。アーマーの裏打ちパーツなども見て取れます。
▲脚部関節部分などのパーツが収録されたDランナー。
▲Eランナー。スネのメカパーツが目立ちます。
▲こちらは外装白部分を構成するFランナー。
▲同じく外装白部分用のGランナー。
▲外装青部分用のHランナー。少し懐かしい感じのライトブルーで成形されています。
▲フライング・アーマー用のIランナー。
▲フライング・アーマーやビーム・ライフルなどを構成するJランナーと、各部の黄色部分を構成するKランナー。
▲外装赤色部分に用いられるLランナー。
▲エクストラフィニッシュが施されたMランナー。各部のアクセントになります。
▲Mランナーをアップで。これらが各部に配されることで、精密感や「今のガンプラっぽさ」を演出してくれるわけですね。
▲カメラやセンサー部分用のNランナーは無色クリアーで成形。ビーム・サーベル用の刃パーツも付属します。
▲Ver.Ka定番の水転写式デカール。これでもかとコーションマーク類が収録されています。
▲最後はホイルシール。アイカメラやセンサー部分に貼ることで、光を反射してキラッと輝いてくれます。
組み立て開始!
▲まずは頭部から組み立てていきます。こちらはマスクパーツ。昨今のガンプラを踏襲してか、クマドリ部分が別パーツになっています。アイカメラは無色のクリアパーツ。
▲組み合わせて、ホイルシールを貼りました。非常にシャープで立体感のある顔回りです。クマドリ部分の突起(鼻と表現するのが正解?)がいかにもゼータガンダムらしいですね。
▲首パーツ。胴体と接続される部分と、頭部との接続部分の2カ所に可動軸があります。これにより、上を向く動きもバッチリです。
▲マスクパーツと首パーツを組み合わせ。バルカンにはエクストラフィニッシュパーツがセットされます。
▲バルカンを取り付け。トサカのカメラパーツは無色クリアーで成形されており、上からホイルシールを貼る構成です。
▲頭部側面パーツ。ダクト周辺は別パーツになっており、シャープに仕上がっています。
▲側面パーツを取り付け。この時点で造形のシャープさに驚かされます。説明書に掲載されている資料にもメモが記載されていましたが、マスク下端が一直線になっていないところにもこだわりを感じます。
▲胴体側の基部パーツに、頭部を取り付け。首は前方に可動し、下側のバー状パーツも可動します。
▲黄色い襟パーツを取り付け。横面にチラッとグレーのディテールがのぞくのがカッコいいですね。
▲アンテナは固定式と可動式の2タイプが付属。写真では見えませんが、額にはきちんと「Z」のモールドが彫り込まれています。
▲アンテナを取り付けて頭部の完成。非常に精悍です。
▲正面から。
▲後方から。
▲続いては腹部を組み立てていきます。まずはフレーム部分から。
▲フレーム部分には、腹部の折り畳みギミックが搭載。左右の脇腹にあたるパーツが中央に折りたたまれます。
▲腹部フレームを下側から。赤丸で示した部分にロック機構があるので、MS形態時に腹部が折りたたまれてしまうことはありません。
▲外装を取り付ければ腹部の完成。
▲さきほど作った頭部パーツと組み合わせます。頭部ユニットの下側にあったバー状のパーツが、写真のように腹部フレームに当たることで、ストッパーの役割を果たしてMS形態時に頭部が胴体の中に沈み込んでしまうのを防ぎます。
▲続いては胴体背面のパーツを組み立てていきます。まずはフレーム部分。
▲ここに関節パーツや、背面の外装を取り付けていきます。
▲背面のプレート部分。フライングアーマーとの接続時に、ガタつきを抑えるための可動式ピンが搭載されています。
▲裏側から。背面の左右のプレートは上下にスライドさせることができます。首元から除く部分(グレーのパーツ)にはしっかりとディテールが入っており、チラッと見えたときの空疎感をなくしています。
▲胴体背面パーツにプレートを組み合わせます。
▲頭部や腹部と組み合わせれば胴体背面部分の完成。
▲前から。
▲ここに、肩との接続部分にあるプレートをつけていきます。裏打ちパーツでディテールもバッチリ。
▲プレートをつけた状態。
▲このプレートを取り付けるフレームの基部に可動軸が設けられているため、プレート自体がフレキシブルに可動。これにより、ゼータガンダムの立体のウィークポイントだった肩の可動範囲の狭さを解消しています。
▲続いてはコクピット部分を作っていきましょう。
▲内部には座りポーズのカミーユ・ビダン(写真右)がイン。そのほかに、立ちポーズのカミーユ(写真左)も付属します。
▲コクピットの中ではこのような感じに。また、MS形態とWR形態時で、カミーユの座る向きを変えることもできます。
▲コクピットの完成。赤い部分が開閉します。
▲さらにコクピットブロックが付く胸部パーツを組み立てていきます。
▲黄色いダクトパーツを取り付けたところ。
▲胸部にはエクストラフィニッシュのパーツが組み込まれます。
▲胸部は非常にシンプルなデザインですが、エクストラフィニッシュパーツが入ることで情報量がプラスされています。
▲ダクト下のフィンを取り付け。このフィンは上下に独立可動させることができます。
▲胴体との接続アームを取り付ければ胸部の完成です。
▲アーム部分をパチンと取り付け、胴体ブロックと合体させます。
▲胸部パーツを折り畳めば、腕部をのぞく上半身ができあがりました。本アイテムはいわゆる「C面」が意図的に入れられていない箇所が多く、それが全体のシャープな印象を演出しています。
▲本アイテムで注力された部分のひとつであり、“垂れ胸”などと称される胸の傾斜。アニメオリジナルの印象を追及した、ストンと落ちる形状です。
▲胴体に接続されるフライング・アーマーの中央ブロックを組み立てていきましょう。
▲組み合わせれば中央ブロックの完成。
▲スラスター周辺の色分けも素晴らしいですね。
▲完成した中央ブロックを外装パーツで挟み込んで胴体と接続します。
▲折り畳む際には胴体背面から接続ピンを引き出し。
▲ピンに接続されることで、折りたたんだ状態がガタつかずに保たれます。
▲胴体の次は腕部を組み立てていきましょう。まずはフレーム部分から。
▲上腕の外装と、前腕との接続用のパーツを組み付けていきます。
▲この前腕との接続用パーツは、写真のように回転します。これにより、いわゆる「ガワラ曲げ」が可能に。
▲前腕のフレームパーツを接続。グレネード・ランチャー部分にはスライド機構が設けられています。
▲前腕にはスライド機構があり、変形時に腕を伸縮させることができます。
▲フレーム部分に外装をつけていきましょう。
▲さらにヒジの赤い外装パーツをつければ上腕~前腕の完成。前腕の黄色い部分が別パーツになっており、色分けされているのが素晴らしいですね。
▲前腕内側のパイプディテールは基部で可動。腕を伸縮させる際のロックパーツになっています。パイプを起こせばロックが解除されます。
▲上腕と前腕を接続するパーツが回転することによる、「ガワラ曲げ」の効果。これにより、「立ちポーズ時に腕の向きを変えずに少し前方向に曲げる」といった絶妙な表情付けができます。
▲続いて肩を組み立てていきましょう。肩アーマー上部と側面の外装には回転軸が設けられています。
▲肩アーマー上部のスラスター。こちらも黄色い部分がパーツ分割によって色分けされています。
▲スラスターを肩アーマーにドッキング。肩アーマー上部に備えられた可動軸により、スラスターを写真のように折りたたむことができます。こうして肩アーマーが折りたためることで、WR変形時により胴体にコンパクトに収納されるわけです。
▲肩アーマー前後のパーツ。こちらも黄色部分が別パーツになっています。
▲組み合わせれば肩パーツの完成。前後のアーマーは少しだけ可動するので、アクション時の腕との干渉を避けることができます。
▲余談ですが、今回説明書には、各行程で「このランナーのパーツはすべて使いましたよ」という記載が。切り忘れ防止にこの配慮はうれしいですね。
▲腕部の最後はハンドパーツを組み立てていきましょう。ハンドパーツは2タイプ付属しており、こちらはライフル持ち手、サーベル持ち手、平手を差し替えるタイプのハンドパーツ。
▲ディテールも素晴らしい出来。親指カバーがキチンと再現されているのがうれしいですね。
▲もう一方のハンドパーツは握りこぶし。
▲非常に力強い造形です。
▲ここまで組み立てたパーツを合わせれば腕部の完成です。可動範囲も充分。
▲「ガワラ曲げ」の効果。素立ちポーズのときに力強い立ち姿になってくれます。
▲お次は腰部を組み立てていきましょう。まずはフレーム部分から。
▲このフレームにはWR変形用に可動軸がたくさん搭載されています。
▲横から。写真左側に上下の矢印で示された部分は、WR変形時に大きく左右に開くアーム部分のロックパーツになっています。写真右側の可動軸は、WR時の保持力アップに使用。
▲ひとつ前の写真で紹介したロックパーツを解除することで、左右にアーム部分を展開することができます。
▲腰リアアーマー。バーニア部分の赤はパーツ分割で色分けされています。アーマー裏のディテールも充実。
▲中央のブロックを組み立て、フレームと組み合わせたら腰リアアーマーの完成です。
▲続いてフロントアーマー。ここにはエクストラフィニッシュパーツが入ります。
▲中央のブロックと組み合わせれば腰フロントアーマーの完成。
▲中央ブロックの青いパーツは可動軸が入っており、展開が可能。WR形態時にランディング・ギアとなります。
フロントアーマーもフレームに組み付けたら、腰部の完成。サイドアーマーは脚部に接続されるため、脚部組み立ての行程で紹介します。
>>「MG 1/100 ゼータガンダム Ver.Ka」
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