ガンプラで見る『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』(その6)HGUC 1/144 ロト ツインセット
本コーナーでは、日曜朝7時よりテレビ朝日系にて放送されている『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』に登場したモビルスーツを、電撃ホビーマガジンやその別冊に収録された作例記事にて紹介します!
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今回は、地球連邦軍の特殊部隊「エコーズ」が使用する可変MS「ロト」の作例を紹介します。キットは、製品名に“ツインセット”とあるように2体が入ったお得な仕様。さらに変形も差し替えなしで可能ということで、小粒ながら十分楽しめる内容となっています。モデラーは、HAS製作所。基本工作を中心に、細かいディテールアップを施しました。
HGUC 1/144 ロト ツインセット
全高12.2mの小型MSロトが、HGUC 1/144スケールにてキット化。キットサイズにして約8.5ミリ程度のミニサイズながらABSパーツを駆使した差し替えなしのタンクモードへの変形、また数々のオプションパーツをセットするなど、まさにプレイバリュー満点の内容となっている。作例では肉抜き穴を埋めたり、アンテナをシンチュウ線で新造するなどの定番工作を中心に行っている。
小サイズながら完全変形の秀作をディテールアップ!
『機動戦士ガンダムF91』に登場するガンタンクに類似したデザイン・変形機構から、ガンタンクにレストアされる前の機体と想像できます。大型化するMS の進化の流れにおいて、F91以降主流となる小型MSへの先駆けとなった機体……、などと妄想を膨らませつつ製作しました。編集部から小さいとは聞いてい ましたが、実際組んでみると確かに小さい。しかし、他のHGUCと同等の可動性能を持ち、MS⇔タンク形体に変形可能、しかも豊富なオプションパーツに、 2体セットとお得なキットとなっています。また、小さく強度的に可動化できないミサイルハッチおよび、サブ・アームは差し替え式になっており、小さくても 組み立てやすいキットです。今回はキットの良さを活かした製作のポイントを紹介します。
肩のセンサー・低反動砲・ヒジ部・スネ側面部品・サブ・アーム(展開状態)の裏面及び、股関節ブロックの肉抜き部をポリエステルパテで穴埋め。変形時にフロントアーマーが左右に展開し裏面が目立つのでディテールを追加。さらに側面が成型の都合で平面になっているので、正面の形状に合わせディテーアップしています。肩のセンサー上面に0.3ミリシンチュウ線でアンテナを追加。
肩の低反動砲は、1ミリ径のピンバイスにて開孔。その他、劇中では肩の武装を取り付けていないシーンがあるため、プラ板にて取り付け部のフタを作りました。
塗装・仕上げ
ミリタリー調の機体のためトーンを抑えた仕上げを目指しました。各部をグロスで塗装後市販の水転写式デカール(サテライトデカール)を貼り、フラットクリアーで保護。エナメル系でスミ入れ・ドライブラシ後、再度フラットクリアーでツヤを整えます。
COLORING DATA
本体(濃)…12番・オリーブドラブ(1)+1番・ホワイト少々
本体(薄茶)…321番・黄土色+19番・サンディブラウン
本体(腹部)…42番・マホガニー
胸部白…11番・ガルグレー
関節部…CG101番・ファントムグレー
スミ入れ…タミヤエナメルカラー ハルレッド+ブラック
ドライブラシ…タミヤエナメルカラー バフ
※ 特に表記のないものはGSIクレオスの「Mr.カラー」及び「ガンダムカラー」
DATA
HGUC 1/144 ロト ツインセット
■1/144スケールプラスチックキット
■発売中
■価格:1,680円(税込)
■発売元:バンダイホビー事業部
関連情報
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