ガンプラ作例【HG 1/144 ザクI(デニム/スレンダー機)】をGASが製作!(その4)
※この記事は10月1日までの公開です。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』にて登場した、デニムとスレンダーのザクIを、プロモデラーGASが製作! “手軽な工作で格好良く”を目標に、全4回でお送りしています。最終回となる今回は、塗装について。“秘伝のタレ”の方法を、再度掲載します。
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HG 1/144 ザクI(デニム/スレンダー機)
塗装です。
今回も汚し塗装で仕上げる予定なので、若干明るめを意識して塗装しています。配色に関しては、今までの旧ザクのイメージとの中間を狙い、結構彩度を落として調色しています。
塗装完了後は墨入れ→デカール貼り→つや消しコーティングを行います。
装甲裏はいつものように秘伝のタレで筆塗り塗装しています。デカールはベルテクスのデカールを中心に貼りこんでいます。
秘伝のタレで装甲の裏側を塗る
以前紹介された、GASの装甲裏側塗装術を、再掲載します。キットは別のモノですが、やり方は同じ。ぜひチャレンジしてみてください!
★基本塗装後に、以下の作業をします。
装甲の裏側にかなり濃い目で作り置きしているエナメル塗料を筆で塗りこんでいきます。塗料が濃いためにパーツが割れることもほとんどありません。塗料のレシピですが、隠蔽力の高そうな塗料を混ぜまくったメタリックグレーのような色にフラットベースを多めに入れ、乾燥後つや消しになるようにしています。
少々はみ出しても筆ムラも左程気にせずガシガシ塗っていきます。何故かというと……
エナメル塗料なので慌てず拭き取れば良いからです。ここのコツは乾燥してからでなく、塗る都度拭き取っていくことです。後に溶剤を含ませて拭き取りだすとえげつなく真っ黒になりまくります(笑)。
塗り終わった状態がこんな感じです。
筆ムラなどは気にしなくて大丈夫です。乾燥すると艶が消えてほとんどわからなくなります。しかも装甲裏で目立たないので全然問題なしです。今回は、結構な肉抜き穴もこの方法で処理しています。
汚し塗装
次に汚し塗装です。Mr.ウェザリングカラーでのフィルタリングを行い、その後に鉛筆とエナメルの筆でチッピング。
武装は暗目の色目のため、ライトグレーを筆にてチッピングしています。最後にタミヤのウエザリングマスターで汚しを追加します。
以上で今回の旧ザクの完成です。
今回も塗装に時間を掛けて最終組立てをしていてつくづく感じたのは、このキット実は「2セット同時製作で、2台並べて完成展示」。が絶対格好良いです! ジオラマやビネットにしたりするのも良し、ただ並べるだけでも良し。丁寧なモールドの武装群が素晴らしいので、妄想が掻き立てられます。
それ以前に「デニムとスレンダー」というだけで、おっさんしびれてしまいますもんね(笑)。
最後にこのキットの製作にあたっては、1番後発のため、まず間違いなく釣られるので、完成するまで他誌のモデラー諸氏の製作記は絶対見ないようにしました。
なのでもしかしたら、物凄いネタがある可能性がある反面、鉄板ネタをスルーしてしまってる可能性もあるということで、まあ温かい目で見ていただければ有り難いです。
ここ最近のザク系のキットの中でも珠玉の出来のこのキット、皆さんもぜひ製作を楽しんでください。
COLORING DATA
ブルー…72番・ミディアムブルー:60%+13番・ニュートラルグレー:40%
グリーン…312番・グリーンFS34247:60%+1番・ホワイト:10%+13番・ニュートラルグレー:30%
グレー…NAZCA メカサフ LIGHT:100%
グレー(暗い)……116番・RLM66ブラックグレー:80%+13番・ニュートラルグレー:20%
DATA
- HG 1/144 ザクI(デニム/スレンダー機)
- 1/144スケールプラスチックキット
- 発売中
- 価格:1,836円(税込)
- 発売元:バンダイホビー事業部
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