『宇宙戦艦ヤマト2199』<メガルーダ>をフルスクラッチ&艦艇精密機械画集のディテールで作る~製作月報第5回~

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製作・文●SOY-YA!!/編集●電撃ホビー編集部

『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』に登場し、ガトランティスの艦艇として脅威を知らしめた「メダルーサ級殲滅型重戦艦〈メガルーダ〉」を、1/1000スケール・フルスクラッチで製作する今回の作例。

 

まずは前哨戦として、普段は中々お目にする機会のない作例製作の序盤の奮闘を、製作月報として毎月少しずつお届けしていきたいと思います。

(製作月報を含む、宇宙戦艦ヤマト2199 関連記事はこちらへ。)

 

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▲メダルーサ級殲滅型重戦艦〈メガルーダ〉

 

皆様こんにちは。SOY-YA!!でございます。
製作月報もう第5回です。早いですねぇ。もうすぐ年末です。今回は〈メガルーダ〉本体や火焔直撃砲のディテール工作をいったん置いておきまして、プラ板積層や箱組で周囲に取り付ける小物パーツを製作します。第2回同様にAdobe Illustratorで1/1000スケールの5面図を基にパーツごとの図面を描きます。

 

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▲三面図などを元にして作ったデータを、カッティングマシン用の台紙データにコピー&ペーストして、カッティングマシンに送信。カッティングマシンで、プラ板にパーツ形状の筋目を入れます。

 

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▲画像のカッティングマシンはsilhouette CAMEOです。つい先日まで使用できるプラ板の厚みは0.5ミリが限界と思っていたのですが、1ミリ厚も使用できることを発見しました。これにより、私はプリントした型紙を1ミリプラ板に貼って手で切り抜くという作業から解放されたわけでございます(嬉)。

 

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▲もう1台RolandのSTIKAも使ってますが、個人的感想としては後者の方がミリ単位の細かいディテールが得意なようです。但しプラ板は0.3ミリ厚までしか使用できません。一長一短ですね。

 

カッティングマシンについては、目的に応じて使い分けています。どちらも図面を描くソフトが付属していますので、Illustratorのような高価なソフトがなくても大丈夫です。ネット通販で各3万円くらいで購入しました。

 

なお、双方ともプラ板を切り落とすことはできません。あくまで筋目を入れるだけです。また、カッティングマシンは本来ステッカーのシートや紙を切り抜くもので、説明書にはプラ板も使えますとはどこにも書いてございませんので、プラ板を使用する方はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

 

実作業としては、筋目を入れたプラ板をパキパキと切り離していきます。あまり細かいディテールはパキッとやった時に折れちゃうので、エッチングベンダーやデザインナイフで丁寧に切り離します。 艦橋後方のレーダードーム状のものは上面図のトレースを1ミリプラ板を8枚カットして積層。モーターツールや180番のペーパーで形を出していきます。艦首大砲塔は途中プラ厚や形も変えて、16枚の積層になっています。

 

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▲接着剤は接着面の小さなものでしたら、流し込みタイプのMr.セメントSですが、ほとんどの場合は高粘度の木工用瞬間接着剤を使用しています。ガッチリくっついてヤスリ掛けの衝撃でプラ板が剥がれることもまずありません。

 

 

 

 

前哨戦としてお伝えしてきた製作月報も、次回12月で最終回。

次回は、再びカッティングマシンを駆使してスジ彫りなどの表面ディテールを入れていく作業をご紹介できればと思っております。そして来年2017年初旬、1/1000〈メガルーダ〉の完成レビューという予定になっております。

 

2017年2月はいよいよ『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』公開です。はたしてそれまでに間に合うのでしょうか?

 

「間に合わせるんだよっ!」という編集部からの声が聞こえてきそうですが、また次回でございます。

 

 

関連情報

 

(c)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会 (c)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会

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