【ガンダムビルドファイターズ連載】AXオベロン&AXタイターニア(その3)

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作例製作・文●フクダカズヤ/編集●電撃ホビー編集部

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<ガンダムビルドファイターズD-Rまとめページ>

 

月刊ガンダムエース(毎月26日発売)連載のガンダムビルドファイターズ外伝『ガンダムビルドファイターズA-R(アメイジング レディ)』は、既刊の『ガンダムビルドファイターズA』の続編としてユウキ・タツヤの新たなる戦いが描かれています。

 

▲『月刊ガンダムエース』2017年2月号。好評発売中!

▲『月刊ガンダムエース』2017年2月号。好評発売中!

 

本連載『ガンダムビルドファイターズD-R』は、『ガンダムビルドファイターズA-R』と連動し、その登場機体を外伝のシナリオを手がけるスタジオオルフェ 千葉智宏先生に解説していただきます。今月は、レディのガンプラ「ルナゲイザー」が登場!

 

 

さらに、解説を行った機体は作例も製作! 今回は、プリンセスのAXタイターニアとAXオベロン。簡単ミキシングでの作成をコンセプトに、フクダカズヤが製作しました。誰でも作れるようにほぼ、パーツの組み替えのみでまったく別の機体に生まれ変わるその様子をご覧ください!

 

 

 


(ほぼ)パーツ組み替えだけで、まったく新しい機体を作る!

作例記事:1/144 AXオベロン

 

こんにちは。フクダです。
さて3回目の更新となる今回はAXオベロンの組み立て方についてです。

 

「余ったパーツでもう1体作れませんか?」
実はプリンセス機の依頼を受けた時点では2体作ることにはなっていなかったんです(笑)。

 

ボクがガンプラの検討を進めていた一方、平行してストーリーを検討していた千葉先生からのご提案でした。父カイザー譲りの複数機同時操作。こんな熱い設定になるならばキチンとした専用機で仕上げよう! そんな気持ちで臨んだのがAXオベロンです。

 

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▲AXオベロン。劇中では、AXタイターニアと共に、プリンセスが自在に操っていました。

 

 

とはいえ、余ったパーツという事実は変わらず、バックパックやサイドアーマーが不足している状態。(AXタイターニアで使用しちゃっていますからね)エアマスターから流用する大型ウイングもありますので過剰なまでのバーニアをつけて高機動型のイメージでまとめました。そこで「ビルダーズパーツHD ノンスケール MSバーニア02」も使用することにしました。

 

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▲「ビルダーズパーツHD ノンスケール MSバーニア02。

 

 

『月刊ガンダムエース』2017年1月号の、ガンダムビルドファイターズA-R第9話「レディVSプリンセス」に登場した際も足の速い機体として描かれており、武装は少ないですがその機動力でAXタイターニアと連携をとる印象的な活躍を見せてくれました。
実はタイターニアよりも、切る、削るの工程が多いオベロン。順を追って説明します。

 

 

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▲AXオベロンのパーツ構成。赤線がガンダムエアマスター、青線がガンダムダブルエックス、白線がビルダーズパーツです。ほぼ差し替えだけで成立したAXタイターニアと違い、削ったり接着したりという工程を経ての完成となります。とはいえ、それほど複雑なことをするわけではないので、ぜひチャレンジを!

 

 

頭部はエアマスターから。外見は変えていないのですが、首のポリパーツに加工をいれて首の収まり具合をよくしています。

 

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胴体、肩~手首はダブルエックスから。
バックパックはMSバーニア02とエアマスターのウイングから製作しています。MSバーニア02の角型(大)2個、丸型(小)2個を接着しユニット化します。構成は以下のとおりです。

 

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解説の写真では角型(大)A12にA13のバーニアをつけていますが、最終的にはA10と入れ替えています。エアマスターのウイングも以下のように組み替えています。

 

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▲左が改造後、右がキット状態

 

 

ユニット化したMSバーニア02にエアマスターのウイングを接着してバックパックの完成です。オベロンの背面にも接着で固定します。

 

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▲完成したAXオベロンのバックパック。これにウイングを接続します。作例では強度を考慮して、シンチュウ線により軸を打っています。

 

 

腰部はダブルエックスから。サイドアーマーはMSバーニア02の角型(小)を使用。MSバーニア02の角型(小)の裏面の隙間にサイドアーマー用のポリパーツを差し込むだけなのですが、厚みが微妙に足りないので作例では0.3ミリ厚のプラ板をスペーサーとして接着しています。写真のように帯状に切ったマスキングテープを2~3枚重ね貼りしても対処できますのでお好みで選んでください。

 

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脚部は太モモ、ヒザ関節はダブルエックスから。スネ、足首関節はエアマスターから。足首はダブルエックス、フクラハギにMSバーニア02の丸型(大)の構成です。

 

ダブルエックスのヒザ関節の幅とエアマスターのスネの幅が合わないため、スネ側を少し削ります。また、太モモの一部がスネとちょっと干渉しますのでそれも削ります。

 

フクラハギのフィン状のモールドをニッパーで切り取り、MSバーニア02の丸型(大)を接着します。写真ではA10のバーニアを使用していますが、バックパックの項目で触れたように最終的にはA13と交換しています。

 

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▲完成したフクラハギのバーニア。

▲完成したフクラハギのバーニア。

 

 

下の写真は塗装前で組んでみた状態がコレ↓です。

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▲試作が終わった「AXオベロン」。

 

 

塗装しないと、上半身がダブルエックスそのもので成形色の紺が目立っているため、どうみても「ダブルエックスの改造機だな」とバレバレです。首のポリパーツを改修する前の写真なので、頭部の角度もあまりよくないですね。背面のウイングはエアマスターの関節がそのまま流用されているので、写真のように立てた状態で収納することも可能です。武器はダブルエックスからのバスターライフルとディフェンスプレートになります。

 

完成!

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▲完成したAXオベロン。

 

 

紺や赤が緑に統一されたことで、だいぶ印象が変わったと思います。ランナー塗装では対応しきれなかった金色の部分塗装はこちらの写真を参考にしてください。

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▲作例前面

 

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▲作例横面

 

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▲作例背面

 

 

作中でバスターライフルはビームサーベルのような使い方もしたいという今ノ夜先生からのご提案もあり、銃口にはビーム刃が取り付けられるように1.5ミリ径の穴が開孔されています。

 

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▲ビームライフルの先端からビームサーベルを発振させるAXオベロン。

 

 

前回のAXタイターニアではあまり使用する機会がなかったのですが、ビルドナックルズ「角」のSサイズを使用した各種手首も用意しておきました。手の甲をそれぞれのデザインに合わせ改造してあります。

 

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▲写真左上の4種がナックルズ改造のAXタイターニア用、左下2種がAXタイターニア(エアマスター)キット、右上4種がナックルズ改造のAXオベロン用、右下2種がAXオベロン(ダブルエックス)キット。

 

 

次回はAXタイターニアの高速飛行形態と真夏の夜の夢、合体技「サマーナイトドリーム」発動形態を紹介します。お楽しみに!

 

 

関連情報

 

(c)創通・サンライズ・テレビ東京

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