素組みでガンプラ!ガンダムマーカーエアブラシシステムの活用法・基本【後編】

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超基本からちょっとしたワザまで、ガンプラを素組みで作る“コツ”を、プロモデラー・桜井信之氏が指南する本コーナー。

 

今回は「ガンダムマーカーエアブラシシステム」を使って、HGUC「Hi-νガンダム」の紫以外の部分を塗装していきましょう。

 

※バックナンバーもあわせてご覧ください。

 

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HGUC「Hi-νガンダム」はオリジナル設定とは異なり、形状や配色にキット化のためにアレンジされた箇所があります。丸で囲んだ部分はシルバーで成形されていますが、オリジナルでは白で塗られています。

 

173321では、「ガンダムマーカーアドバンスセット」に入っている白を使用してみましょう。上は通常の「ガンダムホワイト」、下はセットに入っている「ガンダムニューホワイト」です。比較してみると「ガンダムホワイト」に比べ、暖色系のホワイトのような印象。隠蔽力も「ガンダムニューホワイト」のほうが高いようです。

 

4847-2シルバーで成形されたパーツを「ガンダムニューホワイト」で塗装した状態。1回吹きですがきれいに白が発色し、かなり高性能な塗料ということがわかります。

 

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次は腰のフロントアーマー。ここは上側が紫に塗りわけられていますが、キットは白1色で成形されているので、マスキングテープでマスキングして「ガンダムパープル」を吹きつけます。

 

51「ガンダムマーカーエアブラシシステム」で塗った塗装膜はとても薄いので、マスキングテープを剥がしても塗膜の段差はまったく気になりませんでした。このことからも、応用範囲の広いアイテムといえます。

 

68 8-3これは胴体横の胸から脇の下にかけて取り付けるパーツです。ここもオリジナルでは前側が紫なので、マスキングして「ガンダムパープル」を吹いています。

 

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胸のダクトは黄色で塗られています。この部分はボディのフレーム・腰パーツと一体になっているので、一度「ガンダムニューホワイト」で白に塗装し、マスキングをしてから「ガンダムイエロー」を吹いています。マスキングテープを剥がしても1層目に塗った「ガンダムニューホワイト」の塗膜が剥がれず、塗料の模型への食いつきも良好。

 

78 79主要パーツの塗装が終わったので、本体を組み上げてみましょう。たったこれだけの工程で大きく印象が変わり、オリジナル設定のHi-νガンダムに近づいていますね。

 

53 54次はメタリック系塗料を吹いてみましょう。プロペラントタンクの基部に「ガンダムレッドゴールド」を吹いてみました。発色も輝度も良好で、やはりメタリック系塗料は吹きつけ塗装をした際、最大の効果を発揮しますね。

 

16さて、最大の問題は背部に装着するファンネル。HGUC「Hi-νガンダム」では白と青でパーツわけされていますが、オリジナル設定では真っ白のファンネルに塗りわけラインのない、ボケ足のついたグラデーション塗装が施されています。ここからはこのグラデーション塗装にチャレンジしてみましょう。

 

55まずはファンネル全体を白色に。青いパーツを「ガンダムニューホワイト」で塗装しますが、ここはファンネルを組み上げ、全体を「ガンダムニューホワイト」で塗装したほうがいいでしょう。

 

58 59マスキングテープを丸めて“こより”を作り、これを塗りわけたい部分の両側に巻きつけます。実際にグラデーション塗装したい幅より若干広めの位置に巻きつけましょう。

 

60 61その後マスキングテープを巻きつけます。先ほどのこよりから2~3ミリほど内側にマスキングテープのキワを持ってきましょう(こよりが透けて見えるので位置がわかると思います)。このときこよりでマスキングテープが浮くように巻いていきます。約1ミリ模型から浮いているのがベストの高さ。

 

62 63マスキングが終わったら慎重に「ガンダムパープル」を吹きつけていきます。このときに使ったのは、「ガンダムマーカーエアブラシシステム専用ペン先」。こうすることでこよりで浮き上がったマスキングテープの隙間から若干塗料が入り込んで、美しいボケアシを作れます。

 

64同じ作業を繰り返し、ファンネルの塗装が終わったら基部パーツに取りつけてみましょう。このようなボケ足はエアブラシでしか作れない塗装表現で、エアブラシの醍醐味の1つといえます。エア圧と模型との距離を調整すればマスキングをしなくても同じように塗装することは可能ですが、今回は同じ作業をファンネル1つに2カ所、両側で計12カ所のグラデーション作業となります。同じテイストと同じ位置で紫のグラデーションラインを揃えるため、安全策としてマスキングで塗装しました。

 

69 70最後に「トップコート・つや消し」を吹いて、つやを整え完成。ガンダムマーカーはアルコール系塗料のため、溶剤系アクリル(通称ラッカー系)のつや消しスプレーを吹くと、ガンダムマーカーの塗膜を溶かしてしまう可能性があります。必ず水性のトップコートを使用しましょう。

 

72 73「トップコート」を吹くことでつやが統一されるだけでなく、塗膜の保護にもなります。デカールやシールの上からでも使用できるので、マーキングシールを貼ったパーツにも「トップコート」を吹き、つやを整えましょう。

 

完成!

80 82 81 83モデラーの夢ともいえるエアブラシ塗装が簡単に、しかも安価でできました。エアブラシ塗装は筆ムラを起こすこともなく、缶スプレーよりも細く(狭く、小さく)繊細に塗装を施せます。塗装時間も筆塗りに比べ圧倒的に短縮できるので、とても効率よく模型製作が可能。

 

84今回は基本的な塗装をしましたが、このほかにもメタリック塗装やウェザリングにも活用できます。今後も「ガンダムマーカーエアブラシシステム」を使った製作法を紹介していこうと思っています。また、さらなる実験を重ねて本アイテムの新たな活用法や可能性を探求していきたいです。

 

⇒素組みでガンプラ! ~組み立ての基本から簡易塗装まで! おすすめプラモデルをきれいに作るコツ~(目次) へ

 

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