軍用折りたたみバイクの上級グレードモデルがフィギュア化!『リトルアーモリー』モンタギューパラトルーパー プロを『SAO』『禁書目録』などで電撃流に製品レビュー
トミーテックの人気1/12ミリタリーシリーズ『リトルアーモリー』は綿密な考証と緻密な造形で、マニアからも高い支持を得ているミニチュアキットシリーズ。可動フィギュアスタンダードの1/12スケールというのもファン層を広げている大きなポイントです。今回レビューするのはモンタギュー社が空挺隊員向けに開発した折りたたみ式タクティカルMTB「パラトルーパー」の上級グレード“プロ”モデル。もちろん『リトルアーモリー』のfigmaと組み合わせることで遊びの幅がグンと広がる……のは当たり前。今回は電撃文庫キャラのfigmaを組み合わせてレビューしてみました。ミリタリーにこだわらなくても、とても遊び甲斐のあるアイテムなのです!(各画像に使用しているfigma、『リトルアーモリー』銃キットは別売りです)
フルサイズホイール・フォールディングバイクの開発で高い評価を受けていたモンタギュー社が1997年に開発した折りたたみマウンテンバイクがパラトルーパーです。アメリカ空挺隊員の運用を前提に開発され、工具不要の組立で頑丈な作り、部品交換が容易な高い汎用性を誇ります。今回の“プロ”はシリーズの上級モデルの立体化。通常モデルとの差異まで忠実に再現しています。
自転車モデルの価値を決めるのが、足回りをどこまで作り込めるか。チェーン、ギアスプロケット、ディレイラ―、ディスクブレーキなど自転車の細部パーツを圧倒的精度で再現。しかもクランクやペダルは回転します。さすがにチェーンは固定なのですが、ここまで動きそうに思える造形です!
スポークの精度が気持ちいい! アップの画像を見ていると、1/12モデルだと忘れてしまいます。
サドルは長短2種類から差し替え式。乗せるフィギュアに合わせると良いでしょう。
『とある魔術の禁書目録』からfigma御坂美琴を乗せてみました。造形が緻密でトイ感が全くないのがスゴイですね! figmaによってはサイズや可動域の制約で、サドルに跨がるのは難しい場合も。その時は立ち漕ぎさせるなど工夫すれば大丈夫。
美琴は少し前のfigmaで手首が軸接続。ハンドルを掴むのに少々苦労しましたが立ち漕ぎもバッチリ。「お姉様、素敵な自転車ですがどちらに?」なんて会話してそう。
実車同様、キャリア兼用スタンドは可動式。無骨なフレームと軍用のマットブラックが、シスターズの雰囲気にバッチリ似合います。
向かって左のグリーンが通常モデル。色が違うだけに見えますが、実車の仕様変更を忠実に再現しています。
通常モデルよりトレッドが浅くなったタイヤ。フロントサスペンションにはロックアウト機構の形状が追加されています。
24段から27段にグレードアップされた変速機の違いも再現。ここの情報密度が気持ちいいんです!
続いて絶対似合うと思った『ソードアート・オンライン』からシノンをチョイス。作中のオンラインゲームでは様々なビーグル系があるので、パラトルーパー プロだってあるかも? ラックにヘカートを積むのはちょっと無茶かな(笑)。
このモデル、なんと実車の折りたたみギミックを再現しているので、シノンに実演してもらいました。フレーム固定パーツとフロントホイール取り付け金具を外すことで、コンパクトに折りたたみます。
狙撃が基本戦術のシノン、移動に駆動音の出ない自転車は最適なのでは? リアルから離れて様々な作品世界での活躍を妄想するのも楽しいですよ。
というわけで、『リトルアーモリー』モンタギューパラトルーパー プロでした。『リトルアーモリー』はインジェクションキットシリーズの精度が半端なくスゴイのですが、完成品でもキットと変わらない精度で驚きました。今の可動フィギュアは遊ぶだけでなく写真に撮ることが多く、造形精度の高さは写真映えに直結する重要な要素。貴方の可動フィギュアと共演させればドラマのグレードをアップさせること間違いなし。この凄さは実際に撮ってみると実感しますよ! あ、そのぶん細かいパーツは本当に細かいので破損には注意しましょうね。
DATA
モンタギューパラトルーパー プロ
- ABS製塗装済完成品
- 1/12スケール
- 全長:約18cm
- 発売元:トミーテック
- 価格:4,500円(税別)
- 発売中
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