『ガルパン』へと続く系譜!? 『ストラトス・フォー』『タクティカルロア』BD発売記念イベントレポ!

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■現代海戦を本格的に描写! 『タクティカルロア』

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ここからは10月12日(月)に同じくシネマート新宿で開催された『タクティカルロア』のイベントの模様です。第1話、第10話、そして第13話が上映された後、トークイベントが開始となりました。

 

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▲左より湯川淳氏、小倉信也氏、兵頭一歩氏、白土晴一氏、司会の藤津亮太氏。

 

湯川淳プロデューサーを始め、シリーズ構成の兵頭一歩氏、コンセプトスーパーバイザーの小倉信也氏、設定考証の白土晴一氏といったスタッフが登壇し、制作当時の苦労話やエピソードなどを次々と披露。特に、小倉氏がプロデューサーの湯川氏との打ち合わせに向かう直前、ギリギリのタイミングで生まれたという超巨大低気圧「グランドロア」の設定と、その設定を小倉氏から相談されたため「グランドロア」にリアリティを持たせるために様々なことを調べることになったという白土氏のやり取りは会場の笑いを誘い、イベントは大いに盛り上がりました。

 

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▲上映された10話、13話はヒロイン七波が指揮するパスカルメイジ(左)と潜水艦メトセラ(右)の戦いを描いた。リアルな現代海戦の描写が本作の魅力。

 

た、リアルな現代海戦描写が話題となった本作。劇中で何度も描写されたミサイルのコールド・ランチ(ミサイルが発射機からガス圧で射出された後に、ロケットエンジンに点火するシステム)について、小倉氏は「アニメとしては初めて映像化できた」と自信を覗かせた一方で、美少女+ミリタリーという枠の中で、お色気描写のバランスには、湯川氏を始め、皆で苦労していたとのこと。

 

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ただ、それだけリアルな海戦にこだわった内容であったため、そこにラブコメ要素を加えつつ1クール全13話に詰め込むには相当の苦労があり、シリーズ構成の兵頭氏によると、今振り返るとヒロインの一人である翼の心理描写の不足や、最終話の展開には無理があったとしつつも、『タクティカルロア』をやりきれたことは自身の以降のキャリアにおける自信につながったと語られました。

 

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イベントでは主として苦労話に花が咲いた形となりましたが、それだけに各メンバーの思い入れも強く、プロデューサーである湯川氏を始めとして「いつかこの世界観でもう一度物語を作りたい」という思いがあるとのことで、それを聞いた会場も大盛り上がりとなりました。

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なお、『タクティカルロア』については、Blu-ray BOXの発売を記念し、「もどってきた!? たくろあ航海日誌」が2回に分けて配信されることが発表されています。放映当時人気となった、美咲七波役の中原麻衣さんと深水さんご役の植田佳奈さんによるWebラジオ番組が復活します。現在Webサイトにてお便りを募集中とのことですので、こちらにもぜひ応募してくださいね。

(取材・文:電撃ホビーウェブ編集部)

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タクティカルロア Blu-ray BOX 特装限定版

■12月24日発売
■価格:15,000円(税抜)
■収録内容:TVシリーズ全13話+映像・音声特典
■発売元:バンダイビジュアル
※本商品はAmazon、バンダイビジュアル公式通販サイト「 バンダイビジュアルクラブ(BVC)」以外での販売は予定しておりません。

 

<関連情報>

「まとめ見!Blu-ray BOX セレクション」特集サイト

https://bvc.bandaivisual.co.jp/feature/157/

バンダイビジュアルクラブ

https://bvc.bandaivisual.co.jp/

 

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