【機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス】ビームかく乱幕だけじゃない?宇宙世紀に実用化された対ビーム防御を徹底紹介!

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「月刊コミック電撃大王」で連載中のコミック『機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス』。第14話で彗星に向かうヨーンたちと小型核パルス・エンジンを守ったのは「ビームかく乱幕」でした。その仕組みと効果は前回の『審判のメイス』の記事でご紹介したとおりです。

 

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それ以外にも、宇宙世紀には多数の対ビーム防御装備が開発・実用化されました。そのなかにはビームかく乱幕以上の効果を持ったり、MS単体でも運用できた技術も存在します。今回の記事ではビームかく乱幕以外の対ビーム防御装備について見ていきましょう。

 

 

宇宙世紀の対ビーム防御装備

ビームかく乱幕以外の対ビーム装備として、Iフィールド、耐ビーム・コーティングなどが知られています。それぞれに一長一短がありますが、使用する状況によっては極めて高い効果を発揮しました。

 

●Iフィールド

ジオン公国軍のMA-08 ビグ・ザムや地球連邦軍のRX-78GP03 ガンダム試作3号機“デンドロビウム”などに搭載された、ビームバリアの一種です。ミノフスキー粒子を偏向させる力場=Iフィールドを展開することで機体を防御します。その防御性能は高く、艦艇のビーム砲撃に対しても十分な効果を発揮しました。

 

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デンドロビウムの左ウエポンコンテナ下部に設置された円筒形のパーツが、Iフィールド・ジェネレーターです。

 

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その装備のサイズから、ビグ・ザムやデラーズ・フリートのノイエ・ジールなど、大型MAに搭載されるケースがほとんどでした。

 

●耐ビーム・コーティング

ビームに対して防御効果のあるコーティングをMSに施す技術。Iフィールドに比べ防御効果は低いものの、特殊な機器を装備せずに対ビーム防御効果が得られるという利点があります。MSN-00100 百式のエマルジョン塗装や、MSZ-010 ZZガンダムに使用されたものが知られています。

 

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百式の特徴でもある金色の機体色は特殊なコーティング素材を使用した結果です。なお、第2話で登場した「パチモン・ガンダムチーム」の百式には(当然ながら)そういった素材は使用されていません……。

 

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FA-010S フルアーマーZZガンダムは、増加装甲の表面にフッ素樹脂を用いたコーティングを採用。3秒程度であればビームを防ぐことができました。

 

●その他

MSW-004 ガンダム[ケストレル]の専用シールドは「ビーム・マドゥ」と呼ばれる小型ビーム・ブレイドの発生装置を備えていますが、この機構を利用したガードモードも広義の対ビーム防御装備と言えるかもしれません。これはビーム・ブレイドを形成するIフィールドの斥力を利用したもので、ビームだけでなく実体弾にも効果があったとされます。

 

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ヨーンとの戦闘では、全身のビーム・ブレイドの展開位置を変化させ防御に用いました。

 

このように、ビームかく乱幕以外にも対ビーム防御装備はさまざまな形で発展していったのです。こうした各種技術の発展が細かく設定されている点も、ガンダムシリーズの魅力といえます。本編と併せて読むと、よりいっそう世界観が深く理解でき、ストーリーを楽しめること請け合いです!

 

 

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