【アニメ『サクラクエスト』第3話までレビュー】物語の導入・序盤として非の打ち所がない展開！

公開日：2017年4月20日 01:10

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電撃ホビー編集部

2017年4月スタートのアニメより、編集部がピックアップした作品の第3話までをレビュー！　今回はP.A.WORKSが送るお仕事シリーズ第3弾『サクラクエスト』です。

編集部員I

前回、誤発注した饅頭が全部売り切れなかったため1年間、国王という普通じゃない仕事を受けることを決心した由乃。町おこしを成功させるため町民から意見を聞いてみたが、どうも非協力的……。町を変えたい会長と変えたくない町民。だったらコンセプトなんて何だって一緒。「間野山のいいところは何なのかまだ分からないけど、これから見つけていきたい」という由乃のセリフにグッときましたね。3話まで観てきましたが、最初はのり気じゃなかった由乃がだんだん‟町を変えていこう”と頑張る姿に惹かれていきました。この新国王と4人の大臣と共に間野山がどう変わっていくか見逃せないです！

編集部員S

コミカルに、しかし確実に本作の世界観やテーマを描いてきたここまでの3話。ぐいぐいと自然に引き込まれる物語は、さすが多くのアニメファンを夢中にさせてきたP.A.WORKSのお仕事シリーズといったところです。田舎を嫌う主人公・由乃が町の人々の想いを受け、4人の大臣を仲間にしつつ、国王として前を向き始めるという流れは非常にキレイにまとまっており、作品の導入・序盤としては非の打ち所がないように思えます。由乃とその一行を待ち受ける今後の展開を見守りたいですね。余談ですが、公式サイトに掲載されているあらすじのどことなく投げやりな感じが個人的にツボです（笑）。

編集部員T

段々国王としての活動に前向きになり始め、最初は嫌がっていた間野山に1年間残るという決心もついた由乃。一緒に地域活性化を盛り上げていく仲間も徐々に集まってきて、いよいよこれからだ！　という内容でした。間野山の多くの住民は「現状維持で大丈夫」「あなたになにができるの？」という返事をされている中で、今後彼女たちがどのように住人たちを変えていくのか……今から楽しみですね。

これまでのあらすじ（『サクラクエスト』公式サイトより）

第1話「魔の山へ」

あるところにチュパカブラ王国という名前の小さな王国がありました。昔は栄えていたというその国も、今ではすっかり寂れてしまっていました。そこへ都会から少女がやってきました。先代の国王の命令により少女は寂れてしまった王国を救うため、新しい国王になることになりました。少女は国王として、一年間頑張ることになりました。一日と勘違いしていた国王は逃げ出しました。でも、逃げられませんでした。

第2話「集いし五人の勇者たち」

逃げられなかった国王に与えられた最初の試練。それは饅頭1000箱を1週間で売り切ること。あの手この手で頑張りますが、結局ほとんど売れませんでした。国王の最初の試練は失敗に終わりました。でも饅頭は美味しかったのです。

第3話「マンドレイクの叫び」

試練に失敗した国王は、半信半疑で1年間国王を頑張ることになりました。今日の仕事は、間野山のぬるキャラ、チュパカブラくんをテレビでアピールすることです。でも国王になったばかりなので、上手に話すことができませんでした。国王は反省しました。そして、町の人たちに色々聞いてみることにしたのです。ぬるキャラ選手権地方大会の当日、チュパカブラくんの頭がありません。色々あって、国王は怒りました。すっきりした国王は改めて4人の仲間と一緒に1年間頑張ると決心したのでした。