【集中連載】大河原邦男展の楽しみ方④_機動戦士ガンダム編 貴重な企画資料や35年ぶりに陽の目を見るイラストも!?
8月8日より上野の森美術館で開催中のイベント「大河原邦男展」の楽しみ方をお伝えしていく、電撃ホビーウェブ集中連載「大河原邦男展の楽しみ方」! 第4回はアニメーション研究家の五十嵐さんの目からみた、本イベントの見どころを語っていただきました!
※これまでのバックナンバーも併せてご覧ください。
【集中連載】大河原邦男展の楽しみ方③ 海外のガンダムファンにも役立つトラベルガイド!
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こんにちは!! アニメーション研究家の五十嵐浩司です。メカニックデザイナー大河原邦男展では監修を担当しています。今回は大河原展の『機動戦士ガンダム』コーナーの見どころをお話します。
『ガンダム』コーナーの展示は大きく分けて3種類の作品があります。
■番組放送前に描かれた企画資料
■番組に実際に使用された設定資料
■映画ポスターや雑誌用に描かれたイラスト
この3つの中から、特に見どころになるものをピックアップしてお知らせします!!
■企画資料
『ガンダム』という作品がまとまるまで、何度か企画案が作成されました。その中でも『宇宙戦闘団ガンボーイ』はかなり最初のものとなっています。本展では『ガンボーイ』の主人公メカであるガンボーイのデザインを出展しております。
コスモ・ガトリングを右手に構えたガンボーイのイラストは、かつて「機動戦士ガンダム記録全集」などに掲載されながらも、展覧会で公開されたことはほとんどありません。しかし、大河原さんのデザインの中でも特に重要な存在ということで、熱意と努力で発掘してきました!! ぜひガンダムのデザイン変遷をご覧になってください。
■設定資料
膨大に存在する設定資料。その中からチョイスしたのは、「ハロ」です。歴代ガンダムシリーズのメカニックの中で最も線が少なく、そして最も多くの映像作品に登場しているキャラクターです。
大河原さんの代表作「稲城なしのすけ」にも通じる、コミカルとメカニックの融合。その初期作品の一つであるハロのかわいらしさは、本展の清涼剤となることでしょう。
■イラスト
本展のポスターにも使用している、『機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編』のために描かれた“ガンダムラスト・シューティング”の原画はもちろん、初期作品から映画版まで多くのイラストを展示しています。
中でも1980年代に秋田書店のアニメ雑誌「マイアニメ」の表紙に使用された原画2点は、初めての公開となります。これは今回の資料調査で、なんと35年ぶりに発掘されたものでした。ここでしか見られない大河原さんの作品、ぜひ見逃さないでくださいね!!
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以上、「大河原邦男展の楽しみ方」第4回 機動戦士ガンダム編でした! 次回は『太陽の牙 ダグラム』編をお送りいたします。
<イベント概要>
メカニックデザイナー 大河原邦男展
■開催日時
開催中~9月27日(日)※休館日なし
10:00~17:00(入館は閉館の30 分前まで)
※9月4日、9月11日、9月18~27日は開館時間を午後7時まで延長
■会場
上野の森美術館 (東京都台東区上野公園 1-2)
■入場料
一般 1,500(1,300)円
高大生 1,200(1,000)円
小中生 500(300)円
※( )内は前売・団体料金。団体は20名より。
※前売券はイープラスほか各プレイガイドにて発売中。
作品を使用した絵柄入りチケットは、エキュート上野チケットショップなどで発売中。
※障がい者は無料。付添いの方は有料。
<関連情報>
メカニックデザイナー大河原邦男展 公式サイト
http://www.okawara-ten.com/
特設サイト
http://www.sankei.com/special/okawara/
公式twitter
公式facebook
http://www.facebook.com/okawaraten
上野の森美術館
電撃ホビーウェブ|【集中連載】大河原邦男展の楽しみ方①
https://hobby.dengeki.com/news/91665/
電撃ホビーウェブ|【集中連載】大河原邦男展の楽しみ方②_前夜祭レポート
https://hobby.dengeki.com/news/94743/
電撃ホビーウェブ|【集中連載】大河原邦男展の楽しみ方③ 海外のガンダムファンにも役立つトラベルガイド!
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