「S.R.D-S サイバスター Premium Edition」キットレビュー!<第1回>【電撃スパロボNo.051】
「電撃スパロボ!」では、今回から2回に渡って4月に発売となったコトブキヤのキット「S.R.D-S サイバスター Premium Edition」のレビューをお届けしていきます。完成した作例とともに、そのデフォルメスタイルと見どころをお届けしていきましょう。
S.R.D-S サイバスター Premium Edition① キットレビュー編
製作・文:富永高志
コトブキヤが展開している『スパロボ』のデフォルメプラキットシリーズ、「S.R.D-S」第4弾として、『第2次スーパーロボット大戦』から登場し、スパロボのオリジナルロボットの始祖ともいえる風の魔装機神サイバスターが加わりました。
サイバスター自体、人気機体ということで、コトブキヤのプラキットだけでも3種類、他社からもリアル/デフォルメ問わず多数立体物がリリースされるなど立体化に恵まれている機体です。その中で最新のサイバスターとなる今回のS.R.D-Sは、最新アイテムならではのアプローチで魅せる一体となっています。
完成させた状態で手に取ると「ゲーム画面のサイバスターそのもの」を見事に再現していると感じられます。可動についても、リアル頭身のS.R.G-Sに負けないどころか、むしろ腰回りのアーマーの独立可動などダイナミックな劇中ポーズの再現度でいえばこちらに軍配があがるかもしれません。コトブキヤの担当の方の本シリーズにかける熱意が伝わってくる完成度となっているでしょう。
また、一部パーツの差し替えによるサイバードへの変形ギミックと、プレイバリューの面も高いところも見逃せません。
また、立体化の機会が多いハイファミリアではなく、あえてファミリアを選定しているのも、本キットの面白い所ですね。
さらに、コトブキヤショップ限定の「Premium Edition」には、分割可能なバニティリッパーも追加されており、よりアクションポーズを楽しめるようになっています。
今回の作例では肉抜き埋め、塗装と最終的な組み付けを考慮した後ハメ加工を行った以外は、キット本来のシャープさを活かしてストレートに組んでいます。塗装に関しても、これまでの作例ではメタリックが多かったため、今回はベーシックな塗装表現を行いました。関節など紫の部分はつや消しに近い半光沢、外装部は光沢と、つやの差を表現しています。また、本体は若干青を強めにしています。一番の難関はシルバー1色で成型されているバニティリッパーの塗り分けですが……このあたりは頑張ってマスキングテープを駆使して塗り分けてください(汗)。
宿敵ネオ・グランゾンの発売も発表され、皆さんも対決ディスプレイへの期待感も高まっているはずです。まずはこのサイバスターをお手に取り、作っていただければと思います。
(関連記事はこちら⇒『スーパーロボット大戦OG』からネオ・グランゾンがデフォルメ体型で立体化!)
次回は実際に製作する際のポイントや塗装についてお届けしていきます。
S.R.D-S サイバスター Premium Edition
- ノンスケールプラスチックモデル
- 全高:約145ミリ
- 発売中
- 価格:7,200円(税抜)
- 発売元:コトブキヤ
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※「Premium Edition」はコトブキヤショップ限定アイテムです。
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