鍋奉行の「玩具道」――第13回・52TOYS「BEASTBOX」「MEGABOX」シリーズ(3)~犬タイプの「BEASTBOX」が4体合体!?新商品の画像を世界初公開!~
どうも、エンタメライターの鍋奉行です!
ということで、今回はいよいよインタビュー後半戦! 52TOYSの正規輸入元・マイルストンさんにて、担当者Aさんに引き続き「BEASTBOX」「MEGABOX」の魅力や最新アイテムについて語って頂きました。それでは、さっそく続きをどうぞ!
――個性的な各フィギュアが全て同サイズのキューブに変形し、しかもボックスチャージャーに収納されるというアイディアも、シリーズの統一感を高めています。
担当者A:ボックスチャージャーについては、「並べやすく収納しやすいので、片付ける際に便利」という評判も良く聞きます。初期は商品と別売りされていた時期があって、「ボックスチャージャーが足りないから単品で販売して欲しい」というリクエストもありますので、お応えできるように52TOYSと連携して頑張りたいと思います。
ちなみに「なぜ箱がモチーフなのか?」と言えば、52TOYSのプロダクトディレクターのこだわりで、「子供の頃に玩具を箱から取り出す瞬間の楽しさや、ワクワクする気持ちを表現したかった」からだそうです。
そもそもシリーズ最初のアイテムとなった「BB-01 DIO(ディオ)」にしても、当初はシリーズ化するつもりもなく、あくまでも「52TOYSのマスコットキャラ」として作られたものでした。その段階ではボックスチャージャーもまだなく、「キューブ状に変形するギミック」自体が「玩具の入った箱」を表現していたんです。
――最近の玩具としては、比較的安価で買いやすいイメージもあります。
担当者A:最近は原材料の高騰などの問題もありますが、引き続きお手頃な価格でご提供できるよう頑張りたいと思います。
――反響が大きかったアイテムは?
担当者A:最近ですと、やっぱり「52TOYS MEGABOX MB-17 ICARUS(イカロス)」は好評でしたね。変形・合体が存分に楽しめる、まさに男の子の夢が詰まったような商品だったので(笑)。
――「BEASTBOX」も、変形や可動が魅力的なアイテムが揃っていますね。
担当者A:シリーズ初期のラインナップは変形ギミックは比較的シンプルでした。それに対して最近のシリーズは、可動に関してもモチーフにしている生物に近付けるよう、細かい部分まで意識して設計されていると思います。特に最新のものは細かいパーツが多く緻密に作られているので、プレイバリューが高くなっています(笑)。
――最新作の「52TOYS MEGABOX MB-22 KIRIN(キリン)」も、これがキューブになるのが不思議なほどの出来栄えですね。
担当者A:これは日本の金属造形作家・坪島悠貴さんがデザインを担当された、アイテムの第2弾です。言わば52TOYSと日本のアーティストによるコラボアイテムなんですけど、前作の「52TOYS MEGABOX MB-14 CHINESE DRAGON(チャイニーズドラゴン)青龍」以上のこだわりを感じさせる出来になっていると思います。こちらはモチーフが神獣、つまり神様ですから、「BEASTBOX」ではなく「MEGABOX」となっています。
――個人的には、小さなペンギンフィギュアがそのまま4体くっ付いてキューブになる「BEASTBOX BB-08 ICEQUBE(アイスキューブ)」にも、意表を突かれました。
担当者A:そうでしょう! そうでしょう! ペンギンは、変形ギミックがだんだん複雑になってきた流れがあったので、あのシンプルさが逆にウケましたね(笑)。
――電撃ホビーWEBでは、熊の親子が合体してキューブになる「BEASTBOX BB-13KM KARMAKUMA(カルマクマ)」の紹介ページが、かなりびっくりするレベルのアクセス数を記録したそうです。
担当者A:喜んでもらえてよかったです。中国の52TOYSチームにも伝えたいと思います。
担当者A:ちなみにこの「52TOYS BEASTBOX BB-19 DESERTMETEOR(デザートメテオ)」は、変形ギミックは比較的シンプルなんです。ただ気軽にガチャガチャと変形させることができるんです。そういう意味では、繊細な変形ギミックが増えている一方で、シンプルな遊びやすさを持つアイテムも変わらず人気が高いと思います。
他には、変形以外に遊べるギミックがプラスされることが多いのも、「BEASTBOX」の特徴かも知れません。例えば「52TOYS BEASTBOX BB-45 STRATOSPHERE(ストラトスフェア)」は、背中のボタンを押すことで羽ばたきアクションを再現することができます。また個人的にオススメなのは、タコがモチーフの「52TOYS BEASTBOX BB-44 OLDONE(オールドワン)」ですね。
――個人的には、カメレオンのフィギュアに驚きました(笑)。
担当者A:「BEASTBOX BB-47 PHANTOMASTER(ファントマスター)」は特にプレイバリューの高いアイテムなんですけど、耳元のボタンを押すと舌が伸びるギミックが内蔵されていて、捕食用の虫フィギュアも付属しています。また、お湯などで35℃に温めると、体表の色が変化して模様が消えるという、フィギュアとしては非常に珍しい仕掛けも盛り込まれています。
――やはり日本製のフィギュアとは、毛色が違いますね。
担当者A:そういうところを面白がって頂けると、「BEASTBOX」をより深く楽しんで頂けると思います(笑)。
最後に、現在開発中の「BEASTBOX」最新アイテムをご紹介したいのですが……こちらが犬モチーフのフィギュア4体セット「犬4体合体(仮)」です。この画像は今回がメディア初公開となります。
担当者A:そしてこれら4体が合体すると、このようになります!
――恐竜ですか!? 何がどう合体しているのかまだ分かりませんが、これは面白いですね(笑)。
担当者A:キューブ4つ分という最大級のボリュームに加えて、可動もすごいことになっていますので、ご期待ください!
――本日は、ありがとうございました!
……以上、本コーナー初のインタビュー企画をお送りしましたが、いかがでしたか? 個人的には「BEASTBOX」と「MEGABOX」が……というよりも52TOYSさんとマイルストンさんが、ますます好きになりました。なお、このインタビュー収録後の2022年6月15、16日に開催された「東京おもちゃショー」では、「BEASTDRIVE」という、立方体ではなく自動車から生物型のロボに変形する新シリーズのアイテムも初公開されました。そちらの続報も要チェックです!
ということで、本コーナーでは今後も個人的に注目するアイテムを、深堀しつつご紹介していきたいと思います。
それでは、また!
ライター●鍋奉行
食玩や玩具を買い始めることで、人の心を取り戻したフリーライター。アニメ・特撮・フィギュアなどの記事を中心に、各方面で活動中。ロボ系玩具や可動フィギュアが好物で、食玩では特にミニプラシリーズに思い入れが強い。
共通DATA
- 素材:ABS
- サイズ:5×5×5cm(キューブ形態)
- 発売元:52TOYS
- 販売元:マイルストン
※以下、Amazonで2022年6月20日現在、正規価格で購入可能な商品および、これから発売予定となっている商品の価格と発売状況を掲載
DATA
52TOYS MEGABOX MB-17IE ICARUS ELITE(イカロスエリート)
- 価格:7,150円(税込)
- 2022年7月発売予定
52TOYS MEGABOX MB-22 KIRIN(キリン)
- 価格:3,850円(税込)
- 発売中
-
52TOYS BEASTBOX BB 08 ICEQUBE オリジナル
- 価格:3,172円(税込)
- 発売中
-
52TOYS BEASTBOX BB 13KM KARMAKUMA(カルマクマ)
- 価格:3,278円(税込)
- 発売中
52TOYS BEASTBOX BB-19 DESERTMETEOR(デザートメテオ)
- 価格:3,850円(税込)
- 発売中
52TOYS BEASTBOX BB-45 STRATOSPHERE(ストラトスフェア)
- 価格:3,520円(税込)
- 発売中
52TOYS BEASTBOX BB-44 OLDONE(オールドワン)特典パーツ付Ver.
- 価格:4,378円(税込)
- 発売中
52TOYS BEASTBOX BB-47 PHANTOMASTER(ファントマスター)特典パーツ付Ver.
- 価格:5,170円(税込)
- イベントでの限定販売を予定
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