バンシィとローゼン・ズール、ギラ・ズール2種の『機動戦士ガンダムUC』の機体が集結する「MOBILITY JOINT GUNDAM VOL.4」をレビュー!充実のEXパーツで強化・拡張がとにかく楽しい!

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共通関節であるモビリティジョイントによる可動範囲の広さと組み替えの自由度、そしてEXパーツを組み合わせた装備の拡張が魅力の食玩組み立てキットシリーズの第4弾、「MOBILITY JOINT GUNDAM VOL.4」。第3弾に続き、『機動戦士ガンダムUC』から登場する機体が中心のラインアップとなっています。

 

ユニコーンガンダム2号機バンシィ、ローゼン・ズール、ギラ・ズール、ギラ・ズール(アンジェロ・ザウパー専用機)と、ライバル機や敵陣営である「袖付き」が中心となってチョイスされた本弾。名前に「ズール」の入った同系統の機体が3種というのも特徴で、相互に使用できるEXパーツが多数準備されており、強化・拡張がいままで以上に楽しいセットとなっています。それでは、各機体のレビューにまいりましょう!

 

1:バンシィ

マリーダ・クルスの搭乗したユニコーンガンダム2号機・バンシィ。右腕にアームド・アーマーBS、左腕にアームド・アーマーVNを装備した姿です。バンシィ専用のデザインとなる獅子のタテガミのようなブレードアンテナや、胸部はもちろん新規造形。サイコフレームもホイルシールで輝きます。黒い機体色に浮かび上がるユニコーンガンダムの複雑なディテールが美しい。

 

頭部はユニコーンガンダムゆずりの良好なバランス。金色で大型のブレードアンテナがツインアイの上端を遮り、より眼光が鋭く見えます。

 

左右のアームド・アーマーはどちらも可動し展開できます。左腕のアームド・アーマーVNはネイル部に絶妙な角度がつけられており、開いたときに迫力ある表情を見せます。

 

2:ローゼン・ズール

ギラ・ズールをベースに準サイコミュ兵装とサイコジャマーを搭載したローゼン・ズール。親衛隊隊長のアンジェロ・ザウパーが搭乗し、ゼネラル・レビルの部隊を圧倒する活躍を見せました。量感ある上半身と細身の下半身の対比はアレンジ体型ながらしっかり表現されており、見事なプロポーションに。この完成度の高さは嬉しい!

 

やや俯瞰から見るとまるで薔薇の花のように見える頭部〜胸部。モノアイは頭部下面のレバーで左右に視線を振れます。

 

成形色で色分けがされている腕部クローは可動して開閉ができます。

 

3:ギラ・ズール

「袖付き」が配備・運用する量産機、ギラ・ズール。劇中でもさまざまなパイロットが操った名機です。ギラ・ドーガのデザインを汲みつつ、『機動戦士ガンダム』のザクを思わせる意匠を随所に盛り込んだデザインを絶妙なバランスで立体化。VOL.1のザク、VOL.2のギラ・ドーガ、VOL.3のリゼルと量産型には定評がある本シリーズですが、今回も満点の仕上がり!

 

ホイルシールで表現される袖をはじめとする装飾は質感も良好です。

 

量産型にはビーム・マシンガンが付属。後述のアンジェロ機などにも装備できます。

 

4:ギラ・ズール(アンジェロ・ザウパー専用機)

アンジェロ・ザウパーがローゼン・ズール以前に乗っていた専用カラーのギラ・ズールがこちら。量産型とは違い、両肩にはスパイクがついています。また、バックパックは親衛隊機が装備していたギラ・ドーガと同じ形状のものになっています。のちにローゼン・ズールに改修される機体で、カラーリングも同じくアンジェロのパーソナルカラーである紫になっています。

 

頭部にはブレードアンテナが追加されています。肩部のスパイクでより攻撃的な印象に。

 

武装は量産型と異なり、ビーム刃を展開したビーム・ホークが付属しています。

 

5:バンシィ&ローゼン・ズール用EXパーツ

ここからはMSを強化・拡張するEXパーツをご紹介。バンシィにはバンシィ・ノルンに換装するための武装とパーツ一式が揃っています。ローゼン・ズールにはシールド、腕部インコムの有線を展開する追加パーツとスタンド、さらに最終決戦で装着した右腕部に直結するシールドと盛りだくさんの内容。

 

6:ギラ・ズール用EXパーツ1

ランゲ・ブルーノ砲改とその専用バックパック一式、腰部に装着する予備マガジン、そしてブレードアンテナがついたギラ・ズール用のヘルメットパーツがセットとなったギラ・ズール用EXパーツ1。ランゲ・ブルーノ砲改はVOL.2のギラ・ドーガ用とは砲身のデザインが異なります。

 

7:ギラ・ズール用EXパーツ2

ビーム・ショット・ライフル、スナイパーライフル、シュツルム・ファウスト、シールド、アンジェロ機の装備したバックパックがセットとなったギラ・ズール用EXパーツ2。まさに武器セットといった布陣で、プレイバリューを大きく高めます。

 

それではEXパーツを組み合わせたプレイバリューをご紹介! まずはバンシィをリディ・マーセナスのバンシィ・ノルンに。下腕を変更し背面にアームド・アーマーXC、左腕にアームド・アーマーDEを、そしてリボルビング・ランチャーをセットしたビーム・マグナムを右腕に装備。アームド・アーマーDEはサイズも大きく、シールドで本体を隠すアクションも様になります。

 

モビリティジョイントは着脱自在なので、右脚を外せばネオ・ジオング戦でのダメージを受けた状態“風”にもできます。シューティングポーズも決まりますね。

 

アームド・アーマーDEは背面にも装着できます。アームド・アーマーBSとVNも組み合わせ、劇中では見られなかったアームド・アーマー4種のフル装備状態にも!

 

ローゼン・ズールにEXパーツからシールドを装備し、インコムをパーツで伸長。3連メガ粒子砲を伸長する有線はリレーインコム周辺部で斜め軸によって接続され、回転させるだけで角度を変更できます。可動トイなどで見られる構造ですが、これを有線武装に採用したのは強度と遊びやすさを両立するナイスアイデア! スタンドもついて長時間のディスプレイも安心です。

 

右腕を下腕ごとシールドに換装して、最終決戦での姿に。表情豊かに折れ曲がるインコムは迫力もさることながら、ディスプレイの幅も広くポージングが捗ります。

 

ギラ・ズールとEXパーツ1のランゲ・ブルーノ砲改、ブレードアンテナ装備のヘルメットをあわせれば、ガランシェール隊のギルボア搭乗機に。ランゲ・ブルーノ砲改はイラストのように右手でフォアグリップを持てるのもグッド。もちろん、両腕での保持も可能です。

 

アンジェロ機にランゲ・ブルーノ砲改を装備すれば、ネェル・アーガマ戦でシナンジュの後方に控えていた姿に。バックパックのボリュームは圧巻!

 

共通規格の恩恵で、ローゼン・ズールにランゲ・ブルーノ砲改を装備……なんて、モビリティジョイントならではの遊びもできちゃいます。サイコジャマーがなくなってしまうものの、なかなかのマッチングです。

 

EXパーツ2はギラ・ズール用の武装がてんこ盛り。まずはアンジェロ機が使ったビーム・ショット・ライフル。大型の武装でグリップの位置も両手で構えるために角度がついたものになっている独特の武装です。

 

アンジェロ機が装備していたバックパックも付属。左右にはジョイントがあり、ビーム・ショット・ライフルをマウントできます。

 

長砲身とスコープを持つスナイパーライフル。肩周りの可動で、ギラ・ズールのモノアイがしっかりスコープを覗けます。また、シールドはギラ・ドーガと同じ形状ですがガンメタルカラーで、一般機とアンジェロ機のどちらに装備しても違和感がありません。

 

シュツルム・ファウストはグリップに角度がついており、後端部を肩に乗せて構えられます。

 

紹介してきた装備は両肩のシールドやバックパックなどのさまざまな位置にマウントできるので、自分だけのフル装備ギラ・ズールを楽しめるのが本弾のチャームポイントといえましょう。

 

ギラ・ズールだけでなく、ローゼン・ズールも下腕部をアンジェロ機と交換すれば、各種武装が取り扱えます。成形色も同じなので違和感も少ないのも素晴らしい。この自由度もモビリティジョイントの魅力ですね。

 

「MOBILITY JOINT GUNDAM VOL.4」レビューでした。『機動戦士ガンダムUC』のギラ・ズール系の機体に注力しており、ボックス全体で揃えたときのプレイバリューは随一です。写真のようにマリーダのバンシィとギルボアのギラ・ズール……なんて夢の並びが作り出せるのもまた嬉しい。さまざまな姿のMSが楽しめるので、ぜひお気に入りの機体とEXパーツで遊び倒してみてください。

 

DATA

MOBILITY JOINT GUNDAM VOL.4

  • 全7種
  • 内容:組み立てキット(一部彩色済)、ガム(ソーダ味)1個
  • ラインナップ:
    1.バンシィ
    2.ローゼン・ズール
    3.ギラ・ズール
    4.ギラ・ズール(アンジェロ・ザウパー専用機)
    5.バンシィ&ローゼン・ズール用EXパーツ
    6.ギラ・ズール用EXパーツ1
    7.ギラ・ズール用EXパーツ2
  • 販売元:バンダイ キャンディ事業部
  • 価格:715円(税込)
  • 発売中
  • 売場:全国量販店の菓子売場など

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