神出鬼没連載!?ホロライブプロダクションのメンバーが自分の好きなものについてひたすら熱く語るコラム!~第5回・アキ・ローゼンタール「モノポリー」編~
毎回ホロライブプロダクションのメンバーが登場して、“ジャンルの垣根なし・なんでもアリ”で「自分が好きなものについて熱く語るだけ!」という、オタク全開早口推奨のコラム連載第5回! 今回は癒し系脳筋型ハーフエルフJKこと、ホロライブ1期生のアキ・ローゼンタールさんに、「モノポリー」について熱く語っていただきます!
アキ・ローゼンタール、「モノポリー」を語る!
ホロライブ1期生のアキ・ローゼンタールです! 今回は、アキロゼが愛してやまないボードゲーム「モノポリー」について語らせていただきます!
はじめに「名前は聞いたことはあるけどよく知らないよ~」という方に、モノポリーというゲームを簡単に説明させていただくと、モノポリーは20世紀初頭にアメリカで生まれた歴史あるボードゲームで、「お金」や「不動産」がテーマになっています。プレイヤーはすごろくの要領でボード上を回りながら土地を購入して、自分が所有する土地に他のプレイヤーが止まったらお金を徴収、最終的に自分以外のプレイヤーのお金からすべて搾取して破産させたら勝ち、というちょっとリアルな(笑)ゲームとなっています。それ以外にも、条件を提示して他プレイヤーと実際に話し合い、所有する土地を譲ってもらう“交渉”や、土地の“競売”があったりと、ほかのボードゲームにはない要素が詰まったとってもおもしろいゲームなんです!
アキロゼがこのモノポリーと出会ったのは、3年くらい前でした。もともとトランプやUNO、花札や百人一首、人生ゲームといったアナログゲームが大好きだったんですが、そのころ、「何かやったことのないボードゲームはないかな?」と新たなものを探していたんです。それでいろいろと調べていたら、「投資の勉強ができます!」みたいな売り出し方をしているゲームがあって。簡単なので小学生からでも大丈夫というし、ご時世の流れもあるしというところで「お金の勉強、ちょっとしてみたいなぁ……」という軽い気持ちで手を出してみたのが、モノポリーをはじめたきっかけでした。
それで実際にプレイしてみたら、なんとはじめからボロ勝ちしてしまって(笑)。「ちょっと才能見出しちゃったかな!?」「もしかしたらこのゲーム向いてるかも!」と調子に乗り出して、一気にハマってしまいましたね。一時期は毎日のようにやっていたし、ここまでハマったボードゲームははじめてでしたね~。
ちなみに「投資の勉強ができる!」という謳い文句につられたアキロゼですが、実際の投資はちょっと怖くてまだできていないです……。とはいえ、実際とは違うのかもしれないですが、「手元のお金をまず投資に使っていく」という考え方とか、「リスクとリターンの関係性」みたいな部分は、学べたといえば学べたなという気はしています(笑)。
イカサマし放題のモノポリーがあるって知ってました?
モノポリーはいわゆるボードゲームのアナログ版と、Nintendo SwitchやSteamなどでプレイできるオンライン版があって、どちらも好きなんですが、どちらかといえば、実際に何人かで集まってやるアナログ版が好きですね。最初にアナログ版で遊んでいたというのもありますが、自分の手でお札を数えるほうが、より「お金をやりとりしてる!」という感覚を感じられたり、サイコロを振りながらコマを進めるのがやっぱり楽しいんですよ。アナログ版には、たとえばキャッシュカード1枚で、お金のやりとりを自動で計算をしてくれる「モノポリーキャッシュカードエディション」や、マスの名前が日本の名所になっている「モノポリージャパン」など、さまざまなバージョン違いがあるんですが、一番ハマっていた時期にはとにかくもう、いろいろなバージョンを狂ったように買い漁っていましたね。
中には「イカサマを相手にばれずにしかけろ!」という「モノポリーチーターズエディション」というのもあって、そういった変わり種もかき集めてエンジョイしていました。この「チーターズエディション」は結構すごくて、「誰にも気づかれずに銀行からお金を盗めたら勝ち」とか、いろいろなところでちょろまかすんです。ちなみに銀行からお金を盗むのは、他プレイヤーがちょっと目をそらしたスキなどを狙ってアナログにやります(笑)。でも、プレイヤー全員がちょろまかそうとしているから、自分のイカサマに必死で、他人のイカサマを見抜けなかったりするんですよ。なんというか、騙し合いの真理っぽいですよね(笑)。ちなみに、イカサマがばれると本当に手錠をかけられます。
そうしていろいろな種類のモノポリーをプレイしてきたアキロゼですが、最近は1周回ってオリジナル版(モノポリークラシック)が一番楽しいなって思います。イカサマを仕掛けたりするのもおもしろいんですが、そこまでいっちゃうと同じテンション感の友達を探すのが難しいんですよね。それを楽しめる仲間たちとならめちゃめちゃ盛り上がるんですけど、「ええ……そこまでやる……?」みたいな感じで引かれちゃう相手だと、結局最後までできなかったりするんですよ。温度感が同じ相手を探すのが最高難度ミッションになってしまうんです(笑)。
勝ったときの気持ちよさをぜひ体験してほしい!
そんなモノポリーの魅力を語るならば、まずはなんといっても「勝ってるとめちゃくちゃ気持ちいい!」ということだと思います。もう、アドレナリンがドパドパでます(笑)。アキロゼの場合は、一番最初に勝ったときの気持ちよさで沼ってしまった感がありますね。ただ、負けているときは現実にお金がないときの感覚にちょっと近くて、思った以上にめちゃくちゃ苦しいです。1回のプレイ時間も結構長いですし、搾取する側とされる側にきれいにわかれてしまうので、終盤、お金が払えなくなると「はやく〇してくれ~」みたいになっている人が多いですね(笑)。さらには人数が多いと思うようにことが運ばなかったり、人間のいろんな部分が垣間見えるのもおもしろい。モノポリーという単語には「専売」「独占」というような意味があるんですが、その名のとおり独り勝ちで、あとのプレイヤーは全員敗者というのもボードゲームでは珍しいですよね。
あとはアナログ版の場合ですが、正式なルールにはない、自分たちだけの「ローカルルール」みたいなものを作れたりするのも楽しいポイントです。モノポリーでは条件を話し合いながら取引できる“交渉”があるわけですが、それを「じゃあ、代わりに飲み物を持ってきてあげるからこれちょうだいよ」というふうに交渉したりとか。そういう“場外乱闘”みたいな遊び方で盛り上がれるのはアナログならではですよね。
配信ではリスナーさんとガチバトル!
そうやってモノポリー沼にはまっていくと、やはりというか、「配信でもやりたいな!」と思うようになりました。それで企画したのが、リスナーさん参加型のモノポリー配信(Nintendo Switch版)です。配信ではアキロゼと参加してくれたリスナーさんがモノポリーで戦っているのですが、基本的には忖度抜きのガチで、バチバチにやりあっています(笑)。
オンライン版なのでアナログ版ほど好き勝手に“場外乱闘”をやれるわけではないのですが、たとえばコメント欄を見ながら「誰かをはめようぜ!」とか、逆に「かわいそうだから甘くしてあげて!」とか、みんなでワイワイ盛り上がりながらリアルタイムでコミュニケーションを味わえるのがおもしろいですね。おかげさまでモノポリー配信は好評で、「モノポリー配信が好き!」「モノポリー界隈からきました!」「モノポリー界の星になってくれ!」というような方々もいてくれて(笑)、配信でやってもすごく楽しめるゲームだなと感じました。破産ギリギリのところから熱い大逆転!とか、参加している人だけでなく見ている人もドキドキして楽しいですよね。あと、これはNintendo Switch版だけかもしれないのですが、ローカルルールに近い特殊なカード(いろいろな指示が書いてあるカード。「カードを引く」のマスに止まるなどでもらえる)があるのもオンライン版の特徴です。
配信で印象に残っているのは、モノポリーには「刑務所へ行け」(刑務所に収監されると、釈放されるまで身動きが取れない)というコマがあるんですが、アキロゼが刑務所に入っていると、ファンの方が「刑務所に入る」カードや「バスを使って〇マス進む」みたいなカードを使って、わざわざ会いに来てくれるんですよ。これを「会いに行けるムショドル」「ムショオフ会」なんていって盛り上がっていましたね(笑)。
ちなみに、アキロゼのプレイスタイルとしては、「相手がうまみを感じるであろう取引を頑張ってもちかける」というスタイルですかね。……いや、違うな。やっぱり札束で殴りにいく脳筋スタイルかも。とっても運任せなところがあると思います(笑)。
モノポリーは運の要素が強いゲームですが、世界大会(数年に一度おこなわれるモノポリー世界選手権)もあるくらいなので、運以外の勝ち方のコツやプロセスみたいなものも絶対にあると思うんですよね。それこそ確率論や読み合いみたいな、ガッチガチなお話になってしまうかもしれませんが……。いつか機会があったら、世界選手権に出場しているような猛者の方に、そういうのを聞いてみたいですね。そしてその方々が本当に投資がうまいのか、モノポリーを通じて成功者になっているのか……気になりますよね(笑)。
ホロライブ版のモノポリー、作れたらいいな
これからモノポリーで何かできるとしたら、いつかホロライブ版のモノポリーを作れたらいいなって思いますね。たとえば刑務所が大空警察になるとか、マスにホロライブメンバーゆかりの土地の名前をつけてみたり、カードの内容を「推しにスパチャする」とかにしたり。それで富豪だった人のお金が一気に減っちゃうみたいな(笑)。コマもホロライブメンバーにちなんだものが欲しいですね。いろいろ考えられる気がします。そういう独自ルールならファンの人も楽しめるし、ホロライブメンバーがプレイしても楽しいと思うんですよね。それを使ってユニーク大会とかもできたら盛り上がるだろうなぁ……。
モノポリーは「“お金そのもの”がテーマのゲームって、ちょっと直球すぎて……」と、敬遠してしまう方もいるかもしれないんですが、ルールは意外と簡単に覚えられるし、すごくおもしろいのでやらないのはもったいないです! 負けるとつらいですが、勝てば超~気持ちよくなれるゲームなので、尻込みしている人がいたら、運を味方につけて勝つまでやりましょう(笑)!
アキ・ローゼンタール PROFILE
あき・ろーぜんたーる。2月17日生まれ、ホロライブ1期生の異世界から来たハーフエルフJK。モノポリー以前はローカルルールを交えたアルティメットUNOに狂っていたとのこと。最近は麻雀を勉強中。「まだぜんぜんショボショボなんですけど、頑張って麻雀に挑戦中です! 普段ギャンブルをやるわけじゃないんですけど、負けず嫌いで勝負事が大好きな性質を持っていると思います(笑)」。
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