『宇宙戦艦ヤマト2199』〈メガルーダ〉をフルスクラッチ&艦艇精密機械画集のディテールで作る~製作月報第3回~
『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』に登場し、ガトランティスの艦艇として脅威を知らしめた「メダルーサ級殲滅型重戦艦〈メガルーダ〉」を、1/1000スケール・フルスクラッチで製作する今回の作例。
まずは前哨戦として、普段は中々お目にする機会のない作例製作の序盤の奮闘を、製作月報として毎月少しずつお届けしていきたいと思います。
(製作月報を含む、宇宙戦艦ヤマト2199 関連記事はこちらへ。)
こんにちは。SOY-YA!!でございます。
製作月報第3回。前回は〈メガルーダ〉の全体的な形をプラ板の箱組で作りました。今回はこれに上面の艦橋や艦底部の火焔直撃砲を取り付けていくベースとなるディテールを加えていきます。
この辺りになってきますと、「ここの形はどうなっているんだろう」「この線はどこにつながっているんだろう」と五面(平面)図と3Dモデル図を穴が開くほど見つめ、それからアニメで登場したときの映像をコマ送りしながら、ただひたすら作る。これの繰り返しです。いよいよ解明できないところは自分の解釈で再現する、ある意味もっともしんどい作業の連続です。
ディテールのサイズやシンメトリーを正確にするために、前回同様に1/1000スケールの平面図画像をIllustratorでトレース、プリントしたものを型紙にしてプラ板で組み立てていきます。平面図と劇中映像の元になる3Dモデルでは違うところがありますので、トレースの際は平面図を3Dモデルと同じラインにアレンジし直します。
この作業については、ただひたすら力押しで再現していくので、あまり参考にならないかもしれません。毎回毎回フルスクラッチはそんな感じです。ひたすら悩んで、放置して、そのうち時間が無くなって。でも切羽詰まってくると不思議とひらめきます。「ああ、こうすれいいんだ。」って。もっと早くひらめいてほしいのですが。
この連載は今年いっぱいの予定です。あっという間に半分終わってしまいした。残り3回しかありません。次回は〈メガルーダ〉の目玉である火焔直撃砲。あと余裕があればエンジンノズルや艦橋、回転砲塔等の製作をご紹介できればいいなあと思っております。
関連情報
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(c)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会 (c)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会