【ガンダムビルドファイターズ連載】ガンプラエース付録をレッドウォーリアに付ける(4)ジュリアンの新機体登場!
月刊ガンダムエース(毎月26日発売)連載のガンダムビルドファイターズ外伝『ガンダムビルドファイターズA-R(アメイジング レディ)』は、既刊の『ガンダムビルドファイターズA』の続編としてユウキ・タツヤの新たなる戦いが描かれています。
本連載『ガンダムビルドファイターズD-R』は、『ガンダムビルドファイターズA-R』と連動し、その登場機体を外伝のシナリオを手がけるスタジオオルフェ 千葉智宏先生に解説していただきます。
今月は、別冊の『ガンプラエース』発売記念企画! 「HGBF 1/144 ガンダムアメイジングレッドウォーリア」に、絶賛発売中の『ガンプラエース』付録「ガンダム・アスタロト用追加武装セット」をフクダカズヤが取り付け。今回は以前作成されたザクアメイジングにも装着! レッドウォーリアとはまたテイストの違う利用方法となっています。
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ザクアメイジング・月鋼
フクダです。「ガンダム・アスタロト用追加武装セット」はミリタリー色が強いので、ザクアメイジングでも似合いそうですよね~」みたいな発言から急遽製作する事になったザクアメイジング・月鋼。こちらの作例は2016年5月に製作、公開した「ザクアメイジング・ラピッド」を流用しています。実はラピッドは個人的な趣味でノーマルのザクアメイジングにも組み戻せるように作っておいたのです。が、まさかこのような形で再登場するとは当時は予想もしていませんでした(笑)。
ザクアメイジングはもともと戦車キットの砲身を流用した(という設定の)ロングライフルを手に装備している機体ですので、210mm対物ライフルもそのまま手に持たせています。レッドウォーリア用のようなギミックはなく、ストレートに組んでいます。
パイルバンカー・シールドは専用のジョイントパーツを製作し、ザクIIのシールドっぽく左肩に取り付けられるようにしています。専用のジョイントパーツは付録キットのA1-5とA2-12(もしくはA2-13)を加工して製作しています。作り方は以下の通りです。
パイルバンカー・シールドの専用ジョイント製作
さらに、パイルバンカー・シールドの両側面にはザクアメイジングのリアクティブアーマーを取り付けています。双方とも3ミリ径の凹穴なので、付録キットのランナーを切って使用しています。攻撃時の装備方法は左手に持つという付録キットの説明書どおりの方法。手首は「ビルドナックルズ(丸)」のLサイズハンドを使用しています。
塗装ですが、ザクアメイジング本体のカラーリングとはまったく違う色を使用しています。前述した戦車キットの砲身を流用したロングライフルのように、ザクアメイジングには適度にミリタリーの雰囲気が残っていますので、そちらにイメージを振り、レッドウォーリアのような一体感とは違った仕上がりとしてみました。
COLORING DATA
緑…123番・RLM83ダークグリーン:80%+GX02番・ウイノーブラック:20%
灰…333番・エクストラダークシーグレー
※すべてGSIクレオスのMr.カラー、Mr.カラーGXを使用
以上で「アスタロト用オプションセット」を使用したガンダムアメイジングレッドウォーリア・月鋼とザクアメイジング・月鋼の紹介は終わりになります。
今回はガンダムビルドファイターズの世界観での製作を行いましたが、原典である「鉄血のオルフェンズ」以外に他作品のガンプラと組み合わせても面白い形になるかもしれません。個人的にはパイルバンカー・シールドを2つ持たせて……とか、ガンダムデュナメスやジムスナイパーあたりに210mm対物ライフルを……なんて考えてしまいます(笑)。
正統派な組み合わせ、また意外な組み合わせと自由に遊ぶ事ができます。アイデアは考えなくても遊んでいれば自然と生まれてくる場合もあるので、ぜひみなさんもいろいろ試してみてください。
これにて、フクダカズヤによる「アスタロト用オプションセット」関連作例の解説は終了です。そ・し・て! 次回から始まるジュリアン・マッケンジーの、スタジオオルフェ千葉智宏先生によるガンプラ解説をついにお届け! 作者はなんと! ジュリアンの声優を務めた本郷奏多さん。次回から、本郷さんのガンプラ愛に溢れるインタビュー内容から、その作品まで、ガッツリお届けします。
ガンプラ塾でタツヤに7勝0敗で圧倒した男の新ガンプラ
V2ガンダムイマジンフルバーニアン
アニメーション本編の第7回大会で、イギリス代表のジョン・エアーズ・マッケンジー卿が急病に倒れ、彼にかわって出場したのが孫のジュリアン・マッケンジーです(ちなみに、マッケンジー卿がそのまま出場していたら使っていたであろうガンプラは、クロスボーンガンダムX2ジュリア。本コーナーで立体化して紹介しています)。
ジュリアンは、ガンプラ塾と呼ばれる組織で、タツヤと切磋琢磨していましたが、なんらかの理由でガンプラバトルをやめていたことがアニメ本編で語られました。これら詳しい経過は外伝コミック『ガンダムビルドファイターズA』の中で明かされているので、未読の方は、ぜひ読んでみてください。
ガンプラ塾では、圧倒的な強さでタツヤを圧倒し、もっとも三代目メイジンに近い男と言われていたジュリアンは、第7回でも、ウワサに違わぬ強さを見せつけました。勝負は三代目メイジンを継いだタツヤが手にしましたが、いきなりバトルに復帰し、なんの準備も出来ていなかったジュリアンは明らかに不利な状況でした。使用したF91イマジンも、ガンプラ塾時代に完成させたもので、使用頻度の高さからかなり関節部にダメージが蓄積したモノでした。
そして時代は流れ、第8回大会がはじまります。ジュリアンは万全の準備をして大会に臨みます。まずは、イギリスの代表になるための地方大会の決勝戦、ジュリアンの前に立ちはだかるのは、あの巨大な壁です。
第8回大会用にジュリアンが用意したガンプラはV2ガンダムをベースにしたものです。実はF91とVガンダムは、モビルスーツの小型化技術が進んだ時代の機体であり、両者はそれまでのガンプラより小ぶりです。
ジュリアンは、二機の特性を引き継いで、新たな世界大会用のガンプラを作成をしました。最大の特徴は背中のV字のドライブが2倍になっていることでしょう。文字通りV2です。また、F91で使い慣れたメイン火器ヴェスパーが本機にも移植されています。
さて本コーナーでは、紹介したガンプラを実際に立体化する訳ですが、今回はスペシャルなビルダーが登場してくれます。アニメーション本編でジュリアン・マッケンジーの声を担当された本郷奏多さんです。本郷さんの製作レポートだけでなく、ガンプラに対する思いや、制作時の考え方など興味深いレポートをお届けする予定です。ご期待ください。
なお、ホビーホビーでも、V2ガンダムイマジンフルバーニアンの記事を公開中です。他にもコミックに登場予定の第8回大会関連のガンプラも多数あり!
これにて、今月の『ガンダムビルドファイターズD-R』を終了します。次回は11月26日(土)に公開予定! 本郷さんのインタビューや、彼の作品をたっぷり紹介! おたのしみに!
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