スター・ウォーズ作例【1/144 AT-AT】を桜井信之が作る!!
バンダイのスター・ウォーズプラモデルのラインナップに、ついに「1/144 AT-AT」が登場しました! 以前からお伝えしているように、間違いなく“買い!”なキットです。製品仕様などは、過去の記事やバンダイの公式サイトをご覧いただくとして、さっそく桜井信之による作例をご覧ください!
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1/144 AT-AT
続々と発売されるバンダイの『スター・ウォーズ』プラモデルシリーズ。ついに「1/144 AT-AT」が発売されました。「AT-AT」は『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』と、続く『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に登場する帝国軍の四脚歩行のトランスポーターですが、印象的なのはやはり“EP5/帝国の逆襲”冒頭の氷の惑星ホスでの戦闘シーンでしょう。
映画公開当時はスター・ウォーズに歩行メカが登場したこと自体が想像外の出来事で、日本のアニメに登場する人型メカとはまったく異なるデザインとディテールにスター・ウォーズファンだけでなく、日本中が衝撃を受けました。
その後、この『AT-AT』にインスパイアされたと考えられるメカがアニメーションに多く登場したことからも、「AT-AT」が与えたショックと影響力が如何に大きかったかを感じ取ることができるでしょう(これは同じホスのシーンに2カットのみ登場した「AT-ST」についても同様のことがいえますね)。
さて「AT-AT」のプラモデルについてですが、古くはMPC製のキットから近年は(といっても5年以上も前のことですが……)ドイツ・レベル製の大型キットまで多数のメーカーからモデライズされてきました。今回バンダイから発売された「AT-AT」は、1/144スケールとのことですが、最新の資料に基づいたスケーリングでイメージ以上のボリューム感。そのポテンシャルと形状は、間違いなく決定版といえる出来栄えです。
特に脚部の複雑な可動構造には目を見張るものがあり、オリジナルプロップとほぼ同様に可動します。数多くの可動メカを作ってきたバンダイでなければ成し遂げられなかった偉業といえるでしょう。
▲脚部付近の可動とディテール。テストショットのレポートでもお届けしましたが、各部が連動するカンペキギミック! 塗装とウェザリングを施すことで、さらに映えます。
可動箇所だけでなく、各部の構造にも、かなりの工夫が凝らされており、同シリーズのドロイドやビークルのキットとも異なる構造は、組み立てていても新鮮で非常に楽しめる内容となっています。合わせ目もほとんどが装甲の継ぎ目部分にくるよう設計されているので、パチパチ組んだだけでも非常にリアルに仕上がります。ただし首部分のディテールに関しては、どこにパーツ分割ラインを設定しても、合わせ目消しを避けることができないデザインなので、きちんと合わせ目処理を行いましょう。
▲下面は細かいディテールが集中している箇所。劇中ではなかなか見ることができないので、立体資料的な意味合いでも見ていて楽しい角度です。
塗装については、オリジナルがグレー単色のため、単調にならないようグレー系塗料4色を使い、モットリング迷彩と同じ方法でマダラに塗装しています。その後エナメル塗料でウォッシングとウェザリングを行います。
今後は、4月に「ビークルモデル008 AT-ST&スノースピーダー」の発売が決定しています。サイズ的に「AT-AT」と並べるには最適ではないかと喜んでいましたが、なんと「AT-ST」に関してはEP5版とのこと! きちんとした形状でのキット化は初めてなので、今から楽しみです。ホント、いい時代になったものですね(笑)。
▲キットには、雪原を再現したベースが付属します。撮影では、それを4つつなぎ合わせて使用しました。複数買いしてつなぎ合わせるのも面白いでしょう。
DATA
1/144 AT-AT
- 1/144スケールプラスチックキット
- 3月30日発売予定
- 価格:4,536円(税込)
関連情報
(c)&TM Lucasfilm Ltd.