『太陽の牙 ダグラム』劇中シーンを完全再現!ブロックヘッド Xネブラ対応型でジオラマを作る!!(その3)
状況にあわせてジオラマベースを製作
森林ジオラマはこう作れ!
マックスファクトリーの新製品「COMBAT ARMORS MAX09 1/72 Scale アビテート T10C ブロックヘッド Xネブラ対応型」を、サエキコウイチが製作! 新規パーツとなるハンクとアーロンを使い、アンディ鉱山に身を隠した二人をジオラマで再現しました。今回で最終回。森林のジオラマベースや、ハンクとアーロンの製作をご紹介します。
※バックナンバー
- 『太陽の牙 ダグラム』劇中シーンを完全再現!ブロックヘッド Xネブラ対応型でジオラマを作る!!(その1)
- 『太陽の牙 ダグラム』劇中シーンを完全再現!ブロックヘッド Xネブラ対応型でジオラマを作る!!(その2)
COMBAT ARMORS MAX09 1/72 Scale アビテート T10C ブロックヘッド Xネブラ対応型 使用ジオラマ
ハンクとアーロン
▲二人の製作途中。ハンクは本編では頭を怪我して包帯を巻いているのでそれを再現。アーロンは血気にはやる様を表現すべくポーズ変え。下半身をエポキシパテで自作している。
ハンクとアーロンのフィギュアはこのスケールでちゃんと個人が特定できるのがスゴイです。ハンクは本編に合わせて頭の包帯を再現。アーロンはカップ片手にくつろいでいるポーズでしたが、下半身をエポキシパテで作り直して攻撃的なポーズに変更。血気にはやり激昂する若者と、それを静かに受け止めるベテラン……という図を演出しました。
ジオラマベース
ブロックヘッドのポーズが決まった段階で、それに合わせて発泡スチロール板を積層したものを削って地形を作ります。木製の箸をもとに樹木を製作、ベースに刺してレイアウトを考えます。なるべく少ない本数で充分な密度を表現するべく、気を使います。
森林ジオラマの場合に陥りやすいのが、周り一面にびっしり木を植えすぎて「テレポートしたでなし、こいつはいったいどこを通ってここに迷い込んだんだ?」という状態になりがちなこと。難しいところです。その後、表面にダイソーの粘土を盛り付けて地面を作り、ブロックヘッドが座ったことで抉られた部分を同時に造型。砂や小岩のテクスチャーはシーナリープラスターを粉のまま撒いて表現、アクセントとしています。
▲ベース。発泡スチロールの下地にダイソーの紙粘土を盛って地面を作り、部分的にシーナリープラスターを粉のまま撒いて木工ボンド水溶液で接着。テクスチャーにアクセントをつける。
草にはダイソーの乾燥コケ「グリーンモス」を使用。昔は無着色のものが「スズムシ飼育用コケ」として売られていて、よく使っていました。これ一種類だと単調になるので、鉄道模型用の「ターフ」「フォーリッジ」も部分的に織り交ぜ、グリーンモスをハサミで細かく切ったものや乾燥パセリをパウダー代わりに撒いています。固定にはスプレーのりを使用。上から木工用ボンド水溶液をたらして完全固定、アクリル塗料で部分的に塗装しました。
▲地面の草グリーンモスや鉄道模型用ターフをとりまぜて使用。草・葉ともに、スプレーのりを吹き付けた上に乾燥パセリを撒いて細かい葉っぱとしている。
針葉樹は木製箸の根元をエポキシパテで太らせ、樹皮のモールドをリューターで彫って幹とします。枝はリード線の芯をより合わせ、幹に穴を開けて黒い瞬着で接着。
葉には前述のグリーンモスを使用。木工用ボンドで少しづつ接着、バランスを見ながらハサミでトリミング。スプレーのりを吹いて乾燥パセリをふりかけ、エアブラシで軽く塗装して色味を整えました。
▲葉をつける前の木々。針葉樹の葉にはダイソーの乾燥コケ「グリーンモス」を使用。「スズムシ飼育用コケ」として売られていた頃から愛用しているアイテム。木工ボンドで枝に接着した。
ハンクとアーロンは都合3話にわたって登場しましたが、回を重ねるごとにキャラのテンションが変わっていくんですよね。特にアーロンは、復讐心をこじらせてどんどん煮詰まっていくのが……若さゆえの過ちというか。彼らの心理に想いをはせつつ、キットを製作しましょう。
DATA
COMBAT ARMORS MAX09 1/72 Scale アビテート T10C ブロックヘッド Xネブラ対応型
- 発売中
- 価格:5,556円(税抜)
- 発売元:マックスファクトリー
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