ビルトビルガーの相方“ビルトファルケン”を作る!<第4回>~テスラ・ドライブ完成~【電撃スパロボNo.104】

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製作・文●KuWa(FRAMEOUT MODELS)/編集●電撃ホビー編集部

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「電撃スパロボ!」第96回目に引き続き、「ビルトファルケン」を制作中です。前回から作業工程が一番多く、かつビルトファルケンの要となるテスラ・ドライブを製作中です。果たして、展開ギミックはどのようになったのか!?

 

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▲「ビルトファルケン」1/144スケールプラスチックモデル。価格:2400円(税抜)。※現在店舗在庫のみ。

 

※これまでの製作過程は、以下のバックナンバーをご覧ください。

第1回:ビルトビルガーの相方“ビルトファルケン”を作る!<第1回>~プロポーション変更~【電撃スパロボNo.91】

第2回:ビルトビルガーの相方“ビルトファルケン”を作る!<第2回>~腕部/脚部形状修正~【電撃スパロボNo.094】

第3回:ビルトビルガーの相方“ビルトファルケン”を作る!<第3回>~テスラ・ドライブ製作~【電撃スパロボNo.096】

 


1/144 ビルトファルケン④ テスラ・ドライブと全身の完成

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前回は変形するテスラ・ドライブをプラ板の積層で製作することとし、図面を引いて0.3ミリ/0.5ミリのプラ板を切り出し、必要枚数を貼り合わせてひとまず形にしました。今回はこれらを加工して完成させます。

 

テスラ・ドライブの完成

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引き続き背部中央のパーツで説明を続けます。プラ板積層したパーツを、翼のように上下が薄い形状に加工します。プラ板を積層したムクのパーツなので、ここではウェーブのヤスリスティックソフト180番でガリガリと薄く削ったあと、同400番で表面をキレイに整形します。製作に使用しているウェーブのプラプレートは比較的柔らかいプラ素材ですが、それでも結構力を入れて削るので、このような番手が荒くて裏に板がついたヤスリを使うと少し楽です。

 

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組み合わせたところ。プラ板貼り合わせのみよりも随分薄く感じ、翼っぽくなりました。また重ねるプラ板の色をグレーとダークイエローとで変えているので、どのぐらい削ったかがわかりやすいですね。

 

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同様に背中左右、腰部のテスラ・ドライブも製作します。背中中央と合わせて全部で5枚、パーツにして14あるので結構大変ですが地道に作っていきます。

 

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背中左右のテスラ・ドライブとその変形です。うっすら丸く透けているのが仕込んだネオジム磁石の位置で、変形前後の位置に磁石を置いて擬似的にスライド延長と展開を再現しました。グレーの基部のパーツに合うように製図したので、無加工でピッタリです。

 

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腰部のテスラ・ドライブは一番大きく展開するパーツです。やはり同じようにネオジム磁石で展開前後を固定しています。基部の白いパーツには下のグレーのパーツを接着、ここは頑丈に接着する必要があるのでスチロール用の流し込み接着剤で固定しました。

 

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完成したパーツとキットパーツの比較。背部中央は若干大型化しましたが他はほぼ同サイズで、厚みも0.5ミリ増えた程度で変形させることができました。ネオジム磁石式変形はとても便利です。

 

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なお、『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』の画像をもらえたので、テスラ・ドライブ展開時の様子を紹介します。テスラ・ドライブのパーツ形状や展開後の雰囲気などは実は設定画にないので、ゲーム画像がとても参考になりました。背部中央パーツのサイズ感もこちらをイメージしています。

 

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変形後は黒い部分が緑色に発光するとのことで、ゲームによって表現が違う場合がありますが、『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』では面発光しているようです。これはどう再現するか……。

 

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ついでにこちらの画像も。第1回で少し触れていましたが、この絵を頭部製作時の参考にしています。

 

さて、完成したテスラ・ドライブを本体に装着しました。少し枚数が多くなりますが、展開前後の画像をご覧ください。

201704WF18_21 201704WF19_22 201704WF20_23 201704WF21_24通常状態。背中中央が大きくなった他はサイズも一緒ですが、展開のためのパーツ分割や若干厚みが増したため、テスラ・ドライブの存在感が増したようです。

 

201704WF22_31 201704WF23_32 201704WF24_33 201704WF25_34こちらは展開後。背中左右パーツの伸長もあってかかなりのボリューム感ですね。

 

201704WF26_51 201704WF27_52 201704WF28_53 201704WF29_54 201704WF30_55テスラ・ドライブ製作の間に第2回で製作した腕・脚パーツの加工を反対側にも施しましたので改めて。結局全身にわたって手をいれることになりましたが、ビルトビルガーほどは加工せずに済みました。だいぶ設定画の雰囲気に近づけられたのではないかと思います。手首なども良い形状だと思うので、このまま活かして仕上げたいと思います。

 

これにて本体の加工やパーツの新造といった大掛かりな製作は終了、次回の完成編まで今しばらくお待ちください。それでは。

 


 

以上、テスラ・ドライブ完成編いかがだったでしょうか? 薄いネオジム磁石を使用することでスムーズな展開ギミックを可能としました。次回はいよいよ4回にわたって改修してきたビルトファルケンが完成しますので、お見逃しなく!!

 

DATA

ビルトファルケン

  • 1/144スケールプラスチックモデル
  • 全高:約16.5センチ
  • 価格:2,400円(税抜)
  • 発売中
  • 発売元:コトブキヤ

※現在店頭在庫のみ

 

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