ガイアノーツ試作塗料「ニパ子ブルー」も使用!!『フレームアームズ・ガール』グライフェンを改造してニパ子を作る!(その2)~塗装解説編

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製作・撮影・文●ちいたわからし/編集●電撃ホビー編集部

2018年10月28日(日)に開催された「第3回 おおさかホビーフェス」。会場では、先日発売されたばかりの『フレームアームズ・ガール』グライフェンを改造して、ゴッドハンド社のイメージキャラクター・ニパ子風に改造した作例が展示されました。半ば巻き込まれる形になった電撃ホビーウェブですが、ゴッドハンド社にて「2.85メートルのニッパーを作ろう」という企画も進行されてるようなので「大きいニッパー見てみたい」という野次馬根性で支援していきます。

 

そして前回は工作内容の説明だったため、今回は完成品を見ながら塗装に関しての説明をお送りします。

 

>>『フレームアームズ・ガール』グライフェンを改造してニパ子を作る!(その1)

 


 

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編集部:無事に完成しまたね。

 

ちいた:無事にかどうかは何ともいえませんが完成しましたね。

 

編集部:おおさかホビーフェスのイベントステージではゴッドハンドさんは神ヤスの使用法に関するお話、ガイアノーツさんは塗料に関するコツとサーフェイサーの仕様に関して、kneadのプロフィニッシャーである村川勝心さんは「プロとしての模型作りに関する心構え」などのお話をされていましたね。

 

ちいた:イベントトークショーならではの聞きごたえのある内容だったようですわよ。

 

編集部:それでは作例の解説に移りましょうか。

 

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ちいた:ホビーショーで製作した状態と見比べてみましょう。

 

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編集部:やはり全塗装されると違いますね! ライドビークルの鮮やかなブルーも目を引きます。

 

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ちいた:ガイアノーツさんが今回のために用意してくれた特色です。ツイート情報によると一般販売も検討されているようですよ!

 

 

ちいた:というわけで、せっかくご用意してくれた色なのでフル活用しています。装甲部分はまずホワイトで塗装し、ホワイトを残したい部分をマスキング、全体をニパ子ブルーでグラデーション塗装しました。

 

編集部:ゴッドハンド社のイメージカラーっぽい配色になりましたね。

 

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ちいた:フレーム部分は「使用感」が欲しかったので全体をサーフェイサーEVOブラックで塗装後、 戦車などの内装色で使われるインテリアホワイトでグラデーション塗装。エナメル塗料のグレー+ブラウンでウォッシングした後に、奥まっていない部分を雑に拭き取ることで「オイル汚れの残った使用感のある仕上がり」を目指しました。

 

編集部:装甲部分と対照的に汚れているはずなのに、意外と違和感がないですね。

 

ちいた:全体的にグラデーション塗装で統一しているので極端な違和感にはならないように気を付けています。さて、次はニパ子部分です。

 

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▲キットのフェイスパーツから加工したもの。

 

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▲オリジナルで描かれたフェイスパーツ。

 

ちいた:こねこのしっぽさんの描かれたフェイスパーツです。キットのデカールの上から書いたものと、完全オリジナルで描かれたもの2種用意してくださいました。2種ともにとても柔らかい印象の面相になっているので、その印象を最大限に活かすためニパ子のイメージから外れない程度に髪色を明るくグラデーション塗装で仕上げました。

 

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ちいた:現在のフィギュアのグラデーション塗装はクリアカラー重ね吹きによる透明感のある仕上げが主流なのですが、 今回は一番暗くなる影色の部分をニパ子ブルーで塗装してみました。

 

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ちいた:クリアカラーによる塗装のほうが透明感は出るのですが、重ね吹きによる濃度のバランス調整が難しいのです。そのためソリッドカラーで「一番暗い色」を最初に定義してしまうことで色のバランスを取りやすいようにしています。

 

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編集部:もっとも暗い部分が先に決まっているため、グラデーションの効果も顕著に出ているように感じますね。 で、このポーズは何なんなんですかね……。

 

ちいた:や、せっかくのニパ子なので何か変なポーズ取らせないといけない気がして……。では、パワードスーツ形態に変形させて全体を見てみましょう。

 

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編集部:塗装前も言いましたがスゴイ情報量ですね。

 

ちいた:塗装でバランス整えたのでだいぶスッキリしましたけど、 グライフェンの主要部分丸々背負ってますからね。ボリューム満点のキットだと思いますわ。

 

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編集部:ニパ子に改造しているものの、グライフェンちゃんの肉感的なプロポーションも魅力的だと思います。

 

ちいた:『FAガール』シリーズもプロポーションのバリエーションが増えてきて、選べる自由があるのは嬉しいですよね。最後に色々なポーズのグライフェンニパ子を見てもらって終わりにしたいと思います。

 

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DATA

フレームアームズ・ガール グライフェン

  • プラモデル
  • ノンスケール
  • 全高:約15センチ
  • 原型:宮下 憲一、渡部 雅史
  • 発売元:コトブキヤ
  • 価格:6,400円(税別)
  • 2018年11月発売予定

 

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