「僕はこんなに欲深かったんだな……」火野映司役・渡部秀さんの“欲望の強さ”が掴んだ「いつかの明日」がここに。『仮面ライダーオーズ10th 復活のコアメダル』初日舞台挨拶レポート

取材・撮影・文●キャプテン住谷

2022年3月12日(土)、『仮面ライダーオーズ』完結編であるVシネクスト『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』がいよいよ公開となりました。東京の新宿バルト9では初日舞台挨拶が行われ、渡部秀さん(火野映司役)・三浦涼介さん(アンク役)・高田里穂さん(泉比奈役)・君嶋麻耶さん(後藤慎太郎役)・岩永洋昭さん(伊達明役)、そして本作を担当した田﨑竜太監督の6名が登壇。上映を心待ちにする観客に向け、公開初日を迎えた心境を語りました。

 

 

 

「ようやくお届けすることができて、感無量です。皆さんのお顔を生で拝見することもできて嬉しいです(渡部さん)」「こうして皆さんの前に立てるのは、奇跡に近いことだと思います(三浦さん)」とそれぞれに初日を迎えた感想を述べるなかで、「最初にこの話(10周年記念のVシネクスト制作)を聞いた時は、“本当に実現できるのかな”というのが正直な気持ちでした」と君嶋さん。田﨑監督は「こういった10周年記念の映像作品はほかでもありますけど、俳優さんたちの合意とやる気が伴わないと成立しないんです。秀くんが第2・第3のプロデューサーとして働きかけてくれたおかげで実現できました。『オーズ』的に言えば、欲望。秀くんの欲望の強さを感じました」と話します。

 

そんな風に田﨑監督から評された渡部さんは「僕はこんなに欲深かったんだな……」と独り言のように受け、「僕ひとりではできませんでした。皆に声をかけながら意思確認していって、悩みながらも“やろう”と団結して。こうして皆さんの顔を見ると、信じて進んできて良かったと実感しています」と噛みしめるようにコメントしました。

 

自身の役における見どころを問われると、「とにかく映司という男は一貫している。パンフレットでも語らせていただきましたが、本編を観た後に考えていただければと思います」と渡部さん。一方の三浦さんはしばらく渡部さんと顔を見合わせた後、「難しいな……」とはにかみ笑い。「とにかく心を込めて演じました。思う存分、アンクを感じていただければ」と語りました。

 

高田さんは「この10年、比奈は何をやっていたのか考えた時に『映司くん元気かな』とか『アンクに会いたいな』とか、いろいろんな想いがあったと思うんです。だから、この2人とのシーンは心を込めて演じたいと思いました。アンクと2人で話すシーンがあるんですけど、撮影の予定が2回も雨で流れちゃったことがあって。やっと撮れたシーンなんですけど、私から見ても比奈の内面の強さとか、寄り添う力とかが際立っている場面になったと思います」と胸の内を吐露。

 

君嶋さんは「後藤ちゃんに関しては、10年前に撮影した作品なので、やっぱり当時とは違った見え方や空気感が出るのかなと思っていました。でも、いざ撮影してみると10年前と変わらない、『オーズ』という作品の良さが出せた現場でした」と振り返りました。岩永さんは「伊達はそんなに変わってないかなと思っているんですけど、後藤ちゃんとのやりとりが、10年ずっと一緒にいた訳じゃないのに信頼感が増したのかなと思います」とコメント。田﨑監督も「後藤ちゃんと伊達は本当に10年経ったのかと思うくらい、バディ感はバッチリです」と、これから本編を鑑賞する観客の期待をあおります。

 

本作の撮影秘話が話題になると、忘れられないエピソードがあると渡部さん。登場人物たちが全員集結する大事なシーンを撮影後、田﨑監督が駆け寄り「10年経ったからこそできたシーンだね」と声をかけたといいます。「僕はあの言葉を一生忘れないと思います。あのシーンが撮れたから、作品そのものがブラッシュアップされた」と言葉を絞り出す渡部さん。「覚えてます?」と渡部さんが田﨑監督へとパスを出すと、監督は「第1話の撮影時、一生懸命変身シーンを練習してたなぁとか、思い出しながら撮影してました。10年という月日が経ち、『オーズ』というカンパニーがここまで成長したんだと。あのシーンが撮れたのは本当に嬉しかった。監督冥利につきます」としみじみ応えました。

 

最後の挨拶では、「僕自身、いろいろな思いのなか精一杯演じました。何かが皆様の心に残って、生活をするなかで何かの力になれればと思います。僕自身、この作品に勇気をいっぱいもらいました。精一杯、生きていきたいと思います。頑張ります」と三浦さん。渡部さんは「先日、『オーズ』の主題歌を担当してくださった大黒摩季さんから『公開おめでとうございます。この作品に出会えて幸せでした』と連絡をいただきました。そんな大黒摩季さんを始め、『オーズ』はたくさんの人に支えられて成し遂げられた作品だと、今皆さんの顔を見て思います。公開中はぜひ、また何度でも10周年の物語を楽しんでいただけたらと思います」と結び、舞台挨拶の幕を引きました。

 

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