「みなさんのダイノガッツが届けばまた会えるかも」伯亜舞役の坂野真弥さんがサプライズ登壇した『爆竜戦隊アバレンジャー20th 許されざるアバレ』完成披露舞台挨拶レポート

公開日：2023年8月17日 19:46更新日：2023年8月31日 15:32

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取材・撮影・文●キャプテン住谷

2023年9月1日（金）より、期間限定上映開始となるVシネクスト『爆竜戦隊アバレンジャー20th 許されざるアバレ』の完成披露舞台挨拶が、新宿バルト9にて8月17日（木）に行われました。舞台にはアバレッド／伯亜凌駕役の西興一朗さん、アバレブルー／三条幸人役の富田翔さん、アバレブラック／アスカ役の阿部薫さん、アバレキラー／仲代壬琴役の田中幸太朗さん、木村ひさし監督、そしてこの完成披露にて出演が明かされた、伯亜舞役の坂野真弥さんがサプライズで登場！　本編鑑賞後のファンに向けてトークショーを披露しました。

大きな拍手に迎えられながら登壇後、「面白かったですか？　アバレンジャーでしたか？　ダイノガッツはそこにあるのかい？　1・2・3！　ダーッ!!」と早速アバレる西さん。本作のプロデューサーも務める西さんに今の率直な気持ちを問うと「今日初めてお客さんに見てもらうということで、ソワソワしてました。みなさんの面白かったという声が聞けて良かった」と安堵混じりの笑顔。そんな西さんを指して、田中さんが「甘味料（感無量を言い換えるボケ）ってことですね」と言い放つと、富田さんが「こんなつまんないボケする!?」と突っ込むシーンもあり、会場は笑い声に包まれました。

「毎日Gロッソに通っている気分だった」と撮影を振り返る木村監督は、普段はTVドラマを手がけることが多いと話題に。西さんは「以前一緒にお仕事をした時に、特撮が好きと聞きまして。木村監督の演出はアバレンジャーと相性が良いと確信してましたので、オファーさせてもらいました」と経緯を明かしました。

本編の最後には「またね」というメッセージが記されており、MCから「続編があるということですか？」と質問があると「正直言いますと、アバレンジャーとしての全力は出し切りました。僕たちがそろってスクリーンに出るのは最後だろうという気持ちでやっています。でも、未来は分からないですから。僕たちもまさか20年後にアバレンジャーになるなんて思ってなかったし、みなさんのダイノガッツが東映に届けばまた会えるかもしれません。……みんなアバレンジャーがまた見たいかーっ!?（大きな拍手や歓声で応えるファンたち）聞いたかプロデューサー！　これがアバレンジャーの人気だ!!」と西さんがジョーク交じりに訴えかける場面もありました。

舞台挨拶の終盤では、西さんたちによる生変身ポーズ＆名乗りを披露！　西さんは本作に登場する超アバレマックスの名乗りも行いました。「（超アバレマックスの名乗りは）今日しかやらないですから！」と話す西さんに対して、「僕が2週間前くらいに“絶対やれよ”って言っておきました」と阿部さんがアピールするなど仲の良さがうかがえるやりとりもありました。

さらに、ここで坂野さんがサプライズ登場！　事前に一切知らされていなかったファンたちからは悲鳴に近い歓声があがりました。20年ぶりに『アバレンジャー』への出演を果たしたことについては「20年ぶりにみなさんにお会いする時、とても緊張して。でも“久しぶり、大きくなったね”って優しく迎えてくれて……甘味料です！（笑）」と田中さんのボケを引き継ぎながらコメントしました。

さらにさらに、最後はなんと20年前のように、西さんが坂野さんを抱っこすることに！　26歳になった坂野さんに対して「これハラスメントにならないですか!?　一番危ない年齢差じゃん！」とテンパる西さん。富田さんが「本人に許可を取ればいいじゃん！」とパスを出し、それを受けた西さんが「抱っこしていい？」と問いかけると、坂野さんは「もちろん！」と快諾。すると坂野さんの背後から田中さんが両手を広げながら歩み寄り、「お前はいいんだよ！」と西さんにツッコまれるという展開もありました。

▲何故か富田さんを抱っこして対抗する阿部さん。

「20周年作品ができたのは、本当に奇跡です。（アバレンジャーの）5人がそろったのも、舞ちゃんが出てくれたことも、監督だって本当はスケジュールが合わなかったんですけど、ギリギリなんとかなって。色んな奇跡が起きたけど、僕は（本作がお客さんの人気によって）上映期間が伸びる奇跡が見たいです！　“面白かった”でも、“つまらなかった”でもいいです。とにかく感想をつぶやいてください！　よろしくお願いします！」と西さんの情熱あふれる挨拶によって、舞台挨拶は幕引きとなりました。